#0. はじめに
SoftLayer 環境で Cancel (以下、キャンセル)するサーバーを間違えた場合にどの様にするキャンセルを取り消すか(ちょっと判りにくいですね )について書いてみたいと思います。
また、Hourly 課金の場合、非常に短い時間(数分)で実際に削除される事例を確認していますので、今回の記事は Monthly 課金のサーバーを対象にしているとお考え下さい。
#1. キャンセル時の選択肢
Device List などからキャンセルする際のオプションは、そのサーバーの課金が Hourly か Monthly で選択肢が異なります。
以下は Monthly の例ですので、即時(Immediately)にキャンセルするか、次回の Anniversary Date に削除するかを選択可能です。
一方、Hourly の場合は即時(Immediately)にキャンセルする以外の選択肢はありません。
#2. Anniversary Date でのキャンセルの取り消し
操作直後に間違いに気が付いた場合、以下の様に cancellation page へのリンク含むメッセージが表示されているはずですので、そのリンクを辿ります。
また、このメッセージに気づかずに画面を切り替えた場合でも、カスタマー・ポータルから Account -> Sales -> Cancellations の順に選択することで、キャンセルの一覧を表示できます。
上記画面右側の Void Cancellation のリンクをクリックすることで、以下の確認ダイアログが表示されます。
ここで Yes をクリックすることで、キャンセルを取り消すことが可能です。
#3. 即時(Immediately)キャンセルの取り消し(の試み)
この場合でも、経験上はしばらくの間、サーバーは以下の様な状態でしばらくの間は Device List 上に消されずに残っています。
この時点では、Cancellation の依頼はチケットの形で Support -> Tickets から参照可能です。
上記の様に表示されるチケットへの Update として、この Cancellation request を Void(取り消し)したい旨を伝えれば、(確実ではありませんが)復旧できる可能性があると考えています。
Update の例:
Hello,
I would like to void this cancellation request for hostname.softlayer.com.
If it is possible, please void this cancellation request, please.
#4. おわりに
一切の間違え無しに操作できれば一番ですが、「やらかしてしまった」場合でもこんな方法があるということが頭の隅に残っていれば、落ち着いて操作することで「やらかしてしまう」確率も下がるのではないかと思っています。