小ネタです。
こちらの続きというか、2019年版です。
https://qiita.com/chromabox/items/b3ceaab6efa6edde2bda
minicomで各種設定して、その設定を別で保存したいことがよくあります。
が、しかし、デフォルトでは「○○に保存」を選択しても保存してなかったり、root権限要求されるしで、ものすごく使いにくいので改善しようというやつです。
使用するユーザをdialoutグループに入れる
例えば、USB-SerialケーブルなどをLinuxマシンに刺すと、/dev/以下にこのように追加されます。
crw-rw---- 1 root dialout 188, 0 4月 7 15:21 /dev/ttyUSB0
rootの他にもdialoutでも使用出来るので、mincom を使用するユーザをdialoutに入れます。
$ sudo gpasswd -a ユーザ名 dialout
この他にも、udevの設定書き換える等方法はありますが、こちらのほうが圧倒的に楽なのでそうしています。
minicomが設定を保存する先の権限を変更
minicomはデフォルトで/etc/minicomに設定を保存しようとします。
これを変えるのはキツイので、権限を変えます
$ sudo chown root:dialout /etc/minicom
$ sudo chmod 775 /etc/minicom
先程追加したdialoutグループを追加して、そのグループに対してのみ書き込み許可させれば良いという話ですね。
ということで、これをしたら一旦ログアウトします。
minicomに設定ファイルを保存させる
再ログイン後、次のようにしてminicomを起動します。
$ minicom -s [設定名]
設定画面だけのモードになるので、レートやポートなどを設定してから、[設定名]に保存を選択します。
設定名が無い場合は、「dflに保存」となります。
なお、この設定ファイルは、/etc/minicomにminicom.設定名で保存されています。
こうやっておくと…
$ minicom [設定名]
で設定が復元されますし、tab補完も効きます。
また、設定を複製したい場合は、単純にcpコマンドで設定を複製出来たりと何かと便利になります。よかったですね。