勝手にスリープが解除されるのを抑止する方法 UpdateOrchestrator\Schedule Wake To Work編

概要

以下のような、Windows Update絡みのスケジューラで勝手にスリープを解除されたWindows 10 ユーザーのための抑止方法を書きます。
システムは低電力状態から再開しました。
スリープ状態の解除元: タイマー - Windows は、スリープ状態の解除を要求したスケジュールされたタスク 'NT TASK\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Schedule Wake To Work' を実行します。

1.PSToolsをダウンロード

スケジューラを削除する際にSYSTEM権限上で実行するために使用する。
ダウンロードし、適当な場所へ配置。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/pstools

2.以下を管理者権限でコマンドプロンプト上で実行

sc.exe stop UsoSvc
cd /d "PSToolsのフォルダを指定"
start /wait PsExec.exe -s -i schtasks.exe /Delete /F /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Schedule Wake To Work"
cd /d "C:\Windows\System32\Tasks\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator"
md "Schedule Wake To Work"
attrib +r +h +s "Schedule Wake To Work"
sc.exe start UsoSvc

3.今回実行してる内容

Orchestrator Serviceを事前に停止し、Schedule Wake To Workのタスクを削除する。

削除しただけでは復活してしまうため"Schedule Wake To Work"の空フォルダを作成し、
読み取り専用属性・隠しファイル属性・システムファイル属性を"Schedule Wake To Work"のフォルダに付与し変更を防止する。

Orchestrator Serviceを再開し、スリープ解除抑止設定完了。

4.元に戻したい場合

元に戻したい場合は、"Schedule Wake To Work"のフォルダを削除するだけ。
フォルダーオプションからシステムファイルを表示し、エクスプローラー上から削除するか、以下のコマンドで削除。

cd /d "C:\Windows\System32\Tasks\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator"
attrib -r -h -s "Schedule Wake To Work"
rmdir "Schedule Wake To Work"