#はじめに
これまでクラウド開発をしたことがないものの、クラウドの基礎的な知識を身につけたいと思い、Microsoft認定資格プログラムのAZ-900: Microsoft Azure Fundamentalsを取得しました。

当初、「IaaSとPaaS？」、「リージョン？？」、「コンテナ？？？」など、クラウドの基本的な知識はほぼありませんでした。

私と同じように、「クラウドの知識をつけたい」と思っていらっしゃる方には、Azureだけでなくクラウドの基本的な知識も出題範囲となるAZ-900の受験をオススメします。AZ-900の試験対策を通して、クラウドに関する入口の知識を学べたと感じたからです。

この投稿では、AZ-900合格に向けた私の勉強法についてメモしておきます。これからAZ-900を受験するという方の参考になれば幸いです。

#試験の概要
試験は以下の概要で実施されます。(2020.5現在)

試験時間：60分
合格点：700点/1000点
費用：13,750円(税込)
試験場所：オンライン受講、テストセンター
試験日：随時
試験範囲：　（注：2020/11に試験内容の変更があったようです）

内容	出題の割合
クラウドのコンセプトに関する説明	20〜25％
コアAzureサービスに関する説明	15〜20％
Azureのコアソリューションと管理ツールに関する説明	10〜15％
般的なセキュリティおよびネットワークセキュリティ機能に関する説明	10〜15％
ID、ガバナンス、プライバシー、およびコンプライアンス機能に関する説明	20〜25％
Azureのコスト管理とService Level Agreementsに関する説明	10〜15％

詳細や受験方法はMicrosoft公式ページをご覧ください。

#活用した教材
以下の書籍やHPなどを活用して勉強をしました。

以下の3つは非常に重宝しました。

次に、補助的に以下の２つを活用して勉強しました。

イラスト図解式この一冊で全部わかるクラウドの基本第2版
ポイントを速習！「Azureの基礎（AZ900）」をみんなで学ぶ

#試験対策の進め方
まず、合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集（以下、テキスト＆問題集）をしっかり読みました。この本はポイントをシンプルに抑えていているので、ざっと全体感をつかむのに適しており、Azureを初めて扱う人には向いているのではと思いました。（ただし、このテキスト＆問題集は２０年3月の発行となっており、少し古いので注意が必要です。）

次に、Microsoft公式のExam AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals - Learn（以下、Microsoft Learn）で詳細を学習しました。これはMicrosoftが提供している、AZ-900受験に向けて抑えておくべきことがまとめられたドキュメントです。上記テキスト＆問題集で全体感を掴んだ後、より詳細な項目をMicrosoft Learnによって学んでいきました。

この二つの教材で学びながら、UdemyのAZ-900: Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集（6回分276問）(以下、模擬試験問題集)に取り組みました。模擬試験だけでなく、解説も上記２つの教材の補足情報としてとても参考になりました。Udemyは定期的にセールが開催されるので、そのタイミングで購入するのがいいと思います。

イラスト図解式この一冊で全部わかるクラウドの基本第2版（以下、クラウドの基本）はクラウドの単語がいまいちピンとこないときの補助教材として、ポイントを速習！「Azureの基礎（AZ900）」をみんなで学ぶ（以下、ASCII記事）は一通り学習を終えた後に改めてざっと全体を理解するために活用しました。

#学習のスケジュール
試験開始から受験まで、約25日間以下の要領で学習しました。（もう少し早く受けたかったのですが、テストセンターの予約が取れませんでした）

トータルの勉強時間は、30時間くらいではないかな、と思います。
模擬試験問題集は、何度も解き直して、最終的にはすべて9割以上回答できるようにしました。

#おわりに
今回は、クラウドの知識を身につけることと、よく使われているAzureを理解するためにAZ-900という目標を立てて勉強しました。他にもたくさん試験があるので、少しづつ勉強していこうと思います。

（出典：知っておきたいAzure認定資格の全体像、まとめてみた)