Jiraにファイルをインポートする時に苦労したので、下記に手順を示しておきます。
なお、もっと簡単な方法もあると思いますので、参考程度に読んでください。
前提条件
- 2025/10/25時点
- JiraはFreeプランを使用しています。なので、Epic、Story、TASKの3段階設定ができません。
- CSVファイルはGithub Copilot上でAIツールが作成しました。下記はCSVファイルの例です。
Issue Type,Summary,Description,Priority,Story Points,Sprint,Assignee,Due Date,Epic Link,Parent,Labels
Epic,プロジェクト準備,体制確立,Highest,,,user@example.com,2025-12-31,,,"phase1,foundation,setup"
- CSVファイルは、Epic、Storyを設定するものと、TASKを設定するものの2つに分けて準備します。(Storyは今回使えませんが、設定はしてます)
- CSVファイル内の日付フォーマットはyyyy-MM-ddに統一しておきます。
- Sprintは今回してできないので、フィールドを空にしてき、最後に手作業で設定します。
Jiraでの作業
1. スペース作成
Jiraのメニューでスペースを作成します。以下を選択していきます。
- scrum
- use template
- Select a Company-managed space
- Name にスペース(プロジェクト)名を入れて、next
2. キーの確認
スペースができたら、左側メニューのスペースの…をクリックしてManage Spacesを選択します。ここでキーを確認しておきます。
3. Jiraフィールドの表示設定
CSVを読み込ませる時に、CSVのフィールドに一致するJiraフィールドを選ぶ必要がありますが、デフォルトではEpic LinkとStory Pointが表示されません。
そこで、これらがCSV読み込み時に表示されるように事前に設定しておきます。
左側のフィールドを選択し、その右のリストからEpic linkを探し出し、右端にある3点アイコンをクリックし、Add field to Screenを選択します。

Default Screenで先ほどチェックしておいたキーのscreenが2つ見つかります。それらの右端のチェックボタンが空欄になっているので、チェックして一番下のupdateを押します。

Story Pointも同じ手順で設定します。
4.CSVファイルの読み込み(Epic、Story用)
スペースに戻り、上部のメニューでListをクリックします。.

右上に3点アイコンが表示されるのでクリックして、Inport work Items from CSVを選択します。

ファイルの選択でEpicとStoryが入ったCSVを選択して、Nextを押します。
次の画面で下記の設定を行います。
- Import Project:クリックして作成したスペースを選択します。
- Field Encoding:そのまま
- Delimiter:そのまま
- Date format:下図のようにyyyy-MM-ddと入力し、Nextを押します。
CSVフィールドに一致するJiraフィールドをマップしていきます。

Map Field Valueをすべてクリックしておきます。その後、Nextを押します。

画面下部のValidateコマンドでImportに問題ないか確認します。
問題があれば修正し、Validateで問題がなくなったら、画面下部のImportボタンを押してImport完了です。
5. CSVファイルの読み込み(TASK用)
一度、スペースに戻り、Listを表示させます。すると、各Epic,StoryにEpic Linkがついています。
EpicとStoryが関連付けられていないので、各Storyを開き、右側のParentをクリックし関連するEpicを選択します。
また、TASK用CSVで各タスクのEpic Linkのフィールドに上記で確認したEpic Linkを挿入しておきます。
後の、CSVファイルの読み込み方法は、(Epic、Story用)と同じです。
これで、CSVファイルをJiraにインポートできました。
Sprint設定
今回の方法では、Sprintを自動で設定できないので、自分で設定します。
この時、Sprint1を開始しないと、次のSprintを設定できないので、複数のSprintを設定しておきたい場合は、Sprint1にタスクをアサインして開始をしてから、以降のSprintを設定します。
まとめ
以上でJiraにCSVのインポートが完了しました。
ほかにも、スペース作成時にインポートする方法があるのですが、CSVフィールドとJiraフィールドの対応で、表示されないJiraフィールドを表示させる方法がわからず断念しました。今後、機会があれば試そうと思います。


