20190503追記
- わかりにくい表現を修正しました
- tag作成コマンドのバリエーションを一つ増やしました
追記ここまで
gitのtag関連のコマンドです。
tagとは
リポジトリのある時点(コミット)に印(わかりやすい名前)をつけることができます。
リリース毎にtagをきる、といった形で使われます。
tag関連コマンド
tagを作成する(軽量版のタグ)
軽量版のタグは、単にコミットに別名をつけるようなものです。
別名以外の情報を持ちません。
$ git tag <タグ名> # 現在のブランチの最新のコミットに対してtagを作成
$ git tag <タグ名> <ブランチ名> # 指定したブランチの最後のコミットに対してtagを作成
$ git tag <タグ名> <コミット> # 指定したコミットに対してtagを作成
tagを作成する(注釈付きのタグ)
注釈付きのタグは、タグを付けた人の名前や、メールアドレス、作成日時、メッセージなどを情報として持つことができます。
$ git tag -a <タグ名> # エディタが表示されメッセージを編集することができる
$ git tag -a <タグ名> -m <メッセージ> # メッセージもコマンド内で付けられる
tagの情報を表示
tagの情報は以下のコマンドで表示することができます。
$ git show <タグ名>
tagを削除する
$ git tag -d <タグ名>
tagの一覧を表示する
アルファベット順に表示されます。
$ git tag
tagをリネームする
編集したいタグと同じ時点に別なタグを作成する⇒もとのタグを削除する、という流れで作成します。
$ git tag <新しくつけたいタグ名> <編集したいタグ名>
#EX)
$ git tag newTag oldTag # oldTagと同じコミットにnewTagというタグが新しくできる
$ git tag -d oldTag # もともと存在したタグを削除する
tagの作成をリモートに反映
$ git push <リモートリポジトリ> <タグ名> # 指定したタグを指定したリモートリポジトリに反映
$ git push <リモートリポジトリ> --tags # ローカルのすべてのタグを反映
tagの削除をリモートに反映
$ git push <リモートリポジトリ> :<タグ名>
gitのpushは以下のような構文です。
$ git push <リモートリポジトリ> <(ローカルの)ブランチ名など>:<(リモートの)ブランチ名など>
「:」の前に何も書かないことによって、(ブランチの場合)リモートのブランチを空のブランチで上書きする形になり、削除できます。
その他
ほかにもgitコマンド関連記事書いています。
Git初心者に役立つ「よく使うコマンド集」
Git初心者に役立つ「よく使うコマンド集」②
Git初心者に役立つ「よく使うコマンド集」③