電子工作を進めるにあたり、ソフトウェア面でのエンジニアリングから触る人も多い(ソフトウェア界隈の方を引き込んだ節もある)ので、そのイメージを具現化できるツール「Node-RED」について少し説明します。
この次の記事で、実際のインストール方法について解説します。
Node-REDってなに?
「Node-RED」は、「ハード」「API」「オンライン・サービス」などを組み合わせて使う際に、それらを簡単につなぐことができるサービスです。
「ハード」と「API」、「API」と「オンライン・サービス」のように別のものをつなぐことはもちろん、「ハード」同士、「オンライン・サービス」同士をつなぐこともできます。
IBM社の「英国はーずりー研究所」で開発された、「MQTTメッセージのマッピングを可視化」する簡単なツールだったそうです。実際使用してみるとわかるのですが、PowerAutomateのような「ビジュアルプログラミングスタイル」ができるツールです。「IoT」のみならず、「RPA」や「ブロックチェーン」の分野でも活用されています。
詳細は公式サイトで→https://nodered.org/
Node-REDをホスティングしたサービス一覧
社名 | 製品 |
---|---|
IBM | Node-RED on IBM Cloud |
Intel | Intel IoT Gateway |
Uhuru | enebuler |
STMicroelectronics | STM32CubeMonitor |
AT& T | AT&T Iot Platform |
NEC | Obbligato, CONNEXIVE IoT Connectivity Engine |
LG | Workflow Designer |
さくらインターネット | さくらのクラウド |
Samsung | Artik,Samsung Automation Studio |
GE | Predix Developer Kit |
Cisco | Meraki |
Siemens | SIMATIC IOT2020, MindSphere Visual Flow Creator |
Schneider Electric | Edge Box |
Sense Tecnic | FRED |
Partic | IoT Rules Engine |
日立製作所 | Lumada Solution Hub |
Hewlett Packerd Enterprise | Edgeline OT Link |
富士通 | COLMINA Platform, INTELLIEDGE A700 Appliance |
ぷらっとホーム | OpenBlocks |
東芝 | SPINEX |
Nokia | Nolia Innovation Platform |
日本Node-RED協会というものもあるのですね。
https://nodered.jp/
では次の記事で、実際のインストール方法について解説します。