はじめに
Red Hat系の場合、tmpwatchが/var/tmp
配下にある古いファイルを削除してくれるのですが、Debian系の場合はそうではないようです。
Debian系でも、/tmp
配下のファイルを定期的に削除する仕組みはありますが、/var/tmp
は対象外だったようなので、定期的に削除する方法を調べました。
やり方
Red Hat系でいうtmpwatchの代わりにtmpreaper
というパッケージがあるため、そちらを使用します。
apt-get install tmpreaper
途中、セキュリティに関するドキュメントを読むのを勧めるモーダルが出て来ます。Enterキーを押下するとインストールが完了します。
次に、設定ファイルを開き、以下の3箇所を修正します。
/etc/tmpreaper.conf
# 1. 直前の文章を読み、理解した上で SHOWWARNING をコメントアウトする
# SHOWWARNING=true
...
# 2. "/var/tmp/." を追加 (不要であれば "/tmp/." の記述は削除)
TMPREAPER_DIRS='/tmp/. /var/tmp/.'
# 3. 5日以上アクセスがないと削除(デフォルトは7日)
TMPREAPER_TIME='5d'
終わりに
これで/var/tmp
配下のファイルを定期的に削除できるようになりました。