1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

自作キーボードに手を出した話

Last updated at Posted at 2024-04-28

...

初めての自作キーボード作業を記録します。
Biaccoさんのmeishi2という基板を買いました。
基本はビルドガイド通りです。

  • 作業の概要
  • 購入品や使用した備品

といった表記で記載します。

また、他の方とは異なりそうな作業部分を
 failure:
 retry:
 arrange:
で記載します。

ビルドガイド手順に沿った作業(1/3)必要なパーツ

その他に利用した道具などは、これ以降の文中に登場します。
今回のために新規購入したものは値段も併記しておきます。

PXL_20240307_060756276.jpg

arrange:側面をコーティング

  • ICマットテープ ゴールド

ジェルネイルの技術でコーティングしています。手法は割愛します。
PXL_20240307_061155886.jpg
20240307_155737-COLLAGE~2.jpg

arrange:ProMicroのUSBコネクタ部分を捥げない様に補強

エポキシ接着剤などで補強する方法がポピュラーそうな気はしますが、
以前知人と「レジンやジェルネイルなどで固定したらどうなるのか」という話題が出ていたので
ジェルネイルで補強コーティングしてみました。

  • ジェルネイルトップコート
  • LEDライト

PXL_20240307_075315552.jpg
PXL_20240312_115840493.jpg

塗りやすく、塗り跡も目立たなくていいかなと思いますが、補強力に関してはあまり当てにしていません。

結論としては、おすすめはしません。

failure:Remapを用いてFarmwareを書き込む

  • MacBook Pro (14インチ, 2021) macOS:Sonoma 14.4.1
  • ピンセット
  • Type-C to Type-C ケーブル
  • micro usb type-c 変換アダプタ 192JPY
  • RSTとGNDをピンセットなどで同時に触って通電させます。(リセットボタンの代わり)
  • ビルドガイドを参考に Remap meishi2 カタログページ でFarmwareを書き込みます

はんだ付け後にProMicroが不良品だったために泣くという悲劇を防ぐことができる話を見かけ、今回、Farmwareの書き込みを先にTryしました。

PXL_20240411_031835792.jpg
スクリーンショット 2024-04-11 12.20.46.png

タイムアウトの表示からなんとなく失敗した気配は理解しましたが、初めてのことなのでよくわかりません。
ビルドガイドの手順に戻ることとしました。

※後述 retry:Remapを用いてFarmwareを書き込むで解決しました。

ビルドガイド手順に沿った作業(2/3)組み立て

  • 背の低い順に半田付けします
    ・ダイオード
    ・タクトスイッチ
    ・ProMicro
    ・キースイッチ

  • ラジオペンチ

ダイオードを事前に曲げておいたものと、

  • 黒刃カッター
  • マスキングテープ

の2点を持参し、
遊舎工房さんの工作室で以下のものをお借りしました。(作業目安40〜45分)1000JPY
※本来は2時間2000JPYを基本料金に設定されているため、2000JPYかかります。

  • はんだごて(FX-600)
  • こて台 633-01
  • はんだ
  • はんだ吸い取り線
  • ニッパー

arrange:ProMicroを取り外し可能にする

  • 12pinソケット 85*2JPY
  • 12pinソケットにProMicro付属のピンヘッダーの短い方を隙間がない様に差し込み、半田付けしていきます
    このとき、meishi2-12pinソケット-12pinピンヘッダー-ProMicroの順になっています

PXL_20240413_030224663~2.jpg

Primer79ビルドガイド を見ていてこの方法に気づいたのですが、高さができてしまうのでこちらの記事(コンスルーピンヘッダの代わりを探して) を参考に、高さを削ってみてもいいかもしれません。

コンスルーが手に入る場合はコンスルーでいいと思います…

ビルドガイド手順に沿った作業(3/3)ファームウェア書き込み

ダウンロードボタンが出ず、PullRequestもめんどくさかったので、下調べした時に手に入れていたファイルで代用しました。meishi2用だったかすら定かでは無いファイルだったのですが、後から調べてみたところ、VIAについて調べていた時に保存していた、別の基板用のファイルでした。

  • QMK Toolbox v.0.2.2 をインストール
    https://github.com/qmk/qmk_toolbox/releases/
  • 保存したdefaultFirmwareのhexファイルとATmega32u4を選択し
    キーボードを繋いでリセットボタンを押し、QMK ToolboxのFLASHボタンを押します。

スクリーンショット 2024-04-12 20.52.03.png

ビルドガイドを見ると初期設定は”Ctrl+z, Ctrl+x, Ctrl+c, Ctrl+v”だそうですが、
macbookで試しに入力してみると”z, x, , ”の反応で、後ろ2つは反応なし。
(これは私が違う基板のファームウェアを入れているので、正しく動いていない状態です。)
キーボード自体が反応していることは確認できたのでそのまま作業を続けます。

スクリーンショット 2024-04-12 21.21.49.png

これらの書き込み方法は こちらの動画(基礎からわかる!自キ入門講座 第12回「ファームウェアのカスタマイズ」)がわかりやすいと思います。

完成後のいろいろ

retry:Remapを用いてFarmwareを書き込む

  • meishi2 Remap 0.22を、3 Steps to Flashの手順に従ってリトライしました
    前回はリセットボタンを押すタイミングを間違えていた様です

スクリーンショット 2024-04-14 0.24.17.png

KEY-DOWN - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17
KEY-DOWN - QMK: KC_Z Event key: z Code: KeyZ KeyCode: 90
KEY-UP - QMK: KC_Z Event key: z Code: KeyZ KeyCode: 90 in 89.000ms
KEY-UP - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17 in 103.100ms
KEY-DOWN - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17
KEY-DOWN - QMK: KC_X Event key: x Code: KeyX KeyCode: 88
KEY-UP - QMK: KC_X Event key: x Code: KeyX KeyCode: 88 in 130.500ms
KEY-UP - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17 in 142.900ms
KEY-DOWN - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17
KEY-DOWN - QMK: KC_C Event key: c Code: KeyC KeyCode: 67
KEY-UP - QMK: KC_C Event key: c Code: KeyC KeyCode: 67 in 119.600ms
KEY-UP - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17 in 133.800ms
KEY-DOWN - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17
KEY-DOWN - QMK: KC_V Event key: v Code: KeyV KeyCode: 86
KEY-UP - QMK: KC_V Event key: v Code: KeyV KeyCode: 86 in 118.200ms
KEY-UP - QMK: KC_LCTL Event key: Control Code: ControlLeft KeyCode: 17 in 134.300ms

ちなみにmacbookでCommand+Cを押すとこんな感じ

KEY-DOWN - QMK: KC_LGUI Event key: Meta Code: MetaLeft KeyCode: 91
KEY-DOWN - QMK: KC_C Event key: c Code: KeyC KeyCode: 67
KEY-UP - QMK: KC_LGUI Event key: Meta Code: MetaLeft KeyCode: 91 in 299.100ms

  • 手順(3/3)同様にQMK Configuratorでキーマップを変更し、完了しました

今後の追記予定

  • retry:はんだ跡を綺麗にする
  • arrange:ソケットをホットスワップ化する(欲しいパーツが手に入れば…)
  • arrange:ケースを用意する
1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?