まず最初に、LED点滅(通称Lチカ)させてみましょう。
電子工作での「Hello world!!」的なものです。
用意するもの
No | パーツ | 個数 |
---|---|---|
1 | ブレッドボード | 1 |
2 | LED | 1 |
3 | 抵抗220Ω | 1 |
4 | ジャンパ線 | 2 |
5 | Arduino(マイコン) | 1 |
手順
1 回路を組む
2 プログラム作成
3 プログラムのコンパイル・マイコンへの書き込み
4 動作確認
予備知識
1 ブレッドボードについて
最初にブレッドボードについて解説します。
ブレッドボードははんだ付けなしで配線するための道具です。
番号が振ってある列がショートしています。
※ショートって何?て方はこちらのサイトを→ https://march-blog.com/short
要は番号の列は一本につながっています。
端っこの+と-は、それぞれVcc(+)とGND(-)に使用します。
赤い線、黒い線のついている穴が一列ずつショートしています。
2 LEDについて
LEDは流れる電流が一定なので、+側に抵抗をおいて電位差を作ることで光ります。抵抗がないとLEDの両端の電位差0で光りません。
LEDにはアノードとカソードがあります
向きを間違えると光らないので注意してください。
(カソード側がGND(-)に流れるようにしてください)
回路を組む
今回組む回路は次の通り。
LEDのアノードをArduinoのDIGITALの3ピンに接続。
カソードと抵抗接続、抵抗とArduinoのGND接続。
これをブレッドボードで組むと以下のようになります
各ピンについては後日解説します。
プログラム作成
書き込むプログラムは以下通りです。
設定は「void setup」に、動作させる内容は「void loop」に書き込みます。
void setup() {
pinMode(3, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(3, HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(3, LOW);
delay(1000);
}
pinmode(3, OUTPUT)で、ボードの3pinを出力用に設定。
実行内容にてdigitalWrite(3, HIGH);で3ピンに出力高
delay(1000);にて1秒待ち(delay(1000)で1秒)
digitalWrite(3, LOW);で3ピンに出力低
という内容になります。
注意点
①ボードの設定忘れないでください
ボードの設定が正しくされていないと書き込みエラーになります。使用するマイコンのボードを正しく設定してください。
ボードの設定は「Tools > Board > ...」にあります。
②ポートの設定忘れないでください
試用するUSBのポートも設定しないと書き込み時エラーになります。
ポートの設定は「Tools > Port > ...」にあります。
プログラムのコンパイル・マイコンへの書き込み
プログラムが書けたら、USBでPCとマイコンをつなぎ、Uploadを押します。
動作確認
ここまででエラーしなければ動作します。
ここまでがLチカの手順となります!