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MacでのRuby環境構築2020

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MacでのRuby環境構築についてまとめます。改めて公式文書を読みながら進めたところ、今までやっていたことをスキップできる!と気づいたので、久々にQiitaに書こうと思います。

事前準備

動作確認環境

  • MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 ports)
  • Catalina 10.15.1

今回構築する環境の概要、ゴール

複数バージョンのRubyを管理するために、rbenv を使用します。インストールにはHomebrewを使います。
最終的に $ ruby --version で意図したバージョン名が表示されることを確認します。

前提

以下の環境であることを前提とします。

  • Homebrewを使えること
    • Homebrewがインストールできていない方は、 Homebrew を確認してインストールをお願いします
  • gitを使えること
    • Homebrewが使用できれば、 $ brew install git でインストール可能です。

rbenv環境構築

基本的に、https://github.com/rbenv/rbenv#installation にしたがって操作していきます。

1. rbenv のインストール

以下のコマンドを実行します。

$ brew install rbenv

rbenvがインストールされます。
同時に、 ruby-build もインストールされます。

2. rbenv のセットアップ

以下のコマンドを実行します。

$ rbenv init
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.zshrc:

eval "$(rbenv init -)"

上に書いたようなログが出力されています。指示通りに eval "$(rbenv init -)"~/.zshrc に書き込みます。
私の場合は、zsh を使用しているため、このようなログ(# the following to ~/.zshrc:)が出ていますが、お使いのシェルによって、どのファイルに書き込むかは(ログの内容も)変わってきます。

eval "$(rbenv init -)" を ~/.zshrc に書きむとは何を意味するのか
ちょっと話題がそれますが、簡単に説明しておきます。
zsh を使用している環境において ~/.zshrc ファイルに書き込まれた内容は、ログインしたときやターミナルを開いた時などに実行されます(ここでは詳しくは説明しません)。~/.zshrc ファイルに eval "$(rbenv init -) を書き込むということは、ログインするときやターミナルを開き直す度に、 eval "$(rbenv init -) を実行したい、ということになります。

3. ターミナル再起動

ターミナルを再起動することで、 ~/.zshrc ファイルが読み込まれます。
ターミナル再起動の代わりに、 $ source ~/.zshrc でも内容を反映することが可能です。

4. rbenvインストール環境確認

以下のコマンドを実行し、バージョンが表示されればrbenvのインストールは完了です。

$ rbenv
rbenv 1.1.2
...
...

ruby環境構築

インストールした rbenv を利用して ruby をインストールしていきます。
こちらも基本的に https://github.com/rbenv/rbenv#installing-ruby-versions にしたがって操作をします。

1. インストール可能なバージョンの確認

以下のコマンドで、インストール可能なrubyのバージョンを確認します。

$ rbenv install -l
1.8.5-p52
1.8.5-p113
1.8.5-p114
1.8.5-p115
1.8.5-p231
...
...
2.7.0
...
...

2. ruby のインストール

今回は現時点で stable (安定版)となっている2.7.0をインストールします。

$ rbenv install 2.7.0

また、全てのシェルでこのバージョンを使用したいため、global設定を行います。

$ rbenv global 2.7.0

3. ターミナルの再起動

特に手順には書いてありませんでしたが、私の環境ではターミナルの再起動を行うことで意図したバージョンのrubyを使えるようになりました。

4. rubyがインストールされたことを確認する

以下のコマンドで、rubyのバージョンを確かめます。

$ ruby --version

意図したバージョンになっていることが確認できれば、インストールは完了です。

参考

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