0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AIと対話して気付いた、「批判」とCritical Thinkingの違い

0
Posted at

AIと対話して気付いた、「批判」とCritical Thinkingの違い

生成AIを使っていると、

「AIはハルシネーションがあるから危険」
「AIは間違えるから信用できない」

という話題をよく目にします。

もちろん、それ自体は重要な指摘です。

ただ、自分はAIと対話を続ける中で、少し違う考え方をするようになりました。

「AIは間違える」ではなく、

「なぜ間違えるのだろう?」

と考えることが増えたのです。

この違いを整理していく中で、「批判」と Critical Thinking は別物なのだと気付きました。


よく勘違いされる「批判」と Critical Thinking

ff4f5bc8-0d76-49d4-88f7-f27256fefaf4.png

比較すると、このようになります。

批判と混同した思考 Critical Thinking
相手の間違いを探す より良い理解に近づく
ダメ出しする 仮説を検証する
否定から始める 疑問から始める
相手を論破する 問題を理解する
人を見る 根拠を見る
勝ち負け 判断の精度を高める

つまり、

Criticism(批判)

Critical Thinking(クリティカルシンキング)

は、まったく違うものです。


AIのハルシネーションで考えてみる

例えば生成AIについて話すと、

「AIはハルシネーションがあるからダメ。」

という意見を耳にすることがあります。

もちろん、この指摘自体は間違いではありません。

しかし、そこで思考が止まってしまうと「批判」で終わってしまいます。

Critical Thinking の視点では、次のような問いが生まれます。

  • なぜハルシネーションは起こるのか?
  • どのような場面で起こりやすいのか?
  • 人間はどのように検証すればよいのか?
  • どんな用途なら十分実用的なのか?

ハルシネーションを「問題」として捉えることと、「なぜ起きるのか」を理解しようとすることは矛盾しません。

むしろ後者があるからこそ、前者への対策も考えられるようになります。


科学も、開発も、同じ流れだった

考えてみると、この流れは科学でもソフトウェア開発でもよく見かけます。

Observe
↓
Question
↓
Hypothesis
↓
Verify
↓
Improve

まず観察し、

問いを立て、

仮説を作り、

検証し、

改善する。

AIを使った開発でも、この流れは変わりません。

レビューも、

「ここが違う」

ではなく、

「なぜこの実装になったのか?」

という問いから始めた方が、多くの改善点が見えてきます。


最近、自分が考えていること

AIと対話していると、

「正しいか、間違っているか」

よりも、

「なぜそういう回答になったのか」

を考えることが増えました。

さらに、

「その背景にはどんな構造があるのか」

まで考えるようになっています。

最近は、AIを「答えを出すツール」というより、

思考を深めるための壁打ち相手

として使うことが増えました。


まとめ

Critical Thinking は、

相手を批判する技術ではなく、

問いを立て、根拠を確認し、より良い判断へ近づくための思考法なのだと思います。

生成AIを使う場面が増えた今だからこそ、

「AIは間違える」で終わるのではなく、

「なぜそうなるのか?」

という問いを持つことが、以前より重要になっていると感じています。


🌾本記事の文章整理・図の作成にはChatGPTを補助として活用しています。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?