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Qiita×Findy記事投稿キャンペーン 「今の開発組織でトライしたこと・トライしていること・トライしようとしていること」

Visual Studio Code で PlantUML のファイルを閲覧できるようにする。PlantUML Server のインストールとも言える😎

Last updated at Posted at 2024-04-11

背景

ChatGPTが出てきて大きく変わったところの一つに、概念モデルでのアセット管理があげられます。概念モデルさえ管理しておけば、そこからプログラムコードを作成したり、レンダリングツールで表示させたり、編集したりといった幅広い使い方ができるわけです。

つまりモデリングした時点での情報。何かといえばUMLだったりER図だったり。その図の状態を保持しておけば。そこからRDBMSだろうが、NoSQLだろうが。C#だろうが、Javaだろうが、Pythonだろうが。Azureだろうが、AWSだろうが、GCPだろうが。ChatGPT君がドラフト生成してくれますよね。

概念モデル大事!😊

MermaidPlantUMLが、このLLM時代に強力なソフトウェアエンジニアである私を助けてくれるツールになると思うんですね。なぜかといえば、テキストの情報だからです。バイナリーじゃない。しかもベンダーに依存してませんよね。PlantUML自体が。テキストですからバージョン管理も簡単ですよね。GitHubなどが即座に使えるわけです。

PlantUMLにどっぷりつかってもいいんですが。概念モデルの表現方法の一つに過ぎませんので。これに拘り過ぎないようにしましょうね😊

PlantUML:
https://github.com/plantuml/plantuml

Visual Studio Code には豊富なExtensionがあるんですけど。PlantUMLを使おうと思うとextensionだけだと動かないんですね。PlantUMLのサーバーURLを指定する必要があります。

作戦

PlantUMLのServerのURLは、あるんですよ。公開されているものが。

ですが、業務上の機密情報などを外部に出せないですよね😅

ですので、会社・組織内で用意するか。
あるいは、ローカルでも大したコンピューティングリソースの利用状況じゃないので良いかと思います。

ここでは自分のPCもしくはMacにPlantUMLサーバーを立てましょう。

で、PlantUMLのインストールなんですけど。

PlantUML Serverの構築には、いろんなものが必要になるんです。そのためにスクリプトも公開されているかもしれないです。

ここではバージョンアップやらの課題を回避するために、Dockerバージョンを使う事にします。
まあアップデートも簡単ですしねえまあ、その辺ケアしたくないというのもありますし。また、OSが違っていても。まあ、ある程度動くわけですよね。

そして、Docker環境にしておけば。エンジニアではない方であっても、比較的容易ですし。そして、エンジニアとそうでない方とで Markdown のテキストファイルだけで、情報の共有が出来るようになりますよね!😊

手順

各手順で、動かなかったら、

  • アプリの再起動
    やあるいは、
  • OS自身の再起動

をしてください。これは、いつもの事ですけど。

1. Visual Studio Code のインストール

これは、言うまでもなく😊

2. Docker Desktop のインストール

Windows の例でご紹介します。

Docker Desktop のインストールに、winget を使います。Windows パッケージマネージャーですね。各アプリケーションのバージョンアップもラクチンですし。

私はwingetでインストール出来るアプリケーションについては、全てそこでインストールとバージョンアップを行っています。

2.1. winget (アプリ インストーラー)のインストール

Microsoft Store から、インストールしてください。Micrsoft Store のアプリで検索してもいいですし。

公式ドキュメント:
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/package-manager/winget/

2.2. WSL のインストール

こちらも公式ドキュメントを。

公式ドキュメント:
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install

2.2. WSL 用の Ubuntu をインストール

Microsoft Store で、ubuntu を検索して、インストールしてください。
このBlogを書いている時点でのバージョンは、22.04ですね。

どのバージョンでもある程度動くかと。動かなかったら、比較的最新のLTSのものをインストールしてください。WSLでは、複数のディストリビューションを同時に稼働できます。

2.3. Docker Desktop のインストール

ようやくですね。

Terminalを起動させて、以下のコマンドを入力します。

winget install Docker.Desktop

インストールが完了したら。定番ですが、へろーわーるど コマンドで、動作確認をします。

docker run hello-world

image が無ければ、ダウンロードしてくれて、実行します。こんな画面になるかと。

image.png

Windows に慣れている方は、素直にDocker DesktopのGUIアプリを使うのも吉です😊
Imageの数が少ないうちは、これで十分。多くなっても、状況の把握はしやすいです。

image.png

3. PlantUML のDocker Image のインストール

ネットで検索するといろんな「やってみた」が出てきます。とっても便利なので是非参照してください。
ただ信じる者は「公式」サイトです。

docker hub にイメージが公開されています。これを使いましょう。

DockerHub:
https://hub.docker.com/r/plantuml/plantuml-server/

image.png

docker run -d -p 8080:8080 plantuml/plantuml-server:jetty

jettyの方を選びましたが、tomcatでも、どちらかお好みで。

image.png

動作確認しましょう。

にアクセスします。

はい、動いています!😎

image.png

4. Visual Studio Code に PlantUMLのextensionをインストール

VS Code 起動します。

extension に PlantUML で検索すると、たくさん出てきます。さすがVS Code。大人気😊

image.png

ここでは、一番上に出てきたPlnatUMLのExtensionをインストールします。
メッチャ早くインストールが終わりますね。

VS Code のPlantUML extensionの設定を行います。ここで PlantUML ServerのURLを指定します。

image.png

設定画面の一番上に「plantuml.server」とでも入力して、ServerのURLの入力画面を検索します。
先ほどのDocker ImageのURLを入力します。

こんな感じー😊

image.png

はい、終了です。お疲れさまでしたー

5. 動作確認

PlantUMLは、Markdownの書式で作成できます。

適当なテキストのファイルを作成して、ファイルの拡張子を .md にします。
例えば、こんな感じ。

helloplantumlt.md

で、以下の文字をファイルに入力します。先ほどの初期サイトでのテキストの文字列です。
冒頭の「```plantuml」がポイントですね。

```plantuml
@startuml
Bob -> Alice : hello
@enduml

image.png

画面右上のプレビューボタンを押します。

image.png

表示できない場合は。

こんな画面が出たときですね。

image.png

おそらくですが、Visual Studio Code と、PlantUMLサーバーとのやり取りでのアクセス許可が必要になります。

[このドキュメントで一部のコンテンツが無効になっています]を選択します。
そうすると VS Code のコマンドエリアにアクセス許可設定を変更するメニューが表示されます。

[安全でないローカルコンテンツを許可する]

を選択します。

image.png

Visual Studio Code のMarkdown レンダリングの詳細はこちら:
https://code.visualstudio.com/docs/languages/markdown#_markdown-preview-security

まとめ

そんなに複雑な手順でもないとは思います。ですが、相変わらずですが、ソフトウェアエンジニアの生業をしていないと、幾つかアプリを入れる必要があって、ちょっと手間ですよね。
でも、今はそのバージョンアップを補助してくれるツールが沢山出ています。

Windowsのアプリは、wingetがおススメ。
DockerのImageがあるのであれば、imageのバージョンアップするのも簡単。保持も出来る!

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