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AWSの俯瞰と構造化(AI プラクティショナー編 #2:AIの基礎)

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Last updated at Posted at 2026-08-23

生成AIを理解するうえで最初の壁になるのが、
LLM / Embedding / 推論 / 学習 といった「AIの基礎概念」です。

AI プラクティショナーでは、これらを“深く”ではなく “広く・構造的に” 理解することが求められます。

この記事では、AIの基礎を AWSの文脈で俯瞰しながら構造化 して整理します。


🧭 1. AIの基礎は「4つの柱」で理解できる

AI プラクティショナーの基礎領域は、以下の4つに整理できます。

  • LLM(大規模言語モデル)
  • トークンとEmbedding(意味の数値化)
  • 推論(モデルを使う)
  • 学習(モデルを作る)

この4つを理解すると、Bedrock / SageMaker の役割や RAG の仕組みが一気に理解しやすくなります。


🧩 2. LLMとは何か(“予測モデル”として理解する)

LLMは「大量のテキストを学習した予測モデル」です。

  • 次に来る単語を予測する
  • 文脈を理解して応答を生成する
  • 大量のデータからパターンを学習している

Claude / Llama / GPT などのモデルは、
“知識を持っている”のではなく “次の単語を予測している” だけです。

この理解が、幻覚やバイアスの理解にもつながります。


🔡 3. トークンとは何か(単語ではなく“意味のかたまり”)

LLMは文章を トークン という単位に分解して扱います。

  • 英語:単語がそのままトークンになりやすい
  • 日本語:形態素解析で細かく分割される
  • 記号・数字もトークンになる

例:
「生成AIを使う」は以下のように分解されることがあります。

  • 生成
  • AI
  • 使う

トークン数は コスト・速度・性能に直結する ため、AWSの推論コストを理解するうえでも重要です。


🧭 4. Embeddingとは何か(“意味をベクトル化する”技術)

Embedding は 意味を数値ベクトルに変換する技術 です。

  • 「犬」と「猫」は近い位置
  • 「犬」と「自動車」は遠い位置
  • 類似度検索(RAG)で使われる
  • 検索の精度を上げるための基盤技術

RAGを理解するうえで、Embedding の理解は必須です。


⚙️ 5. 推論とは何か(モデルを“使う”フェーズ)

推論は 学習済みモデルを使って応答を生成するフェーズ です。

AWSでは主に以下で行われます。

  • Bedrock(Claude / Llama / Titan など)
  • SageMaker Endpoint(カスタムモデル)

推論の特徴:

  • GPUを使う
  • トークン数でコストが決まる
  • レイテンシ(応答速度)が重要
  • キャッシュやRAGで高速化できる

AI プラクティショナーでは、推論の仕組みを“ざっくり”理解していれば十分です。


🏗️ 6. 学習とは何か(モデルを“作る”フェーズ)

学習は モデルを作る・調整するフェーズ です。

AWSでは主に以下で行われます。

  • SageMaker(学習・評価・デプロイ)
  • SageMaker JumpStart(事前学習モデル)

学習の特徴:

  • 大量のデータが必要
  • GPUを長時間使う
  • コストが高い
  • 企業では「部分的な調整(PEFT)」が主流

AI プラクティショナーでは、
“学習は重い処理で、企業は部分調整を使う” という理解があれば十分です。


🔧 7. ファインチューニングの種類(PEFT / LoRA / QLoRA)

企業が実際に使うファインチューニングは以下の3つです。

  • LoRA:モデルの一部だけを学習
  • QLoRA:量子化して軽量化
  • PEFT:効率的な部分学習の総称

ポイントはただひとつ:

企業はモデル全量学習をほぼやらない。
必要な部分だけを軽量に調整する。

Bedrockでも「ファインチューニング機能」が提供されており、
この考え方がそのまま使われています。


⚠️ 8. AIの限界(幻覚・バイアス・コンテキスト長)

AI プラクティショナーでは、AIの限界を理解することが重要です。

  • 幻覚:存在しない情報を生成する
  • バイアス:学習データの偏りが反映される
  • コンテキスト長:一度に扱える情報量に限界がある
  • 最新情報を知らない:学習時点のデータに依存する

これらは AIを業務に使うときのリスク管理 に直結します。


🗒️ 9. まとめ:AIの基礎は“構造化”すると理解しやすい

AI プラクティショナーの基礎領域は、以下の4つに整理できます。

  • LLM:予測モデル
  • トークン / Embedding:意味の数値化
  • 推論:モデルを使う
  • 学習:モデルを作る

この4つを理解すると、
Bedrock / SageMaker / RAG / Responsible AI といった試験範囲が一気に繋がります。


🔗 関連リンク

以前投稿したクラウドプラクティショナー編はこちら:

AI プラクティショナーの妄想設計編はこちら:

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