概要
QuixelがEpicファミリーになり、Megascansが無料で使えるようになったので、HoudiniとMegascansを使った崖の生成の検証をしてみました。
レンダリングはUE4を使い、草、石、木の配置はHoudini Engine for Unrealを使っています。
UE4でプレイすると崖の周りを飛び回れます。
崖、地面に関してはタイリングテクスチャ1種類のみで構成されており、シンプルな作りになっています。
地面に置かれてる草と岩はEpic Games Launcherから下記Megascansライブラリをダウンロードして使用しています。
- https://www.unrealengine.com/marketplace/ja/product/megascans-iceland-vol3
- https://www.unrealengine.com/marketplace/ja/product/megascans-meadow-pack
この記事では、この崖のソースhipファイルを配布し、概要を説明していきます。
データのダウンロード
hipファイルを開く前にする事
データ内にはMegascansのテクスチャは含まれていません。
ファイルを開く前に下図の設定で下記URLからテクスチャをダウンロードし、texturesフォルダ内にコピーして下さい。
Megascansのダウンロード設定
-
崖のテクスチャ
Icelandic Jagged Rock -
地面のテクスチャ
Soil And Gravel -
木のテクスチャ
Oak Bark 1x2 M -
葉っぱのテクスチャ
Avocado
hipファイルの概要
ファイルを開くとネットワークが下図のように配置されています。
赤いノード
青いノード
草、石、木を配置する場所を作っており、File Cacheを使用し、bgeoで書き出しています。
GroundPropArea | TreeArea |
---|---|
黄色いノード
草、石、木を配置するためのHDAでHoudini Engine for Unreal向けに処理を組んでいます。
Houdini Engineを使用し、UE4で物を配置するにはポイントのみにし、アトリビュートで制御します。
具体的な処理内容はネットワーク内にも説明があるので、そちらをご覧下さい。
FBX Export
階層とトランスフォームを保持して、FBXを書き出すHDAです。
今回、崖にはLODを持たせてるため、このノードを使って書き出します。
HDAの詳細は下記をご覧ください。
最後に
このデータが皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。
データについて質問等ある場合は、ここにコメントを書いていただくかTwitterで気軽に聞いて下さい。
https://twitter.com/d658t