ご挨拶
はじめまして、Supership の落合です!
この記事では、Supership開発組織についてのご紹介 にあったアドテクノロジーセンターのより詳しい紹介をしていきたいと思います。
Supership では、エンジニアによる情報発信の強化を進めています。これから投稿される記事の背景にある Supership での働き方などを具体的にイメージしてもらうことを目的にして、この記事は書いていきます。
エンジニアによる情報発信の強化については、こちらの記事をご覧ください。
アドテクノロジーとは?
部門紹介の前に、部門名にあるアドテクノロジーについて少し触れたいと思います。
アドテクノロジーとは、Advertising Technology(アドバタイジングテクノロジー)の略で、一般にインターネット広告の配信や最適化の技術を指します。
我々は、広告配信に関わる全ての登場人物、"広告主にとっても、媒体社にとっても、ユーザーにとっても、もっとも価値のある広告を届ける"仕組みを構築し、図のような世界観を実現するための課題をテクノロジーで解決していきたいと考えています。
アドテクノロジーセンターの紹介
アドテクノロジーセンターの仕事
アドテクノロジーセンターは、アドプラットフォーム事業領域を筆頭に Supership の事業部と一体となって、広告プロダクトを開発しているエンジニアリング部門になります。主な広告プロダクトには、ScaleOut DSP(DSP) 、Ad Generation(SSP)、Fortuna(DMP) があります。
これらのプロダクトは、まず広告を配信するための汎用的なプラットフォーム(ScaleOutAdPlatform)を構築し、そのプラットフォームの上で、具体的なビジネスモデルを含んだアプリケーションを動作させるという特徴的な構造で開発、運用されています。
この構造は、広告配信とはクリエイティブ(画像や動画)と配信ルール(期間、予算、ターゲティング)の組み合わせであるという基本概念と向き合って抽象化したシンプルなアーキテクチャにすることで実現しています。
これにより、DSPとSSPを同一プラットフォーム上で動作させることができた上、インストリーム広告や動画リワード広告など次々に登場するデジタル広告の新しいクリエイティブや、ビジネスモデルに対応することができています。
以上のように、広告プロダクトの開発は、ビジネスモデルを含むアプリケーション開発と、その基盤となるプラットフォーム開発の両輪でおこなわれており、アドテクノロジーセンターの主な業務のひとつになっています。
また、広告配信で利用する大量のターゲティングデータを外部から取り込むためのパイプライン、大量の配信ログを扱う集計基盤、それらのデータを利用するためのデータパイプライン、データ分析基盤の構築、配信の最適化をおこなうための機械学習基盤の構築など、広告配信の前後で利用する大量のデータを取り扱う業務もおこなっています。
これらの広告プロダクトは、複数データセンターを利用したオンプレミス環境とパブリッククラウドを利用して、構築されていますので、データセンターでの物理サーバ環境の構築や管理なども業務もおこなっています。インフラ、アプリケーションを含めたシステムの運用もアドテクノロジーセンターでの重要な業務になります。
また、会社の大規模データ基盤をクラウドへ移行することを意思決定した話 にあるとおり、オンプレミス環境の大規模データ基盤をクラウド移行するプロジェクトも絶賛進行中です!
プロダクトについて
プロダクトが気になった方は、まずはサービスサイトをご覧ください!
ScaleOut DSP(DSP)
Ad Generation(SSP)
Fortuna(DMP)
組織について
アドテクノロジーセンターは、アドプラットフォーム1〜5、アドアプリケーション1〜5、データマイニング、データ基盤、マーケテックの13のチームからなる組織です。
各チームの役割
アドプラットフォーム1〜5が、先に紹介したプラットフォーム(ScaleOutAdPlatform)の開発・運用、アドアプリケーション1〜5が、各広告プロダクトの開発・運用というのが大まかな役割分担となります。データマイニングは広告配信の最適化に関連したエンジニアリング、データ基盤はデータパイプライン構築などのデータエンジニアリングが主な業務になっています。マーケテックは、広告代理店業務の効率化を技術によって推進しています。
チーム内のロール
各チームには、1名のEL(Engineering Lead)と、3〜5名程度のメンバーが所属します。
ELは、評価などのピープルマネジメントをおこないます。また、TL(Tech Lead)というロールが存在し、ELにアサインをお願いしています。
TLは、担当するプロジェクトやシステムの技術、品質面の責任や、他チームとの窓口などの役割を果たします。チーム内には、0〜2名程度のTLがいます。TLに関しては、プロジェクトやシステムのフェーズの違い、チーム状況などに合わせて柔軟なアサインを可能としているため、TLをアサインしないという選択をするチームもあります。
チームの紹介
それでは、チームについて業務内容を簡単に紹介します。
アドプラットフォーム1〜5
アドプラットフォーム1〜5では、プラットフォーム(ScaleOutAdPlatform)を支えるインフラ構築、運用。大規模配信をコアで支える配信サーバー(アドサーバー)や案件、予算管理システム、ScaleOutAdPlatformの管理画面/API/新機能追加の開発、 ScaleOut DSP としての機能開発などを実施しています。
また、プラットフォーム(ScaleOutAdPlatform)の安定性/信頼性向上のための、インフラ/ミドルウェアの自動化/効率化や、パフォーマンス向上のためのチューニングなど、SREとしての業務、ログ集計や、大規模データ基盤の構築、運用などもおこなっています。
採用ページにより詳しい情報もありますので、こちらもご覧ください。
データマイニング
「ScaleOut DSP」や「Ad Generation」の配信実績データなどを元に解析を行い、広告配信の最適化をおこなっています。
以下などが主な業務になります。
- ターゲティングデータの作成
- 配信実績データを用いた広告配信の最適化
採用ページにより詳しい情報もありますので、こちらもご覧ください。
データ基盤
プラットフォームに関連するデータエンジニアリングを担当する組織です。
以下などが主な業務になります。
- データパイプライン、データ分析基盤の構築
アドアプリケーション1〜5
「Ad Generation」、「Fortuna」 、「インストリーム領域向けのアドサーバー」開発を担う組織となります。
各プロダクトの管理画面や、オークションシステムの開発、運用。ライブラリ (ディスプレイ広告SDK/動画リワードSDK)開発とライブラリのメディア導入における技術支援などもおこなっています。
採用ページにより詳しい情報もありますので、こちらもご覧ください。
マーケテック
広告代理店業務の煩雑なオペレーションをシステム化し効率的に運用していくためのツール作成、技術サポートを行っています。
以下などが主な業務になります。
- クロスプラットフォームのレポートシステム開発
- BIツールを用いたダッシュボード構築
採用ページにより詳しい情報もありますので、こちらもご覧ください。 - マーケテックエンジニア(広告事業)
おわりに
アドテクセンターの各チームの紹介でした。
チーム毎の技術スタックなどは個別の記事なので、さらに発信していければと思います。
SupershipのQiita organizationをぜひご覧ください。
ご興味持っていただいた方は以下リンクより是非弊社採用情報をご一読ください。
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