バーチャルブラウザウェブアプリ n*eko を試してみた

n*eko ってなに？

n*eko は browser を streaming してくれる web app で、docker で host 可能

見ていただいたほうが早い

参考

• https://github.com/m1k1o/neko/tree/master
• https://www.vksec.com/300_neko%E6%90%AD%E5%BB%BA%E8%AE%B0%E5%BD%95.html

所感

• 良かったところ
  • 導入らくちん
    • もともとは使い捨てのブラウザを用意したくて仮想のUbuntuのブラウザをRDPやらVNC等々でリモートアクセスしていたが、使えるところまでひと手間なのに対し、
      n*ekoであれば、dockerで建てるだけ (エラーもあったが)
  • ホスト側の負荷が軽い
    • ベンチ取っていないが、上述の仮想Ubuntuの場合より 2分の1 〜 3分の1くらいの負荷で済んでいる気がする
    • ブラウザゲーはやってみていないのでわからないが、CPU 1コア割当なので期待できなさそう
• イマイチなところ
  • フォント
    • しかたないが、用途的に気にならないのでOK
• ほか
  • 操作感はちょっと早くしたIP-KVMみたいな

導入方法 と エラー

導入: docker compose

networkを host (NATしない) 形式にしないと後述ハマったエラーのエラーでにゃんこアイコンを眺め続けることになる

compose.yml

services:
  neko:
    container_name: neko
    image: "m1k1o/neko:firefox"
    restart: "unless-stopped"
    shm_size: "3gb"
    expose:
      - "8080"
      - "8081/tcp"
      - "8082/udp"
    network_mode: host
    environment:
      NEKO_SCREEN: 1600x900@60
      NEKO_PASSWORD: neko
      NEKO_PASSWORD_ADMIN: nyanko
      NEKO_TCPMUX: 8081
      NEKO_UDPMUX: 8082

NEKO_SCREEN 設定値はdockerコンテナで x11-xserver-utils を apt で入れて、 xrandr を叩くと一覧取れる
n*ekoにログインしたあと選択肢から変更可だが、自分はあとから変えて長期稼働大丈夫かわからんので最初から使う設定で入れるように書き直し&upし直し

ハマったエラー

NATが悪さしているっぽかった
NATが悪いときはNATしないのが一番

WRN negotiation is needed module=webrtc
ERR creating offer failed error="InvalidModificationError: invalid proposed signaling state transition: have-local-offer->SetLocal(offer)->have-local-offer" module=webrtc

• https://github.com/m1k1o/neko/issues/406
  • 投稿時点では未解決で、 NEKO_NAT1TO1 も設定してみたがNG