TL;DR
私、coosukeは、AWS Community Buildersの更新を申請する。なぜなら、このプログラムを通じて、自身のブランディングを上げたいからだ。
まさかAWS Community Builder 三部作になるとは、思いもしなかった。
三都物語かよ!(年代がバレる)
ワイのAWS Community Builder 三部作
これまでにリリースした、AWS Community Builder 三都物語 三部作をご覧あれ。
第1話
第2話
そして今回は第3話。テーマはこちら。
「AWS Community Builderとして、君のアウトカムをふりかえろう」
$ whoami
{
"Name":"Kosuke Enomoto",
"Bio":"https://linktr.ee/coosuke",
"Job":"PO of Global CCoE",
"SNS":[
{
"LinkedIn":"https://www.linkedin.com/in/kosuke-enomoto/",
"X (formerly Twitter)":"@coosuke",
"mixi2":"@coosuke",
"Instagram":"@coskenomoto"
}
],
"Communities":[
"Organizer, JAWS-UG Chiba Chapter",
"AWS Community Builder"
],
"My Family":[
"Wife","Black cat(4yo)","Kid(3yo)"
],
"Hobbies":[
"Sauna","Cooking","Photography"
]
}
各SNSへのリンクは、以下に集約しております。ぜひソーシャルで繋がりましょう。
おさらい:前提知識の整理
本編へ入る前に、今作で必要となる前提知識の整理をしましょう。
AWS Community Buildersとは
AWS コミュニティビルダーズプログラムは、知識の共有や技術コミュニティとの連携に熱心な AWS 技術愛好家や新興のソートリーダーに、技術リソース、教育、ネットワーキングの機会を提供するプログラムです。
AWS ビルダーに興味のある方は、AWS プロダクトチーム、AWS ヒーロー、AWS コミュニティとの関係を構築できるこのプログラムに応募してください。
このプログラムでは、AWS の内容領域専門家が有益なウェビナーを提供し、最新サービスに関する情報を含め、技術コンテンツの作成、リーチの拡大、オンラインおよび対面でのコミュニティにおける AWS 知識の共有に関するベストプラクティスなどを共有します。このプログラムでは、年間限定数のメンバーを受け入れます。AWS ビルダーの皆様は、ぜひご応募ください。
なお、「AWS Community Builders」と、「AWS Community Builder」の違い、そして略称については、第1話にも書いた内容を再掲します。
<ちょっとした補足>
ちなみに、「AWS Community Builders」だったり、「AWS Community Builder」だったり、最後の"s"が付いたり付かなかったりするの、何ぞや?!と思われるかもしれませんが、
「AWS Community Builders」と、最後に"s"が着くときは、プログラムの名称として使用し
「AWS Community Builder」と、最後に"s"が着かない場合は、AWS Community Buildersに参加している個人を指す
という使い分けをしている、とご理解くだされば幸いです。
更に、AWS Community Builderと毎回書くのは長いので、"AWS CB"や単に"CB"と略して書くことが多いです。
本記事では、これより先、
- AWS Community Buildersのこと「CBs」
- AWS Community Builderのことを「CB」
と表記することにします。
アウトカムとは? アウトプットとの違いは?
「アウトプット」は、このブログを読んでくれている皆様には、もはや私から説明する必要はないでしょう。
一方で、「アウトカム」は、日本語では「成果」あるいは「効果」と呼ばれます。
あなたのアウトプットが、周りにどんな影響や変化をもたらしたのか、がアウトカムとなります。
なぜアウトカムをふりかえるのか
なぜ、「CBとして、アウトカムをふりかえる」のか。それは、CBの活動を継続するために、このふりかえりが必要になるからです。CBsは1年間のプログラムであり、CBとして引き続き活動するためには、年に1回更新申請を出す必要があります。この申請にインプットする材料として、1年間のCBとして活動してきたアウトカムを利用するのです。
アウトプットを数字で語れば、それがアウトカムになる
第1話でも、第2話でも、筆者は「自分のアウトプットを数字で語れるようになろう」と説いてきました。数字で語ることで、アウトカムを意識できるようになると、筆者は考えています(諸説あるので、異論反論は受け付けます)。
一番わかりやすい例でいうと、つい先日開催された、JAWS DAYS 2025の中で、AWSJの沼口さん(@numaguchi)によるAWS Samuraiの発表がありました。この発表は毎年JAWS DAYSの懇親会で開催される、恒例行事になっていますが、そこでの沼口さんのプレゼン内容が、まさにアウトプットとアウトカムを意識した内容でした。
当時のスライドは非公開のようですので、細かい数値は見ることができませんが、これを「ヌマグチ構文」と名付けましょう。ヌマグチ構文は以下のような構成だったと記憶しています。
以下に記載するのは例文です
- Aさんは、JAWS-UG B支部の勉強会をnn回主催し、特に生成AIとBedrockに関する勉強会をmm回主催した
- 生成AIとBedrockに関する勉強会は、合計でNNNN名の参加者を集めた
- 結果として、Amazon Bedrockの知名度向上に貢献した
わかりますでしょうか。ヌマグチ構文の構成は以下の三段に分解できると思います。略して、「ヌマグチ構文の三段活用」です。
- 何の行動をした?
- 行動した結果はどうだった?
- どのような効果を産んだ?
行動した結果が、「アウトプット」で、効果が「アウトカム」になります。
AWS Community Builderとして、君のアウトカムをふりかえろう
CBの更新申請に際して、このヌマグチ構文の三段活用を使って、この1年間の活動を振り返ってみましょう。
何の行動をした?
CBsの場合、「何の行動をした」かについては、具体的には技術的なアウトプットを求められます。ココで言う技術的なアウトプットとは、以下を指します。
- 外部登壇
- 記事執筆(ブログ/雑誌/ケーススタディ/ホワイトペーパー)
- AWS主催イベント、または AWS re:Inventでの登壇
- メディアへの配信(メルマガ/ニュースレター/Podcast/動画)
- OSSへの貢献
- プレゼンテーション資料(対面イベント/オンラインイベント)
- ウェビナーの講師
注意してほしいのは、「勉強会を主催しました、はノーカウント」です。AWS Community Buildersはあくまでも、技術的な発信を継続する開発者(ビルダー)を支援するためのプログラムだからです。したがって、このプログラムに参加を継続するためには、自ら技術発信をやり続ける必要があります。
AWSに関する勉強会を主催する場合、日本国内だと、JAWS-UG、AWS Startup Community、Amplify Japan User Groupのいずれかのプラットフォームで開催するのが大半かもしれませんが、それはコミュニティビルダーではなく、AWS User Group Leadersという、別のAWSコミュニティ支援プログラムがあります。先に記載した、3つのコミュニティのどれかに運営メンバーとして参画している場合、誰でもこのプログラムに参加できる権利があります。
行動した結果は?そしてどのような効果を産んだ?
CBとしてのアウトプットとアウトカムは、どのように書くべきか。ちなみに筆者の場合は、第一話でもご紹介した、このスライドに書いてあります。
少しでも参考になれば幸いです。
アウトカムをふりかえって、自信を持ってAWS Community Buildersの更新を申請しよう
さて、筆者もドラフト状態だから、早く書き上げなくちゃ。
今回の更新申請期限は、2025/3/31です。
そして、筆者がAWS Community Buildersを無事に更新できるか… その結果はおそらく5月頃にわかるでしょう。
それでは!