Kindle for PCでライブラリが同期されない問題を解決した話

概要

Amazonの「Kindle for PC」アプリで、正しくログインしているにも関わらずライブラリが同期されないトラブルに遭遇しました。Amazonサポートの協力もあり、いくつかの手順を踏んで解決したので、備忘録と他の方の参考になればと思い、ここにまとめます。
今回もChatGPT（武志くん）が文書化してくれました。

発生した問題

• 正しいAmazonアカウントでKindle for PCにログインしている
• しかしライブラリが同期されず、本が一冊も表示されない
• ネット接続や端末登録にも問題はなさそう

試したこと（効果なし）

• アプリ再起動
• PC再起動
• 同期ボタンの手動クリック
• 端末名や登録状況の確認（「コンテンツと端末の管理」画面）
• ネットワーク状態の確認

解決に至った手順

最終的には以下のステップで解決しました。

1. Amazonアカウントのパスワードを変更

   • これにより、すべての端末が強制的に再ログインを求められ、古いセッションが無効化されます。

2. Kindle for PCをアンインストール

3. 関連フォルダを完全削除

   • 以下の2つのディレクトリを削除：

     C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Amazon\Kindle
     C:\Users\[ユーザー名]\Documents\My Kindle Content
     

   • この中には、Kindleのローカルデータベース（例：book_asset.db など）が含まれており、壊れたデータキャッシュをリセットする効果があったと考えられます。
   • この「My Kindle Content」フォルダは、Kindleアプリのオプション画面 > コンテンツにある「コンテンツフォルダ」の指定先と一致しています。
   • ※これにより、Kindleアプリが保持していたキャッシュ・設定・ダウンロード済みコンテンツがすべてリセットされます。

4. Kindle for PCを再インストール

   • 現時点ではAmazon公式ページにダウンロードリンクが見つかりにくくなっているため、事前にインストーラーを確保しておくとよいです。

5. Amazonアカウントで再ログインし、端末登録を行う

→ 結果、ライブラリが正しく同期されるようになりました！

補足：サポート対応について

最初に対応してくれたチャットサポートの方はやや機械的な言い回しで、こちらに非があるかのような雰囲気がありました。ただ、後から担当が変わって非常に丁寧に対応してくださり、上記の手順を案内してもらって解決に至りました。

翻訳の関係で少し強く聞こえただけかもしれませんが、最終的には感謝です。

考察：なぜパスワード変更が効いたのか？

• 認証トークンの更新により、壊れていたセッション情報がクリアされた可能性
• 古い端末との紐づきや、内部的な競合状態が解消された

同じような症状で困っている方へ

このような情報はネット上でもあまり見つからず、かなりピンポイントな対処法だったかもしれません。もし同じように「ログインはできるけど同期できない」と困っている方がいれば、ぜひこの方法を試してみてください。

補足：OneDriveとの関係？

今回の件とは直接関係しているかは不明ですが、過去にKindle for PCをインストールした際に、
コンテンツフォルダの保存先が自動的に OneDrive\Documents\My Kindle Content に設定されていたことがありました。

その後、保存先をローカルに変更したのですが、もしかするとOneDriveとの関連情報が内部に残っており、
同期やコンテンツ読み込みに悪影響を及ぼしていた可能性も考えられます。

OneDriveの容量を圧迫することもあるので、必要に応じてフォルダの保存先は「オプション」からローカルへ変更することをおすすめします。

まとめ

• Kindle for PCでライブラリが同期されない場合、単なる再インストールだけでは解決しないことがある
• Amazonアカウントのパスワード変更＋データ削除＋再インストールの組み合わせが効果的

少しでも誰かの助けになれば幸いです。