概要
論文を書くとき、散布図や近似直線を作る機会は多いです。
私はこれまで Excel や Python を使っていましたが、毎回いくつかの不満がありました。
- 軸ラベルや単位の調整が面倒
- 数式を綺麗に表示したい
- CSVを読み込んですぐにグラフにしたい
- 近似直線や回帰式を手軽に表示したい
- PNGとしてそのまま論文やスライドに貼り付けたい
もちろん、それぞれを実現する方法はあります。
しかし、
「CSVを読み込んで、論文品質の散布図を数クリックで作る」
という用途に特化したツールは意外と見当たりませんでした。
作成したアプリ
そこで私は以下のグラフ作成アプリをReactで作成しました。

グラフ部はパン・ズームが可能であり、凡例位置もドラッグで移動させることが可能である。
グラフをpng画像出力することが可能であり、以下のような画像が得られる。

現在実装できている機能
- 散布図の描画
- データ点の手入力
- CSVからのデータ読込
- 系列ごとの色・名称変更
- MathJaxによる数式ラベル表示
- 最小二乗法による近似直線
- 傾き・切片・不確かさの表示
- パン・ズーム
- 凡例表示
- PNG出力
まだ発展途上ですが、実際に研究で使えるレベルを目標にしています。
この開発で重視していること
単にグラフを描けるだけではなく、
- 論文にそのまま貼れる見た目
- 数式や単位を綺麗に表示できること
- 解析結果が分かりやすく表示されること
- GUIだけで完結すること
を意識しています。
研究では、グラフを何十枚も作ることがあります。
そのたびに細かな調整を繰り返すのではなく、「データを入れたらそのまま使える」体験を目指しています。
今後実装したいこと
- 対数軸への対応
- ズーム機能の強化
- UIのブラッシュアップ
おわりに
今回の開発では、「グラフを描く」ことよりも、「論文で安心して使える」ことを目標にしています。
2026/7月末の完成を目指しており、8月にはデプロイし記事化する予定になってます。