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RHEL Install

Last updated at Posted at 2022-05-05

【初心者向け】RED HAT ENTERPRISE LINUX 8 無償版インストール手順

前提

Windows10を使用しているPCに、RED HAT ENTERPRISE LINUX 8(以下RHEL)をインストールした時の手順を備忘録としてまとめます。Windowsのバックアップは、後で必要になる可能性もあるため一応とっておくことにしました。

準備したもの

(物理)
・RHELをインストールするPC
・USBメモリ(カラのもの、もしくは中身を消してよいもの二つ)
・通信ケーブル(有線LAN)
・キーボード(有線)
・マウス(有線)

(ソフト)
・Windows(ソフトインストール等)
・EDGE(WEBブラウザ)
・RHEL8 インストール用isoファイル
・Rufus(USBドライブ作成用)

(補足)
無線のインターフェースですと、WindowsからLinuxに切り替えた際に対応ドライバがないため、操作できない事態に躓きました。そのため、インストール用に有線の各インターフェースを準備しました。

USBメモリは書き込む際にデータが消されるので、カラのものもしくは中身を消しても問題のないものを使用してください。16GBのメモリ2個で問題ありませんでした。

大まかな手順

  1. Windowsのプロダクトキーを保存
  2. Windowsのバックアップ
  3. RED HATのアカウント作成
  4. RHELのUSBドライブ作成(Rufus使用)
  5. RHELのインストール

詳細

1. Windowsのプロダクトキーを保存

GUIやインストール用のCD等から確認する方法もありますが、コマンドプロンプトにて確認しました。

①コマンドプロンプトを開く
画面左下の検索画面に「cmd」と入力してEnterで開くことができます。
cmd.png

②以下のコマンドを実行

wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey

③表示された文字列を控える
手書きでも写真でもOKです。表示された英数字(25桁)を控えてください

2. Windowsのバックアップ

①USBをPCにセット

②コントロールパネルの右上、検索欄に「回復」と入力、表示されたものの中から「回復ドライブの作成」を行ってください。
control1.png

③USBフラッシュドライブの作成。手順に従ってバックアップを取ってください
※保存までに長い時間がかかります

3. RED HATのアカウント作成

RED HATのDEVELOPERサイトへアクセス

②Get the softwareの「developers.redhat.com」の文字のリンクをクリック、アカウント登録
rhel2.png
rhel3.png

③RED HATのDEVELOPERサイトへ戻り、Get the softwareの「Download」をクリック
rhel4.png

④No-cost RHEL for developers subscriptionの画面から、「x86_64 DVD iso」をダウンロード
rhel5.png

4. RHELのUSBドライブ作成(Rufus使用)

ダウンロードしたisoファイルは、コピペでUSBに保存しただけではドライブとして機能しませんでした。
Rufusを使用し、USBドライブを作成します。

RufusサイトからRufus入手
・Rufus 3.18 (1.3 MB)をダウンロード
rufus2.png

②WindowsをいれたUSBメモリとは別のメモリをPCにセット
※ドライブはOSごとに作成する必要があります。

③ダウンロードしたRufusを実行します
rufus3.png

④以下の通り設定します
・「デバイス」→書き込むUSBメモリ選択
・「選択」ボタン→ダウンロードしたRHELのISOを選択
・「パーティション」→MBR選択
・「ファイルシステム」→FAT32

⑤「実行」ボタン押下

完了すると、RHELのドライブが作成されます。

5. RHELのインストール

いよいよRHELをインストールします。項番4で作成したUSBドライブを使用します

①電源の落ちている状態で、USBドライブをセット

②PCの電源ON

③読み込みが完了→インストール開始前の初期設定画面表示

④エクスクラメーションマークがある項目を修正します

※私の場合はインストールソースの設定がうまくできずハマりました。
原因は、もともと入っていたWindowsのNTFSファイルがストレージに入っていて、それがストレージを圧迫していたためRHELインストールに必要な領域が確保できなかったためです。
NTFSファイルを削除に設定することで解消できました。

⑤ROOTパスワード等設定が完了し、「エクスクラメーションマーク」の表示がなくなったら「インストールの開始」押下

ここまででインストール完了し、再起動等終わった後に「RHEL」が開けました。
一番時間がかかるのがインストールやバックアップの作成。
あとは準備するもの準備して挑めば問題ないかと思います。

免責事項

この手順で発生するあらゆる事象について、当方責任を負いかねます。各自ご判断の上お試しいただきたく存じます。

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