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エンジニアなら知っていて欲しい、トラブルになりそうな顧客の見分け方チェックリスト

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Last updated at Posted at 2026-02-27

はじめに

フリーランスや受託開発のエンジニアをやっていると6年ほどやっているが、ファーストインプレッションで「この方はトラブルになりそうだ」と感じるようになる。

大体は最初のMTGの時点で違和感があり、チャットのやり取りや日々のやり取りで「疑心暗鬼」になり、プロジェクトもうまくいかない、最悪失敗となる。

俺自身、何度か地雷を踏んできた。その経験を元に、私の主観バリバリ入ったシグナルを「撤退しましょう」「危険」「注意」の3段階でまとめた。

これからエンジニアとしてフリーランスや受託開発を始める人にはぜひ読んでいただきたいです。

撤退しましょう

このシグナルが出たら、基本的に案件を受けないほうがいい。受けた後に気づいたら撤退を検討してほしい

シグナル なぜ撤退なのか
支払い期限を守らない・遅れる・忘れる 金にルーズな人間は改善しない。一度遅れたら二度三度と遅れる。最終的に「払えない」になる。そもそも支払いを忘れるという時点でこちらの仕事をリスペクトしていない
脅迫まがいの交渉をしてくる 「お金払わないよ?」「できなかったら裁判するよ?」── これはビジネスの交渉じゃなくて恫喝。まともな取引先はこういう言い方をしない。要求を通すために相手を脅す人間とは、どんなに金額がよくても仕事しちゃダメ
複数人が均等な力関係でビジネスオーナー 誰が意思決定者か分からない。AさんがOKと言ったのにBさんがひっくり返す。全員の承認が要るからスピードが遅い。最悪、内部分裂に巻き込まれる。「決裁者が誰か」が明確じゃないプロジェクトは必ずこじれる

まぁこの辺りは当然っちゃ当然で、書くまでもないレベルある。
とはいえ一部の業界は結構これがあるので気をつけたい。

危険

危険ラインは「本人の責任意識が低い」というケースが多い。

例えば、「MTG時間の変更が多い」ということは、このプロジェクトより他のことのほうが優先順位が高いということだ。「わからないのでよろしく」は、最終的な意思決定を他者に委譲しており、自分は責任を取らないという宣言とも捉えられる。

このラインはビジネスする上で「相手のモチベーションも管理する」という大事なマインドが欠落していると私は考えている。

シグナル 責任意識の欠如パターン
MTG時間の変更が多い こちらの時間より自分の都合が優先。プロジェクトの優先順位が低いことの表れ。こういう人はスコープ変更も平気でやる
MTG中にタバコを吸う ビジネスの場という認識がない。つまりこのプロジェクトに対する緊張感がない。相手にどう見られているかを気にしていない
MTGが外出先 カフェ、車の中、歩きながら。片手間でいいと思われている。こちらの話をちゃんと聞く気がないし、自分が参加する責任も感じていない
自分の理想 = 100%通ると思っている人 予算・納期・技術的制約を説明しても「でもやって」。相手側にも制約があることを理解する責任を放棄している。結果、仕様変更地獄になる
「わからないのでよろしく」の人 意思決定の責任を丸ごと他者に委譲している。わからなければ学ぶか聞いて確認するべきである。こういう人に限って、最終的に「思ってたのと違う」で揉める
中抜きを提案してくる人 「間に入ってる会社を外して直接やりませんか?」── 既存の契約関係に対する責任意識がゼロ。こういう人間は次にあなたとの契約も同じように扱う
「本業が忙しい、副業だから」と言ってくる人 レスポンスが遅い言い訳に使っている。プロジェクトに対するコミットの責任を自ら下げている。相手のペースに付き合うとプロジェクトが永遠に終わらない
土日や営業時間外に電話してくる人 「今思いついたから電話した」タイプ。相手の生活を尊重する責任を感じていない。チャットならまだしも電話なのがポイント

注意

この辺りは個人的な違和感系です。
食べる時にくちゃくちゃ食べる、箸の持ち方がおかしい、など気にならない人は気にならない系。

シグナル 補足
MTGに遅れてくる。お詫びもない 数分の遅刻は誰でもある。問題は「すみません」が一言もないこと。相手の時間に対する意識が見える
MTG中に顔出ししない 全員カメラオフの文化もあるから一概には言えない。ただ、初回MTGで顔を出さない人は警戒していい
チャットの名前が本名と違う ハンドルネームや偽名。趣味のコミュニティならいいが、ビジネスの場で本名を出さないのは不自然
チャットのアイコンがおかしい 自分の顔写真、ペットの写真、趣味の写真、旅行先の写真 ── これらは普通だが、芸能人のアイコン、好き嫌いが分かれるキャラクターの写真、ロレックスや外車などで自分が所有しているところの写真
ホームページがない 2026年にWebサイトがない会社。事業の実態が見えない
会社登記が終わっていない 「今登記中なんですよ」は、まだ法人として存在していないのと同じ。法人相手のつもりで受けたら個人取引だったというパターン
メールアドレスがフリーアドレス Gmail、iCloudなどのフリーメール。独自ドメインを持っていない。コストの問題じゃなくて、事業としての本気度の問題
インボイス番号がない 免税事業者であること自体は問題ないが、2023年のインボイス制度以降、番号がないと経理処理が面倒になる。そしてその面倒をこちらに押しつけてくる可能性がある
LINEでやり取りしたがる ビジネスのやり取りをLINEでやると、ログが流れる・検索できない・既読プレッシャーがある。SlackやChatworkを使わない理由は「ITリテラシーが低い」か「公私の区別がない」のどちらか
言葉遣いがビジネスの場に適さない タメ口、ネットスラング、過度にカジュアル。距離感がバグっている
語尾がビックリマークだらけ 「お願いします!」「了解です!」「よろしく!」── 元気がいいんじゃなくて、文章で感情をコントロールする力がない
服装がフォーマルでない 襟なし、ジャケットなし。IT業界はカジュアルだけど、初回の商談でそれをやる人は「場に合わせる」意識が弱い
Zoomなどが無料バージョン 40分で切れるZoomを使っている。月2,000円程度のツールに投資しないということは、ビジネスにかける本気度がその程度
オンラインMTGに数分遅刻するが謝罪がない 上にも書いたが、大事なので2回言う。時間を守れない人は約束を守れない
継続的な案件があることをチラつかせる 「今回うまくいったら次もお願いしたい」「長期で一緒にやりたい」── 今の案件の条件を飲ませるための餌。その「次の案件」は大体来ない

このラインは私もやっちまっている可能性があるので、自らにマナー講師を憑依させて自分の違和感についてコメントに書いて欲しい。

おわりに

トラブル発生率が高い顧客を避けるのも立派なスキルだ。

駆け出しの頃は「仕事を選ぶ余裕なんてない」と思うかもしれない。でもトラブル案件に時間を取られて消耗するより、その時間で営業した方がトータルでは稼げるというのが私の2026年2月現在の結論である。

このチェックリストが、誰かの役に立てばよい。

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