こんにちは、この二か月間、業務中にしばしばSAPに触れていて、
いろんな名詞や専門用語があって頭がごちゃごちゃになったケースが多々あった。。。
そのため、個人の勉強として、本記事は「SAP」を勉強するにあたり、重要な用語や概念のメモをまとめたいと思います。
SAPとは
有名なERPシステムだよ
・ERP市場では巨大なシェアを持つ
・SAP社がs/4hanaなど、ERPパッケージを提供
・「SAP」そのものがシステム名じゃなく、「s/4hana」とか「B1」とかがシステム名である
・ただ、世間はSAPのサービスを利用するとき、「SAPを使う」とか「SAPを導入」とかをよく言っている
ただの会社名でもある
・ドイツの会社
・SAPのいろんなサービスを提供
・ドイツ語は「Systeme, Anwendungen und Produkte in der Datenverarbeitung」
・英語は「Systems, Applications and Products in Data Processing」
・コンサルティングやデータセンター提供もやっているらしい
SAP HANAとは
DBサービスである
・英語は「High-performance ANalytic Appliance」
・SAP社が提供したDBサービス
ただのDBじゃない、すごいDB
・データをディスクに保存せず、メモリーに保存するマルチモデルデータベース
・インメモリーデータベース、とりあえず速いのがイメージかな
・データを圧縮することで高度な読み込みを実現できる
・カラムストアとローストア両方実現できる、基本はカラムストア
・HANA VIEWというView実装機能がある
・いろんな分析ツールがプラスしている
SAP S/4HANAはSAP HANAを使っている
・S/4HANAとHANAは名前が紛らわしいですがこれは別々のもの
SAP S/4HANAとは
ERPシステムである
・クラウド対応できる
・その中にいろんなアプリがある(会計・財務・生産管理など、会社の基幹業務が対象)
・前世代のサービスと比べて、TOC削減できる
・リアルタイムデータの分析・活用が強い
SAP HANAベース
・SAP HANAをコア技術として作られたERPシステム(従来のSAPのERPシステム + HANAって進化したものというイメージかな)
FioriのUIを採用
・「SAP Fiori」というSAP社のUIを採用(画面が見やすくなったってことかな)
概ね三種類
・s/4hana Onpremise(オンプレミス版):自社内にサーバーを設置、その中にs/4hanaをインストール。(AWSなど世の中にクラウドサービス内にインスタンスを立て、そこにs/4hanaをインストールするのもこちらにカウント)、SAP GUIとSAP Fioriからアクセスできる
・s/4hana cloud public(クラウド版-パブリック):SAP社のデータセンターを利用、SAP GUIのみアクセスできる
・s/4hana cloud private edition(クラウド版-プライベート):SAP社のデータセンターを利用、SAP GUIとSAP Fioriからアクセスできる
SAP Fioriとは
UIのこと
・SAP社が作った使いやすいユーザーインターフェース
・ユーザーの役割や作業の流れをベースに設計(とりあえず、ユーザーが理解しやすいってことかな)
・SpaceやPage、tileなどを設定したりして、自分の好きなアプリをボタンみたいに配置することで、ポチポチで操作できるようなイメージ
・S/4HANAはこのUIを採用
SAP GUIとは
SAP製品へのアクセスツール
・Graphical User Interface
・コマンド入力なしで、アイコンクリックするだけでSAPへアクセスできる
・Fioriと似たような機能ですがFioriより古い
SAP BTPとは
SAPのOPaaSサービス
・英語は「Business Technology Platform」
・クラウドベースのアプリ開発プラットフォーム
S/4HANAと連携できる
・自作したアプリをそこへデプロイできそう、さらにそのアプリをS/4HANAのタイルに紐付けると、S/4HANAのFioriからもアクセスできる