Ubuntu Server 20.04.1 LTSをインストールしたRaspberry Pi 4で非公開SSIDのアクセスポイントに接続する設定に関するメモです。
ちょっとハマったのでメモとして投稿します。
設定例
ポイントは netplan の設定ファイルで定義する hidden: true
の部分です。
今回は 50-cloud-init.yaml を修正せずに 90-wifi.yaml を追加しています。
/etc/netplan/90-wifi.yaml
network:
version: 2
wifis:
wlan0:
access-points:
"MySSID":
hidden: true
# wpa_passphrase で暗号化したパスフレーズ
password: "8a98ace1117ee11811eb08759cb2bdc4d99f4cea433b86c4bcbd18ad0f9eed48"
dhcp4: true
optional: true
設定が終わったら以下のコマンドを実行し、設定ファイルの生成と適用を行いましょう。
検証・生成・適用
sudo netplan --debug try
sudo netplan --debug generate
sudo netplan apply
次のような設定ファイルが生成されます。
/run/netplan/wpa-wlan0.conf
ctrl_interface=/run/wpa_supplicant
network={
ssid="MySSID"
scan_ssid=1
key_mgmt=WPA-PSK
psk=8a98ace1117ee11811eb08759cb2bdc4d99f4cea433b86c4bcbd18ad0f9eed48
}
以上です。
補足
そのほか、Wi-Fi設定関連で調べた内容も記載しておきます。
パスフレーズを暗号化する
wpa_passphrase
コマンドで暗号化したパスフレーズも使用することができます。
パスフレーズの暗号化
wpa_passphrase "MySSID" "password"
結果
network={
ssid="MySSID"
#psk="password"
psk=8a98ace1117ee11811eb08759cb2bdc4d99f4cea433b86c4bcbd18ad0f9eed48
}
psk部分を netplan の設定ファイルで使用します。
非推奨(ハック)を用いた設定方法
SSID を "MySSID\"\n scan_ssid=1\n# \"hack!"
のように定義する記事もありましたが、今は netplan 側が非公開SSIDに対応しています。