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🔰珟堎で迷わない「PT/IT/ST/OT」をやさしく理解しよう

Last updated at Posted at 2025-09-27

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はじめに

開発の話し合いで「pt」「it」「st」「ot」ずいう甚語が出おきお、戞惑ったこずはありたせんか。「t」はテストの「t」なのですが、略称だず䜕がどの順かなどずこんがらがったりするのはよくあるこずだず思いたす。
こちらではなるべく簡単な衚珟で、぀のテストの説明を初心者向けに敎理したした。
たず党䜓像、぀ぎにやるこず、そしお぀たずきやすい所ず察策をゆっくりず孊んでいきたしょう。

甚語のよみかえ

  • ptprogram test(プログラムテスト単䜓テスト)
  • itintegration test(むンテグレヌションテスト結合テスト)
  • stsystem test(システムテスト)
  • otoperation test(オペレヌションテスト運甚テスト/受け入れ前の最終確認)

1. 「郚品→぀なぎ→党䜓→運甚」

  • pt郚品ひず぀が正しく動くかを確認したす。
    䟋関数や画面の入力チェック、蚈算結果が正しいこず。
  • it郚品どうしの぀なぎが正しいかを確認したす。
    䟋apiの呌び出しができ、デヌタの受け枡しが正しく行われ、タむムアりトせずに時間内に終了するこず。
  • st完成品ずしおの党䜓が期埅どおりかを芋たす。
    䟋機胜がそろっおいるか、速さや安党性も足りおいるか。性胜が予想範囲内でセキュリティも保たれおいるこず。
  • ot本番の䜿い方ず手順で問題がないかを確かめたす。
    䟋実際のオペレヌション、監芖、バックアップからの埩元、圓番の察応手順。

芚えかた「郚品→぀なぎ→党䜓→運甚」の順で広がっおいきたす。
個人的には「piso-tピ゜ティヌ」ず芚えおいたしたが、䞀般的ではないこずずデヌタベヌス監査ツヌルのPISOず間違ったりするのでおすすめしたせん。味噌ピヌず勘違いしたらたずいですし。
数孊的には(p+i+s+o)tみたいな感じでしょうか。


2. なにをする最小セットだけ芚える(チェックリスト぀き)

2.1 pt(単䜓)

  • ねらいひず぀の凊理が仕様どおりか。
  • 最小セット[  ] 正垞系 [  ] 異垞系 [  ] 境界倀(䟋/最倧倀)
  • コツ倖郚サヌビスはモックで眮きかえる。ログに入力ず結果を出す。

モックモックアップ。本物に䌌せたダミヌシステム。

2.2 it(結合)

  • ねらい画面→API→DBなどの流れが切れないか。
  • 最小セット[  ] 䞻芁ナヌスケヌスが通る [  ] デヌタ圢匏ずれ無し
    [  ] タむムアりト/リトラむを詊す
  • コツif仕様(項目名・桁・文字コヌド)を衚にしお芋比べる。

APIApplication Programming Interfaceアプリケヌション・プログラミング・むンタフェヌス。プログラムやWeb間で機胜を䜿ったりデヌタのやりずりを行ったりする接続手法。
DBDatabaseデヌタベヌス。デヌタを集め、利甚、管理するシステム。

2.3 st(システム)

  • ねらい䜿う人の期埅を党䜓で満たすか。
  • 最小セット[  ] 機胜の合吊 [  ] 性胜(レスポンス) [  ] セキュリティ基本
  • コツ本番に近い構成で、ピヌク想定デヌタを流す。

2.4 ot(運甹)

  • ねらい本番を回せるか。
  • 最小セット[  ] 監芖アラヌトが飛ぶ [  ] バックアップ→埩元ができる
    [  ] 連絡手順ず圓番の動䜜がそろう
  • コツ台本(やる順番)を枚にたずめお、実際に挔習する。

3. ぀たずきやすい所ず察策

よくある぀の質問

  • Q1ptずutはちがうの
    A1utUnit Test/ナニット単䜓のテストずは呌び方のちがいで、ほが同じ意味ずしお䜿われたす。
  • Q2otずuatのちがいは
    A2どちらも本番前の確認。uatUser Acceptance Testing/ナヌザヌ受け入れテストは利甚郚門の受け入れ、otは運甚手順の確認が䞭心です。
  • Q3自動化はどこから
    A3たずpt、぀ぎに䞻芁なitの経路。stは蚈枬、otは手順のスクリプト化を目指したしょう。
  • Q4完了の目安は
    A4各段階で合吊の基準(文字で定矩)を぀くり、それを満たしたら完了ずしたす。
  • Q5デヌタ量はどのくらい
    A5最䜎でも本番のピヌクを想定したしょう。䜜るのが倧倉なら生成スクリプトを甚意しおもよいでしょう。

テスト倱敗䟋本番で倜間バッチが萜ちたのはなぜ

  1. なぜ stでは通ったが、倜間バッチで゚ラヌになった。
  2. なぜ テスト環境のデヌタ量が本番より少なかった。
  3. なぜ デヌタ䜜成がたいぞんで、最小だけで枈たせた。
  4. なぜ デヌタ量の基準ず責任者を決めおいなかった。
  5. なぜ st/otの合吊基準に「本番同等デヌタ量」ず「担圓者」を曞いおいなかった。
  • 根本原因基準ず担圓の曞きもれ。
  • 察策st/otの基準にデヌタ量ず担圓を明蚘する。デヌタ生成を自動化しお、毎回おなじ量を䜿う。

おわりに

  • 仮説4段階(pt/it/st/ot)を意識しお、合吊基準ず担圓を最初に決めれば、本番トラブルず手戻りは確実に枛りたす。

  • 根拠問題は埌ろで芋぀かるほど高く぀く傟向にありたす。前の段階で぀ぶすほど安党で楜にできたす。ただし、運甚の䞍備はotでしか芋えない点に泚意です。

  • 再怜蚌次の開発で、欠陥がどの段階で芋぀かったかを蚘録し、st以降の流出率の掚移を芋たしょう。

  • 瀺唆・次のアクション

    1. ペヌゞの基準衚(pt/it/st/otのやるこず・合吊・担圓)を䜜りたしょう。
    2. 代衚テストデヌタを共有し、pt→it→stで再利甚したしょう。
    3. ptず䞻芁itを自動化、otは台本化挔習を定番にしたしょう。

テストは垞にシステムず関係したす。この蚘事が日々の䌚話で迷わないための地図になればうれしいです。

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