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1つのPCに2つのOSを入れてみた(デュアルブート編)

Last updated at Posted at 2022-05-08

【初心者向け】デュアルブート設定方法

Red Hat Enterprise Linux 8.5 & Kali Linux 2022.1
dualimage.png

2つのOSを入れたきっかけ

たまたまPCが余ってました。サーバの勉強するのにRHELを入れてみたくてインストールし、やった初めてのRHELだ!と喜んでいたんですよね。
さて、勉強はじめんぞとノリノリでいた時。「ペネトレーションするにはKALI便利よ」と誰かに吹き込まれた(複数人の犯行です)という。

心の声:「IPAの試験対策にもペネトレーションは経験したい。はて、どうしよう・・?」
→師匠に相談
師匠:「割とパワフルなことをするかもだけど仮想で大丈夫?どうせだったらパーティションの概念勉強するためにデュアルやってみない?」
わたし:「せっかくなのでやりたいです!」
師匠の本音:「VMの余計なとこでハマるのめんどくさいから、デュアルで構築させたほうが教える俺が楽!」

まんまとはめられました。後悔はありませんが、正直悔しいです。誘導尋問!!

仮想サーバ、デュアルブート、とは?

ここで一旦、なんでデュアルブート組むんだっけ??とすぐ迷子になる自分のために、2つの違いまとめます。一台のPCにOSを2つ立てる、という状況を仮定して比べ、以下の図にまとめました。
dualimage35.png

今回は「起動時にどのOSを利用するか選択して起動する方法」をしたい(させられてる?)ため、デュアルブートを組んでみました。以下にデュアルブートの設定を実際に行った手順についてまとめます。

デュアルブート手順

準備したもの
  • 物理

    • インストールするPC
    • USBメモリ(カラのもの、もしくは中身を消してよいもの二つ:各16GB以上)
    • 通信ケーブル(有線LAN)
    • キーボード(有線)
    • マウス(有線)
  • ソフト

    • EDGE(WEBブラウザ)
    • RHEL8.5 インストール用isoファイル
    • Kali Linux 2022.1 インストール用isoファイル
    • Rufus(USBドライブ作成用)

注意!!今回の手順は、ハードディスクをすべて消してインストールすることを前提としています。個人の責任にて行うようお願いします!!

RHELでパーティション区切る前提で、下図のフローで進めました。先にハードディスクのサイズをどう割り振るか決めておき、パーティション設定時に使用します。
今回、私の場合はRHELを300GiB、Kaliを150GiBに設定することにしました。
dualimage4.png

  1. インストール媒体の準備(RHEL)
    RED HATのサイトから、x86_64 DVD isoをダウンロードします。
    rhel5.png

  2. インストール媒体の準備(Kali)
    KALIのサイトから、Kali Linux 2022.1 (64bit)のisoをダウンロードします。
    dualiKALI.png

  3. USBへisoを導入(Rufus)
    Rufusのインストールや詳しい手順はRHELインストールの記事をご参照ください。

    • 「デバイス」→書き込むUSBメモリ選択
    • 「選択」ボタン→ダウンロードしたRHELのISOを選択
    • 「パーティション」→MBR選択
    • 「ファイルシステム」→FAT32
  4. RHEL 8.5インストール(画像なし)

    1. インストール先のPCにRHELの入ったUSBを差し、起動
    2. RHELの画面から、Installをクリック
    3. 言語や国の設定→インストール概要画面へ
    4. root パスワード設定
    5. ユーザの作成(このユーザを管理者にする、にチェック)
    6. システムカラムの、インストール先クリック
    7. ローカルの標準ディスク選択
    8. パーティション→「カスタム」を選択
    9. 「完了」ボタン押下
    10. インストールオプションダイアログで、「再利用」押下
    11. ディスク領域再利用のダイアログで、すべて削除(下部-(マイナス)ボタン)※消せるものすべて消してください
    12. 上部の「自動で決める」(みたいな)リンクをクリック
    13. /homeを選択、「要求される容量」を今回は100GiBに設定
      ※/homeはユーザデータを置く場所
    14. / を選択、「要求される容量」を今回は200GiBに設定
      ※/ は/home以外のデータを置く場所
    15. ほかの容量はノータッチ
    16. 「完了」押下
    17. タイムゾーンを日本に設定したら、インストール開始
  5. Kali Linux 2022.1インストール(画像なし)

    1. インストール先のPCにKali Linuxの入ったUSBを差し、起動
    2. Graphic選択
    3. ホスト名、ドメイン名設定
    4. ガイド 最大の連続空き領域を使う 選択
    5. すべてのファイルを1つのパーティションに 選択
    6. ソフトウェアの選択(デフォルトでチェックのついてる下二つを外さないとなぜかエラー)
    7. インストール

RHELのサブスクリプション登録はインストール後ログインし、ネットワークをONにしてから行ってください。何度もエラーすると思ったら、初期がネットワークオフなことに気付かず時間を溶かしました。

再起動しますよ・・・ブート画面!どや!かぁーーーーーっこいー!!!
MenuにKaliとRHELの選択肢が燦然と輝きます。。豆粒みたいになってますが、ちゃんと選べるようになりましたよ!!
gazou3.png

KALI起動!!いやー気持ち悪いいいいいい!!!(本音しかない)
gazou4.png

これでOS構築環境。これからいろいろ活用させてきます!
本番環境にしてあそぶぞ!!!

免責事項

この手順で発生するあらゆる事象について、当方責任を負いかねます。各自ご判断の上お試しいただきたく存じます。

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