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Amazon Translate で翻訳の範囲指定ができるようになりました。

Last updated at Posted at 2020-12-09

はじめに

この記事は株式会社ナレッジコミュニケーションが運営する Amazon AI by ナレコム Advent Calendar 2020 の 7日目にあたる記事になります。
ここでは、2020年11月5日にAWS Machine Learning Blog にて紹介されたAmazon Translate のアップデートについての紹介記事です。

Amazon Translate とは?

Amazon Translate はディープラーニングを利用したテキスト翻訳サービスです。
Amazon Translate の主な特徴としては以下の通りです。

■ディープラーニングを利用した自然な翻訳を提供。
■複数の言語に対応(2020年12月7日時点で55の言語に対応)
■アプリやwebサイトとの連携が可能
■リアルタイム翻訳・バッチ翻訳に対応

Amazon Translate の料金体系

Amazon Translate は従量課金制です。
課金対象の範囲は Amazon Translate が処理したテキストの文字数(空白文字も含む)になります。
料金には標準料金と無料枠があります。以下が詳細です。

■標準料金

  • 100万文字あたり15.00USD(1文字あたり0.000015USD)

■無料枠

  • 最初に翻訳をリクエストしてから12か月間利用可能。
  • 1か月200万文字の翻訳が無料
  • 無料枠を超えた場合は超えた文字数分が標準料金で請求。

今回のアップデード内容

今回のアップデートでは翻訳するテキストから翻訳しない範囲を指定できるようになりました。
以下の記事を参考に実際に試していきたいと思います。
参考記事:Amazon Translate now enables you to mark content to not get translated

今回は以下の文章のニューラル機械翻訳サービスを翻訳しない範囲においてみたいと思います。

Amazon Translate は、高速で高品質な言語翻訳を手ごろな価格で提供するニューラル機械翻訳サービスです。

AWSマネジメントコンソール上で操作

2020-12-07_16h40_36.png
範囲指定は以下のように行います。

<p translate=no> 対象範囲 </p> 

上記の画像の赤枠の指定した範囲が翻訳されず他のは英語で翻訳されました。

コマンドツールでの操作

2020-12-07_16h49_18.png
コマンドプロンプトを使用してAWS CLI で行いました

結果はjson方式で出しています。
上記の画像の通り、コマンド上でも指定した範囲では翻訳されずに行えました。

※以下のようにコマンド入力の際にOSによって違いがあるのでご注意ください。
Unix,Linux,MacOS 各行の終わりの行を「\」
Windows 各行の終わりの行を「^」

最後に

Amazon Translate はAWS SDKでの操作可能です。
Amazon Translateではpptxなどの様々な形式での翻訳や大量のテキストを一度に翻訳できるバッチ翻訳も利用可能なので試してみたいと思います。
興味がある方は無料枠を利用して試してみてはいかがでしょうか?

参考資料

Amazon Translate 開発者ガイド

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