下書きに残っていたので供養
「いわゆるIoT」を感じられる一品に
Raspberry Piを色々なセンサやアクチュエータと組み合わせて、色々なことができます。
中には電気回路設計をしなくても良い(オールインワンの)ものもあります。
例えばHATは、GPIOにそのまま差し込んで色々なことができるシロモノです。
ここでは、周りの環境測定に特化したEnviro pHATを使ってみます。
PIMORONI: Getting started with Enviro pHATより
Enviro pHATの使い方
基本的に下記サイトに書いてあることが全てです。
PIMORONI: Getting started with Enviro pHAT
pythonライブラリを用意してくれているので、非常に簡単に使えます。
curlして、python上でimportすればおk
curl https://get.pimoroni.com/envirophat | bash
import envirophat as ev
測定上の精度や単位に注意が必要です。
精度は、型番から調べることができます。
単位はドキュメントを読むと書いてあります。
Enviro pHATで出来ること
1. 光・色測定
TCS3472 による光・色測定が可能。
ev.light.light() #光強度 [lux]
r, g, b = ev.light.rgb() #色強度 [-] (0-255)
2. 気圧・温度測定
BMP280 による気圧・温度測定が可能。湿度センサはなし。
ev.weather.pressure() #気圧 [hPa]
ev.weather.temperature() #温度 [degC]
3. モーションセンサと磁気測定
LSM303D による3軸加速度・磁気測定が可能。
x, y, z = ev.motion.accelerometer() #加速度 [G (= 9.806 65 m/s2)]
ev.motion.heading() # 向き [deg]
4. LEDの点灯
ev.leds.on() #点灯
ev.leds.off() #消灯
5. アナログ入力
ADS1015 によるAD変換が可能。
詳細はデータシートを参照。
室内環境モニタリング
ここでは、室内の気圧・温度を測定して、1時間後のそれぞれの値を簡単に予測したいと思います。
いくつかのパッケージがインストールされていることを前提とします。
普通にpipでインストールできます。
sudo pip install --no-cache-dir ipython matplotlib pandas
(cacheの問題がmatplotlib導入時に良く起こるみたいです。)
a. 気圧・温度測定
測定は先に述べたように簡単に行えます。
b. 測定値のプロット
測定しながらインタラクティブにプロットするための方法として、ここではJupyter Notebook上