最近 GitHub + Copilot 周りのアップデートがめちゃ早くて、なかなか追えていなかったのですが、
先年末 2025/12/12 にインドのムンバイで行われた Microsoft AI Tour in Mumbai の
基調講演の GitHub のデモが
最近のアプデを丁寧に拾っていて、とても分かりやすくて良かったので、
この記事にまとめます。
5分間のデモにめちゃくちゃ大量に詰め込んでいてすごいです
↑ サティア (Microsoft の CEO)
↑ サティアの基調講演で GitHub の AI 周りのデモをした Karan さん
Microsoft AI Tour in Tokyo
ちなみに 2026/03/24(火) に東京で Microsoft AI Tour in Tokyo が開催されます!
ぜひいらしてください☺️✨(私も当日参加します!楽しみです)
目次
この5分間の短いデモで以下の内容が紹介されていました:
- (GitHub) Agent HQ
- GitHub Copilot Coding Agent
- (GitHub) Agents Panel
- (GitHub) Agent Sessions
- (GitHub) Custom Agents
- (GitHub) Steering Prompt
- (Microsoft) Playwright MCP
- Microsoft Foundry
- (GitHub) GitHub Copilot code review
- Microsoft Defender for Cloud と GitHub Advanced Security の統合
- (小ネタ) GitHub .com からリポジトリを VS Code で開く
- GitHub Copilot の Plan Mode
デモ概要(ストーリー)
デモアプリとして、おもちゃの EC サイトを見せます。
しかし、このアプリには検索機能やフィルター機能が無いので、
GitHub の様々な AI 機能 (めっちゃ多い) を紹介しながら、
GitHub Copilot の Coding Agent に実装してもらいます
Before
↓
After

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
登場人物(サービス, 概念)
この基調講演デモで出てくる、用語や製品などをまとめます:
1. (GitHub) Agent HQ
- GitHub 社が 2025/10/28 に開発者向けカンファレンス「GitHub Universe 2025」で発表した
- "エージェントをGitHubフローにネイティブ対応" (引用元公式記事) させるための基盤、構想

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
2. GitHub Copilot Coding Agent
- GitHub 上で動く、自律した Coding Agent
- pull requests 単位で動く
- 実行中でも人間が途中で Steering(操縦/方向修正)可能
2-1. 様々なモデルを選択可能
GPT シリーズや Claude シリーズなど、色んなモデルを選択可能。
先月のデモでは
「GitHub Copilot では、昨夜 (!) リリースされたばかりの GPT-5.2 も利用可能です。対応めっちゃ早いですよね」
と興奮気味に話していた

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
2-1-1. 対応早くてすごいぞ!
↓「昨夜リリースされたばかりの!」と興奮気味に話す、GitHub 社のエンジニアの Karan さん。すごい良い笑顔

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
2-2. 私の手元の環境
ちなみに、この記事執筆時点 (2026/1/27) の、私の手元のモデル選択画面 (スクショ) はこちらです:
GPT シリーズはもちろん、Claude や Gemini など色んなモデルが選択できます。
2-3. 選択可能なモデルの公式ドキュメント
最新の状況はこちらのページをご覧ください:
3. (GitHub) Agents Panel
- GitHub の UI 上のどこからでも簡単に Agent に指示を出せる「エージェント パネル」。
- (これ実際の私の画面のスクショなんだけど、GitHub Copilot Coding Agent に最後にやってもらったタスクが出てる (しょーもないこと (自サイトの "闇の王国" 化) に使っててすみません))
- GitHub .com の web UI 上からで、モバイルからでも、どこでも呼び出せる

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
サティアも「おれも毎朝起きてやることが GitHub で自分のリポジトリ行ってこの Agents Panel 開いて複数のエージェントにタスク振っとくことだね」(要約) とノリノリで楽しそうに喋ってた。(サティアはエンジニア出身)
4. (GitHub) Agent Sessions
色んなエージェントを立ち上げまくっててカオスになりがち、ということで、
すべてのエージェントのセッションを確認できるミッションコントロールビュー「Agent Sessions」。
それぞれのエージェントの作業ログが見れるので、どう動いている/動いていた、のかが観測できる。

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
何が見えるか
- 進行中 / 完了済みセッション
- 実行ログ(思考の要約)
- 生成中 PR
重要概念
- 人間は常に「外側」から全体を俯瞰
- Agent の作業をブラックボックス化させない
4-1. 進行中 (on-going / WIP) のセッションの詳細画面
左側:Copilot の進行状況
右側:生成される PR ドラフト

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
4-2. 完了したセッションの詳細画面
右のタブで「変更されたファイル」が確認できるようになる。

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
変更の依頼も(もちろん自然言語で)できる。
たとえば左下のチャット欄に「もっとこうしてくれませんか」みたいに書いたりすると、Coding Agent がまた動いてくれる
4-3. VS Code でも見れるよ
ちなみに、VS Code でも Agents のセッションが見られるタブがあります
5. (GitHub) Custom Agents

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
↑ めっちゃカスタムエージェント作ってる
公式ドキュメント
カスタム エージェント は、 Copilot コーディング エージェント の特殊なバージョンであり、独自のワークフロー、コーディング規則、ユース ケースに合わせて調整できます。
ちなみに
これとは違う話だけど、私は空条承太郎 (『ジョジョ』3部の主人公) モードを定義しています。生産性が上がります
6. (GitHub) Steering Prompt
実行中の Agent に対し、エンジニア(人間)が途中介入できる。
(実際には "完全なリアルタイム制御" ではない)

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
"steer" とは英語で「操縦する」という意味。
ちなみに「自動車のハンドル」のことを英語で「steering wheel」と言う。("ハンドル" とは言わない。 (ただし自転車のハンドルは「handlebar」))
7. (Microsoft) Playwright MCP
Microsoft が提供する、自動ブラウザテストのための MCP サーバ。
GitHub Copilot Coding Agent が自動生成する PR にも、この Playwright MCP が使われ、
「画面こんな感じになりますが どうですかね (ドヤ)」と 自動でスクショを貼り付けてくれる。すごい

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
公式リポジトリ
8. Microsoft Foundry
AI アプリケーションの開発・デプロイ・管理を統合的に行えるプラットフォーム。
GitHub Copilot Coding Agent (や VS Code での Copilot) では、
この Microsoft Foundry にデプロイした独自モデルも利用可能。
例えば自社用に微調整 (Fine-tuning) したやつとか

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
8-1. とても良かった解説記事
8-2. fine-tune された独自モデルのデモ内容(ローカルネタ)
この「Microsoft AI Tour in ムンバイ」イベントでは、
「Microsoft Foundry に置かれた fine-tuned された独自モデルを Coding Agent で使うデモ」について、
「"ムンバイの開発者っぽく話すように fine-tune したモデル" を作りました」、とのことで、
そのデモをしていました。
(使用モデルの名前が「GPT 4.1 Mini Mumbai」になってる)
↑ 「What is Kubernetes? (Kubernetes とは何ですか?)」の後の文字列、私には読めない。(多分 pods や nodes などについて聞いてる)

(スクショ:『Microsoft AI Tour, Mumbai | Keynote with Satya Nadella』より)
↑ 基本英語だけど、ところどころ、多分これが「ムンバイっぽく fine-tune された口調」というやつ
これが表示されると、ムンバイ会場から歓声がワッと湧き上がった! 良いですね👏
私もデモするときは、こういうローカルネタというか、会場の方々に刺さるようなデモをしたい!
9. GitHub Copilot code review
GitHub の Pull Request に対して、AI による自動コードレビューを行う機能です。

↑ プルリクの画面をスクロールしていき、Copilot くんがコメントで諸々指摘してくれているところ。(このスクショは DB connection pool exhaustion についての指摘がされているところ)
9.1. GitHub Copilot code review とは
Copilot エージェントが PR を解析し、改善ポイントや修正提案を提示してくれるもので、
従来、人間のレビュアーが手動で行っていた以下の作業を AI が補助する/自動化する機能です:
- バグや潜在的な問題の検出
- パフォーマンスやコード品質の改善提案
- セキュリティリスクの指摘
- 可読性・一貫性の向上提案
GitHub が提供するAIを活用したコードレビューツールで、コードの品質改善提案、セキュリティ脆弱性の検出、命名規則の不一致やタイプミスの指摘などを行います。
設定はリポジトリの設定画面から有効化でき、プルリクエストのレビュアーに追加するだけでレビューを実施してくれます。
9.2. Copilot Code Review が生成するコメント例:
- 潜在的なバグの指摘
- パフォーマンス改善の提案
- 型安全性の注意
- コードスタイル・可読性の改善提案
- セキュリティホールや誤用の可能性
コメントには 改善案や修正方法のヒントが含まれることが多く、
チームレビューの補助として機能します
9.3. 公式ドキュメント
9.4 対応
Copilot code review は色々な環境で使えます:
- GitHub.com
- GitHub Mobile
- VS Code
- Visual Studio
- Xcode
- JetBrains IDEs
10. Microsoft Defender for Cloud と GitHub Advanced Security の統合
10-1. Microsoft Defender for Cloud
Microsoft Defender for Cloud は、Microsoft が提供する、クラウド環境のセキュリティ脅威保護のためのサービスです。
実行中のアプリ・インフラから 実害のあるセキュリティリスクを検出してくれます。
10-2. GitHub Advanced Security
役割
開発時・PR 時点でのセキュリティ検査
- Code scanning
- Secret scanning
- Dependency review
特徴
- 開発者フローに完全に組み込まれている
- GitHub の Issue / PR / Security タブと直結
10-3. Microsoft Defender for Cloud と GitHub Advanced Security の統合
オルターブースさんのめっちゃ分かりやすい記事があったのでぜひ
画面スクショ付きで↑の記事が大変分かりやすいのですが、あえてここにも書くなら、
要するに、
Defender for Cloud で見つかった問題を、そのまま GitHub の Issue として登録したり、
クラウド実行時に見つかった "危険な問題" を 開発者が日常的に使う GitHub の PR 修正フローにそのまま流し込むことができて
スムーズにセキュリティ対応ができて良いですね!
10-4. 対応も Copilot に丸投げ可

ちなみに、これらのセキュリティイシューを一括選択して「Assign to Copilot」ボタンを押すことで
Copilot さんに対応丸投げもできます。PR を作ってくれます
11. (小ネタ) GitHub .com からリポジトリを VS Code で開く
別に新機能ではないのですが、知らない人も多いと思うので小ネタとして。
12. GitHub Copilot の Plan Mode
Plan モードは、2025/10/28 の開発者向けカンファレンス「GitHub Universe 2025」で発表された機能。
コードを書く前に、AI と一緒に設計を固めるためのモードです。
12-1. フェーズ
| フェーズ | Copilot 機能 |
|---|---|
| 要件整理 | Plan Mode |
| 実装 | Agent Mode / Copilot Coding Agent |
| レビュー | Copilot Code Review |
| 修正 | Copilot Autofix |
12-2. 例
Plan Mode では、例えば:
検索・フィルター機能を追加したい
と書くと、Copilot は:
- 機能分解
- 必要なコンポーネント
- 変更が必要なファイル
- 実装順序
- 技術的な論点
を 段階的な Plan(計画) として提示します。
- コードは書かない
- "どう作るか" だけを言語化する
という感じです。
感想
内容もりもりのデモですごかったです















