#はじめに
現在、新型コロナウイルスの感染拡大で、日々の感染者数の推移に注目が集まっています。
指数関数的に増加するデータは、対数スケールを用いると傾向を視覚的に理解しやすくなります。
#サンプルデータ
ここでは、J.A.G Japan社 都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップのデータを利用します。
Creative Commons「BY-NC 国際4.0」で公開されており、下記サイトにデータに関する説明があります。
https://jag-japan.com/covid19map-readme/
感染者数マップ: https://gis.jag-japan.com/covid19jp/
#データの読み込み
ホーム>データを取得>webから、httpアドレスを指定し、csvファイルを読み込みます。
https://dl.dropboxusercontent.com/s/6mztoeb6xf78g5w/COVID-19.csv
(csvファイルをローカルにダウンロードして、「テキスト/csv」から読み込むこともできますが、Webコネクタを使用することで、「最新の情報に更新」で、すぐにデータ更新ができます。)
#ダッシュボードの作成
折れ線グラフで全国における1日の感染者数を表示します。
ビジュアルを選択し、フィールドよりドラックアンドドロップで設定します。
軸を確定日、値を通しのカウントに設定します。
Y軸>スケールの種類をログに設定します。
(今後の増加傾向を掴むため、X軸、Y軸のスケールを自動ではなく、手動で設定しています。)
#メジャーの作成と累計値の表示
csvファイルには累積データが含まれており、そのまま累積数を表示することも可能ですが、凡例に都道府県を設定できるようにするため、累計を算出するメジャーを作成します。
作成したメジャーで累積数の折れ線グラフも作成します
凡例に受診都道府県を設定することで、都道府県ごとのプロットも同様に作成できます。
都道府県のように凡例数が多くなると、グラフが読み取りにくくなります。
ラインが"密集"、"密接"、"密着"しすぎないよう、フィルター設定にて、上位10都道府県に限定しています。
都道府県ごとの感染者累積数の推移です。
#さいごに
前回、Power BIでサクっとデータを視覚化するでダッシュボードを作成してみましたが、感染数も一桁増えたため、データーソースを変更し、対数スケールでプロットしてみました。