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Create Liff Appを使って爆速でLIFFアプリ開発環境を構築する

Last updated at Posted at 2024-08-25

はじめに

今まではLIFFアプリの開発をする際にはnpmでLIFF SDKのパッケージをインストールしていました。

Create LIFF AppというCLIツールが用意されているようなので、試しに使ってみることにします。

前提

本記事は以下の3点を前提にしてすすめていきます。

  • Node.jsの導入が終わっていること(本記事ではv22.2.0で実行)

  • LIFFアプリをデプロイする環境を持っていること
    →本記事では「Render」という無料で使えるサービスを利用しています。

  • LINE関連の設定が終わっていること
    →LIFFアプリ登録にはチャネルの作成が必要です。そしてチャネル作成のためには、LINE Developersコンソールでプロバイダー作成まで完了している必要があります。
    手順がわからない方はこちらの記事を参考にしてください。

Create Liff Appの実行手順

事前準備

Create Liff Appの実行にあたってLIFF IDが必要なので、先にLIFFアプリの仮登録まで済ませておきます。

チャネルの作成

LINE Developersコンソールのプロバイダーページにあるチャネル設定タブから「新規チャネル作成」をクリックします。

LINEログインを選択します。

それぞれ必要事項を入力してください。

以下のようにチャネルが作成されます。

LIFFアプリの仮登録

作成したチャネルの「LIFF」タブを選択します。
ページ下部の「追加」を押下します。

以下の通り、必要事項を入力してください。
「エンドポイントURL」はあとから修正できるのでhttps://example.comなど適当なURLでよいです。

LIFFアプリの仮登録が完了しました。
「LIFF ID」をメモしておきます。

ここまでで事前準備は完了です。

Create Liff Appの使用

以下のコマンドを実行します。

npx @line/create-liff-app

進めてよいか聞かれるので「y」を入力します。
image.png

任意のプロジェクト名を入力します。
image.png

使用したいライブラリを選択します。
矢印キーで選択、エンターキーで確定となります。
ここではReactにしました。
image.png

JavaScriptかTypeScrpitかを選びます。
TypeScriptにしておきます。
image.png

ここで先ほどメモしたLIFF IDを入力します。
ここで設定せず、あとから設定することもできます。(設定方法は後述)
未入力でエンターを押した場合はliffIdという文字列が設定されます。
image.png

パッケージ管理の方法を選びます。
npmにしておきます。
image.png

ここまでで設定は完了です。
少し待つと、インストールが完了します。

image.png

これで設定は完了です。

LIFF IDをあとから設定する

Create Liff Appを実行して生成したプロジェクトの直下にある、「.env」というファイルでLIFF IDを管理しています。
下記は、LIFF IDを未設定で実行したときの設定情報です。
liffIdという文字列が設定されています。

この値を書き換えることで、LIFF IDの変更ができます。
image.png

アプリの起動

ローカルで起動する

生成したLIFFアプリをローカル環境で立ち上げてみましょう。
以下の通りコマンドを実行します。
image.png

指定されたローカルのアドレスにアクセスします。
image.png

LIFFアプリが立ち上がりました。
image.png

Web上にデプロイして、LINEから確認する

アプリのデプロイ

LIFFアプリなので、せっかくなら実際にLINEから確認できるよう、Web上にデプロイします。
方法はお任せしますが、今回はRenderを使用してデプロイを行いました。

本記事のメインではないので、手順は割愛します。
こちらの記事で解説していますので、よければご覧ください。)

エンドポイントURLの変更

LIFFアプリ登録時、エンドポイントURLは仮のものを設定していたので修正します。
LINE Developersコンソールから、作成したLIFFアプリを編集し、デプロイしたアプリのURLに書き換えます。

チャネルの公開

LINE DevelopersコンソールのチャネルページのLIFFタブを開きます。
上部にある「開発中」をクリックします。

「公開」を押下してください。

「公開済」になれば設定は完了です。

LINEから確認

適当なLINEのトーク画面に、LIFFアプリのURLを送信します。
LIFFアプリのURLはLINE DevelopersコンソールのチャネルページのLIFFタブから確認できます。

LIFFブラウザで開いて確認することができました。

まとめ

Create Liff AppをつかってLIFFアプリを構築する方法を学びました。
ローカルで立ち上げるだけなら1分もかかりませんね。

ビルドツールにはviteが使われているようですし、ライブラリもReactやVue、Next、Nuxtなどから選べるので、かなり使い勝手は良さそうです。

今後簡単なLIFFアプリを作る際はCreate Liff Appを積極的に使っていきたいと思いました。

本記事が少しでも参考になったようであれば、いいねやアカウントのフォローをしていただけると、とても嬉しいです!!!

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