Matlabをvscodeで動かすための作業を書こうと思います。
1時間程度格闘したのでメモを残しておこうと思います。また、matlab、vscodeが既にインストールされていることを前提として進めます。
環境
os: macos 14.5
matlabバージョン: 2024a
作業
ヘッドレスモードを使用するためのパスを通します。やらなくても動きますが、一応通しておきます。
sudo nano ~/.zshrc #zshrcの編集をします。
#下を書き込んでください
alias matlab='/Applications/MATLAB_R2024a.app/bin/matlab -nodesktop'
#終了したら下を実行してください
source ~/.zshrc
私はzshを使っているので~/.zshrc上にエイリアスを書き込みました。
/Applications/[matlabのバージョン].app/bin/matlab
にするとmatlabを開くコマンドになります。 -nodesktopを付け足すことによりターミナル上からの実行が可能となります。
このパスを通しておくと、以降ターミナルから対話モードでMatlabを使用できるようになります。
(base) mymac@MacBook-Air ~ % matlab
WARNING: package sun.awt.X11 not in java.desktop
WARNING: package sun.awt.X11 not in java.desktop
< M A T L A B (R) >
Copyright 1984-2024 The MathWorks, Inc.
R2024a (24.1.0.2537033) 64-bit (maca64)
February 21, 2024
開始するには doc と入力してください。
製品情報については、www.mathworks.co.jp を参照してください。
>> disp("hello world")
hello world
>>
※やらなくてもvscodeでmatlabは使用できます。
パスの設定の次にvsコードで拡張機能を追加します。mathworks公式の拡張機能だけで動きます。
※こちらの作業は必須です。
追加が終わったら拡張機能の設定を行なっていきましょう。
MATLAB: Install Pathの項目にはアプリのパスを追加しましす。
/Applications/MATLAB_R2024a.app
私のバージョンは2024aですが、ここは自分のアプリのバージョンに合わせてください。
/Applications/[matlabのバージョン].app
パスを設定したら完了です。
下のバーに小さくMATLAB: Not connectedと表示されていますが、この状態だとmatlabは使用できません。
MATLAB: Not connectedをクリックするとconnect to matlabと出てくるので接続してください。これで準備は完了です。
>matlab
とでも打ち込めばrun fileという項目が出てきます。
F5キーでも実行できます。
たまにoctave用の拡張機能を勧められますが、無視して良いです。
実行するとグラフが表示されました。以上の手順でMatlabをvscodeから使用できるようになると思います。
サンプルコードを用意しておくので動作確認用にどうぞ
x = linspace(0,2*pi);
y = sin(x);
plot(x,y)
サンプルコードの引用元
参考文献
https://qiita.com/ioComk/items/6847da0c9d432c7b923f
https://www.f-matano44.jp/post/20230608_matlabinvscode/