【初心者向け】デュアルブート設定方法
Red Hat Enterprise Linux 8.5 & Kali Linux 2022.1
2つのOSを入れたきっかけ
たまたまPCが余ってました。サーバの勉強するのにRHELを入れてみたくてインストールし、やった初めてのRHELだ!と喜んでいたんですよね。
さて、勉強はじめんぞとノリノリでいた時。「ペネトレーションするにはKALI便利よ」と誰かに吹き込まれた(複数人の犯行です)という。
心の声:「IPAの試験対策にもペネトレーションは経験したい。はて、どうしよう・・?」
→師匠に相談
師匠:「割とパワフルなことをするかもだけど仮想で大丈夫?どうせだったらパーティションの概念勉強するためにデュアルやってみない?」
わたし:「せっかくなのでやりたいです!」
師匠の本音:「VMの余計なとこでハマるのめんどくさいから、デュアルで構築させたほうが教える俺が楽!」
まんまとはめられました。後悔はありませんが、正直悔しいです。誘導尋問!!
仮想サーバ、デュアルブート、とは?
ここで一旦、なんでデュアルブート組むんだっけ??とすぐ迷子になる自分のために、2つの違いまとめます。一台のPCにOSを2つ立てる、という状況を仮定して比べ、以下の図にまとめました。
今回は「起動時にどのOSを利用するか選択して起動する方法」をしたい(させられてる?)ため、デュアルブートを組んでみました。以下にデュアルブートの設定を実際に行った手順についてまとめます。
デュアルブート手順
準備したもの
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物理
- インストールするPC
- USBメモリ(カラのもの、もしくは中身を消してよいもの二つ:各16GB以上)
- 通信ケーブル(有線LAN)
- キーボード(有線)
- マウス(有線)
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ソフト
- EDGE(WEBブラウザ)
- RHEL8.5 インストール用isoファイル
- Kali Linux 2022.1 インストール用isoファイル
- Rufus(USBドライブ作成用)
注意!!今回の手順は、ハードディスクをすべて消してインストールすることを前提としています。個人の責任にて行うようお願いします!!
RHELでパーティション区切る前提で、下図のフローで進めました。先にハードディスクのサイズをどう割り振るか決めておき、パーティション設定時に使用します。
今回、私の場合はRHELを300GiB、Kaliを150GiBに設定することにしました。
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インストール媒体の準備(RHEL)
RED HATのサイトから、x86_64 DVD isoをダウンロードします。
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インストール媒体の準備(Kali)
KALIのサイトから、Kali Linux 2022.1 (64bit)のisoをダウンロードします。
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USBへisoを導入(Rufus)
Rufusのインストールや詳しい手順はRHELインストールの記事をご参照ください。- 「デバイス」→書き込むUSBメモリ選択
- 「選択」ボタン→ダウンロードしたRHELのISOを選択
- 「パーティション」→MBR選択
- 「ファイルシステム」→FAT32
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RHEL 8.5インストール(画像なし)
- インストール先のPCにRHELの入ったUSBを差し、起動
- RHELの画面から、Installをクリック
- 言語や国の設定→インストール概要画面へ
- root パスワード設定
- ユーザの作成(このユーザを管理者にする、にチェック)
- システムカラムの、インストール先クリック
- ローカルの標準ディスク選択
- パーティション→「カスタム」を選択
- 「完了」ボタン押下
- インストールオプションダイアログで、「再利用」押下
- ディスク領域再利用のダイアログで、すべて削除(下部-(マイナス)ボタン)※消せるものすべて消してください
- 上部の「自動で決める」(みたいな)リンクをクリック
- /homeを選択、「要求される容量」を今回は100GiBに設定
※/homeはユーザデータを置く場所 - / を選択、「要求される容量」を今回は200GiBに設定
※/ は/home以外のデータを置く場所 - ほかの容量はノータッチ
- 「完了」押下
- タイムゾーンを日本に設定したら、インストール開始
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Kali Linux 2022.1インストール(画像なし)
- インストール先のPCにKali Linuxの入ったUSBを差し、起動
- Graphic選択
- ホスト名、ドメイン名設定
- ガイド 最大の連続空き領域を使う 選択
- すべてのファイルを1つのパーティションに 選択
- ソフトウェアの選択(デフォルトでチェックのついてる下二つを外さないとなぜかエラー)
- インストール
RHELのサブスクリプション登録はインストール後ログインし、ネットワークをONにしてから行ってください。何度もエラーすると思ったら、初期がネットワークオフなことに気付かず時間を溶かしました。
再起動しますよ・・・ブート画面!どや!かぁーーーーーっこいー!!!
MenuにKaliとRHELの選択肢が燦然と輝きます。。豆粒みたいになってますが、ちゃんと選べるようになりましたよ!!
KALI起動!!いやー気持ち悪いいいいいい!!!(本音しかない)
これでOS構築環境。これからいろいろ活用させてきます!
本番環境にしてあそぶぞ!!!
免責事項
この手順で発生するあらゆる事象について、当方責任を負いかねます。各自ご判断の上お試しいただきたく存じます。