はじめに
普段、Linuxを仕事で使用していてLinuxの操作にはある程度慣れているものの、自宅の環境はWindowsマシンしかないので、ちょっとした調べものなどのためにOracle VM VirtualBoxでゲストOSをUbuntu22.04を使ってLinux環境を構築しています。
今回は、Ubuntu22.04 on VirtualBox上で箱庭を動かしてみようと思い、試行錯誤した結果を残しておきます。
環境
ホストOS:Windows 10 Home Edition
プロセッサ:Intel(R) Core(TM) i3-7100U CPU 2.40GHz
メモリ:4.00 GB
ゲストOS:Oracle VM VirtualBox + Ubuntu 22.04 LTE
Unityのインストール
まずは箱庭上でDroneシミュレータを動かしてみたいと思ったので、以下のページを参考にUnityをインストールしました。基本的には以下の手順通りに進めればOKです。
https://docs.unity3d.com/hub/manual/InstallHub.html?_ga=2.195680107.639920199.1676446634-1175729548.1657247594#install-hub-linux
PX4を使ったドローンシミュレーション環境のインストール
次にドローンシミュレーション環境のインストールを行います。参考にしたページは以下になります。
https://github.com/toppers/hakoniwa-px4sim
この手順通りに従ってインストール作業を進めていたところ、トラブル発生。。。
もともと20GBでHDDを作成していたため、HDD容量が足りなくなってしまいました。。。
以下のページを参考にHDDの容量を拡張しました。
https://qiita.com/kalafinalice/items/77947e99bb21330065b4
とりあえず、20GB→40GBに変更しました。これでも少ないような気がしますが。。。
>"VBoxManage.exe" modifyhd Ubu22.vdi --resize 40960
この拡張により無事、PX4を使ったドローンシミュレーション環境をインストールできました!
Unityを使ったドローンシミュレータのインストール
Unityを使ったドローンシミュレータのインストールを行います。参考にしたページは以下になります。
https://github.com/toppers/hakoniwa-unity-drone-model
ドローンシミュレータを起動してみる
ターミナルを3つ開く必要がありそうです。
■ターミナルA
$ cd hakoniwa-px4sim/px4/PX4-Autopilot
$ bash ../sim/simstart.bash
■ターミナルB
$ cd hakoniwa-px4sim/hakoniwa
$ bash run.bash
まず上記のように、二つのターミナルでコマンドを入力します。
そうすると以下のようなエラーがターミナルAに出続けます。これは出続けても問題ないです。
ERROR [simulator_mavlink] poll timeout 0, 111
次に別のターミナル(ターミナルC)に以下のコマンドを入力します。
■ターミナルC
$ cd hakoniwa-unity-drone-model
$ bash ./plugin/activate_app.bash DroneAppLinux
無事に起動できました!ここで左上のSTARTボタンを押下します。
ですが、この環境ではボタンが押せない。。。
topのコマンドを見てみると
のようにCPUがほぼ100%になっていますね。
そもそもホストOSのスペックが低いのと、さらに仮想環境で負荷の高いシミュレータを動かそうとしているので当然ですね。
シミュレータを動かすときはもっとスペックの高いPCを使うことをおススメします。