こんにちは。
普段は記事書かないのですが、Advent Calendarの時期だけ投稿する中の人です。
普段は会社でセキュリティ担当として、社内セキュリティ強化に勤しんでいますが、 Box管理者も行っています。
弊社では半期に1回、スキルアップとして資格取得をどのくらい行ったのかを成果報告上げないといけなく、「何かよい資格ないかな・・・」と探していたところ、 Box Certified Administrator(Box認定管理者試験) というのが新設されたよ!というメルマガが届いたので、今回受験した内容を今回記事にまとめました。
「気になるけど、どんな試験なの?」
「実務経験だけでいける?」
そんな人の参考になればうれしいです。
1. Box認定管理者試験ってどんな感じ?
Boxが公式に提供している管理者向け資格で、以下の内容となっています。
Box 認定管理者は、Boxの技術的知識を深め、Box環境を効率的に管理したいBox管理者向けの認定資格です。この資格を取得することで、Boxに関する専門知識を強化し、導入を効率化し、Box AI、Shield、Relay、Governanceといった高度な機能を活用することで、安全かつ効率的な共同作業環境を構築できるようになります。Boxの利用経験が浅い管理者から、経験豊富なプロフェッショナルまで、幅広い層においても価値のあるプログラムです。
“Boxをちゃんと運用できる管理者ですよ” と証明してくれるものです。LinkdInでも共有できるので、社外でもスキル持っていることが共有できます。
受験方法は以下
- Box University (training.box.com)
- Web受験形式
- 制限時間無し(45~60分ほどで終わります)
- 合計45問の80%以上で合格
- 何度でも受け直し可能
- 受験にはBoxアカウント(既存の会社Boxアカウント、無料アカウントどちらでも可)
- 無料!!
出題イメージはこんな感じです。
- 管理コンソールの基本操作
- ユーザー / グループ管理
- コラボレーション設定や権限
- 共有リンクの挙動
- セキュリティ設定
- Box Shieldについて
- Box Governanceについて
- 運用のベストプラクティスについて
普段触っている機能ばかりですが、意外と細かいところも聞かれます。
2. どうやって勉強した?
私が受験までにやった準備は2つです。
■ Box University の管理者コースを全部受ける(ただし流し見)
Box Universityというサイトで、今回の試験内容に沿った学習資料があるので、基本これ見ていただければ大丈夫かと。
■ 実環境見直し
上記管理者コースを受けている中で「あれ、この機能ってどうなってたっけ?」と設定の見返しや、設定されている内容の意図をあたらめて理解することで、腹落ちさせていきました。
3. 受けてみての正直な感想
実務経験があっても、ノー勉はキツかった。
私自身が立ち上げ時から関わっていないのもありますが、以下のような 「基本一度しか触らない部分」 が「ん??」ってなったところです。
- 初期設定関連
- ライセンスの種類(例:××の機能使うのは〇〇というライセンスから)
- SSOに関する部分など
後、ベストプランニングの提案は10回問題文読んでもよくわからんかった・・・
(あと日本語訳が機械翻訳なのか、日本語理解が大変な問題もあった)
ただ普段から触っている人なら少し学習資料を見返すだけで回答できる難易度だと思います。
※何度でもやり直しができて、間違えた設問のみ直せば合格は表示されますが、それだと意味ないので、しっかり意思を持って最後まで自力で解きましょう。
4. 資格を取って良かったこと
実際に受けてみて良かったなと思ったこと。
-
学び直しができた
「一度設定してわかった気になっている」ところもあったので、改めて理解できたのは良かった -
触ったことのない設定や機能を知れた
学習資料読み進めてる最中に知らない機能について学習できたのが良かった
5. これから受ける人へのアドバイス
- Box University は可能な限り確認しましょう
- 共有リンクと権限ロールについては結構設問としてあったので、よくよく理解してから望みましょう
- セキュリティ設定(Shild機能など)は細かく確認
- 最新UIや機能のアップデートをチェック
- 機械翻訳の日本語を理解できる読解力を持って挑みましょう
お知らせ
こちらの記事は ctc Advent Calendar 2025 の記事です。
この後も、ctc(中部テレコミュニケーション株式会社)のメンバーが技術にまつわる知見を投稿していきますので、ぜひご覧ください。