IGCSE(International General Certificate of Secondary Education)
IGCSEのについてまとめたのでここに記録しておく
STEM 関連であれば大学のCompurter Scence等に近いかも
IGCSE(International General Certificate of Secondary Education)はイギリスの義務教育修了資格になり、ケンブリッジ国際中等教育修了証とも言われています。国際的に中等教育を修了した証明の国際資格になります。
イギリスの教育制度は、5~11歳の6年間が初等教育、11~18歳の7年間が中等教育となっており、大学進学希望者は、通常16歳でGCSE(General Certificate of Secondary Education)を受験して当該資格を取得します。IGCSEはGCSEをベースに国際的に通用するようにアレンジされた海外向けのGCSEになり、インターナショナル生はIGCSEを受験し資格を取得します。
IGCSE(International General Certificate of Secondary Education)のカリキュラムは、非常に柔軟で多様な科目から構成されています。以下に、IGCSEの主要な科目を表形式でまとめました。
科目グループ | 科目例 |
---|---|
言語 | 英語(第一言語、第二言語)、フランス語、ドイツ語、中国語など |
数学 | 数学、追加数学 |
科学 | 生物、化学、物理 |
人文・社会科学 | 歴史、地理、経済学 |
クリエイティブ・技術・職業 | 音楽、美術、演劇、ビジネススタディ、デザイン技術 |
情報技術 | コンピュータサイエンス、ICT |
IGCSEのカリキュラム概要
- 対象年齢: 14歳から16歳(日本の中学2年生から高校1年生に相当)
- 選択科目数: 生徒は通常9から12科目を選択し、必修科目として英語、数学、科学が含まれます。
- 試験回数: 年に2回(5月・6月と10月・11月)実施されます。
特徴
- IGCSEは世界中で広く認知されており、多様なバックグラウンドを持つ生徒に対応しています。
- 各科目には異なるレベルがあり、生徒は自分の能力や興味に合わせた選択が可能です。
このように、IGCSEは国際的な教育環境での学びを重視しており、生徒に多くの選択肢を提供しています。
IGCSEの数学と情報技術(ICT)について、詳細な内容を以下にまとめました。
数学(Mathematics)
概要
IGCSE数学は、数学的な原則や概念を理解し、問題解決能力を養うことを目的とした科目です。生徒は基礎的な数学スキルを身につけ、さらに高度な数学的思考を発展させることが求められます。
主なトピック
トピック | 内容 |
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数(Number) | 整数、分数、小数、割合、指数法則などの基本的な数の操作と概念。 |
代数(Algebra) | 代数式の操作、方程式の解法、不等式、関数の理解など。 |
形と空間(Shape and Space) | 幾何学的な図形の性質、面積、体積、三角関数など。 |
確率と統計(Probability and Statistics) | 確率の計算、データの整理と分析、平均・中央値・モードなどの統計的手法。 |
評価方法
- 試験形式: 通常、2つの試験が行われ、それぞれが全体の成績に50%ずつ寄与します。試験は選択肢に応じて「コア」と「拡張」の2つのレベルがあります。
- コアレベル: 基本的な問題が中心で、全ての生徒が受講可能。
- 拡張レベル: より難易度の高い問題が出題され、高度な数学的思考が求められます。
情報技術(ICT)
概要
IGCSE情報技術は、生徒にコンピュータとその利用方法についての知識とスキルを提供することを目的としています。この科目は、情報処理能力やデジタルリテラシーを向上させるために設計されています。
主なトピック
トピック | 内容 |
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コンピュータシステム(Computer Systems) | コンピュータの基本構造、ハードウェアとソフトウェアの役割。 |
データ管理(Data Management) | データベースの設計と利用、データ入力・処理・出力に関する技術。 |
プログラミング(Programming) | 基本的なプログラミング概念やアルゴリズム設計、簡単なプログラム作成。 |
インターネットとその利用(The Internet and its Uses) | インターネット技術、ウェブサイト作成、安全なオンライン行動について。 |
評価方法
- 試験形式: 実技試験と筆記試験が組み合わさった評価が行われます。課題やプロジェクトも評価に含まれる場合があります。
- コースワーク(Coursework): プロジェクトや課題を通じて実践的なスキルを評価します。
Reference