5
4

N_1_RaspberryPi_エッジ側デバイス_flipper's circuit Project -電子工作人口を増やすためのプロジェクト-

Posted at

2 Raspberry Pi

項目 Raspberry Pi Pico W Raspberry Pi 4B
MCU RP204032 bit 32bit
Dual Core cotrex M0+ QuadCore 1.5GHz
メモリ SRAM 264kB RAM 2/4/8GB
FLASH2MB -
クロック 133MHz -
ストレージ - microSD Card
ビデオ出力 - microHDMI x2
USB microUSB USB2.0x2USB 3.0x2
Ethernet - 10/100/1000BASE-T
GPIO デジタル23pin 3.3v 40pin Headerpin
アナログ×3 デジタル,アナログ,I2C,SPI
PIO State Machine ×8 PWM,1Wire,UART,I2S
ADC 12bit 500ksps -
無線通信 2.4GHz Wi-fi Wi-Fi,Bluetooth
BLE,Bluetooth -
カメラ - 専用カメラ(CSI)
周辺機能 UARTx2,I2Cx2 -
SPIx2,PWMx16 -
Timer,RTC -
動作電源 - 5.0V
消費電流 - 本体Max 1.7A
- - 外部機器含む場合 3A
電源 - USBの5V、外部電源、PoE HAT
価格 1500円 13000円

【備考】
Raspberry Pi Pico W(以下、PICOと呼ぶ)はもともとのRaspberry Pi(以下、ラズパイと呼ぶ)とは大きく異なります。
ラズパイにはLinuxなどのOSが搭載されていますが、PICOはOSが搭載されていない、ワンボードマイコンです。PICOはArduinoに近いデバイスです。

Raspberry Pi Pico W の特徴

※WがつくのはWi-FiとBluetoothの無線機能がついているタイプです

1 安価な高速マイコンボード

小型で千円台という価格のワンボードマイコンですが、高性能のマイコンと大容量のメモリが搭載されています。

2 複数の開発環境がある

当初は複雑な開発環境でしたが、ArduinoIDEのスケッチ、ThonnyのMicroPythonが標準言語となりました、。C言語での開発環境も用意されています。プログラムはUSB経由で書き込みできます。

3 周辺デバイスは実装されていない

ボードには単純なスイッチとLEDのみの実装です。入出力ピンに外部デバイスを接続して使うことになります。マイコンの内部モジュールを使用して制御しますが、ライブラリも多いのでArduinoと同じように使用できます。

4 Wi-Fiが実装されているのでIoTシステムには好都合

インターネットアプリとの連携もしやすくなっています。

5 電源は別途用意する必要がある

本体にはUSB経由の電源と外部接続の電源しかありません。単独で使う場合には、何らかの電源装置が必要となります。

Raspberry Pi 4B の特徴

1 LinuxというOSで動作する

Linuxが基本となっているため、コマンドやインストールの知識が必要になります。また、起動時にも時間がかかります。

2 マルチメディアの処理が得意だがリアルタイム処理は苦手

動画や音声の取り込みが得意で、カメラやマイクを使うのに適しています。また処理の応力が高く、汎用性も高いので、いろいろな目的に使うことができます。しかし逆にOSの上で動くので、ハードなリアルタイム制御は苦手です。

3 容量の大きな電源が必要

消費電力が大きいため、大型のACアダプタなどの電源が必要となります。また発熱も大きいので放熱対策が必要となります。また突然の電源断への安全対策は考慮されていないので、いきなり電源がオフになるとSDカードの内容を書き換えてしまったりするので注意が必要です。

4 センサやアクチュエータは実装されていない

外部デバイスを実装したHATボードというオプションボードが用意されていますが、限定されたデバイスとなります。そたがって、なんらかの電子工作が必要になります。

5 プログラム開発言語は多種類

Linuxのもとで動作するので、いろいろな開発言語が使用できますが、基本はPythonとなります。マルチメディアを含むアプリケーションの場合にはNode-REDを使用する場合もあります。(Pythonだとプログラムが大きくなってしまうため)

エッジ側のデバイスは他にも種類がありますが、いったんはここまでとします。

トップに戻る

5
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
4