話題のTypeSafe AIの意思決定に特化したAIモデル "Jev" に映画のカテゴリーを分類させてみました。
カテゴリーを分類するためのソースデータは私の個人ブログに20年間書き溜めた映画の感想文です。感想の中に「SF」とか「恋の物語」といったそのものズバリのキーワードを書いてある場合もあるのですが、話題の生成AIで、どの程度推測が当たるかやってってみました。
ブログから抜き出した映画の感想はこんな感じです。tDiaryを使っているためブログデータから映画の感想だけを抽出してJSON化するのはあっという間でした。
[
{
"Date": "20260102",
"Title": "ひとつの机、ふたつの制服",
"Body": "1990年代の台北が舞台。名門高校の夜間部に通う女の子が主人公。受験に失敗したコンプレックス、母親への反発、セレブリティーへの憧れと劣等感、将来への期待と不安。青春の甘酸っぱさを煮詰めたような物語。私自身も1980年代、全日制(昼間部)と定時制(夜間部)が同居する都立高校に通っていて、映画にも登場したような全日制の生徒と定時制の生徒の軋轢も経験しました。大学も2部(夜間部)がある都内の私立大学で、所属した天文部(天文研)では1部の学生も2部の学生も関係なく混じって活動していたので懐かしく感じました。これから大人になる人、すでに大人になった人、永遠に大人になり切れない人にお勧めできる素敵な作品でした。"
},
{
"Date": "20260112",
"Title": "Black Box Diaries",
"Body": "上田映劇(トラゥム・ライゼ)で鑑賞しました。\n\n伊藤詩織さんの一人称の視点で描かれたドキュメンタリー作品。性暴力の被害者に対して世間がいかに冷淡で情け容赦がないことを思い知らされた映像でした。そして警察や司法、ときにマスメディアも加担して被害者に対して二重、三重の加害を繰り返す姿にやり切れなさを感じました。\n\n上映の後に、伊藤詩織監督による舞台挨拶がありました。日本国内での上映に関して、今もなお批判やバッシングがあることについても触れられました。関係者の了解を取って応援をもらって公開する方がもっともっともっと多くの人に映画を届けることができる手段だったのかもしれないと私も思いました。ただ、当事者である、被害者である伊藤さんにそこまでの責務を負わせることがフェアーであるのか?今なお伊藤さんに対する誹謗中傷が飛び交う中で一方にだけ完璧な対応を求めることの理不尽を感じました。"
},
{
"Date": "20260117",
"Title": "ストレイト・ストーリー",
"Body": "上田映劇(トラゥム・ライゼ)で 4Kリマスター版 をリバイバル上映していたので見に行ってきました。最近はこの \"4Kリマスター\" や \"4Kレストア\" といった再上映が多いですね。2000年に日本初回公開されたときは、長野県から日比谷のミニシアターまで出かけて鑑賞した覚えがあります。当時、デイヴィッド・リンチ監督のカルト的人気を知って見に行ったのですが、外連味(けれんみ)のない真っ直ぐな物語に良い意味で裏切られた覚えがあります。あれから25年、今年1月にデイヴィッド・リンチ監督の訃報が届き感傷的な気分になりましたが、在りし日のアメリカの田舎の頑固おじいちゃんがとても素敵でした。無礼な若者が主人公のおじいさんに「歳をとってくそったれなことは?」と投げつけた質問に対する返事が「若いときの自分を覚えていること」というのは皮肉が効いていて、あらためてクスっとしました。"
},
{
"Date": "20260222",
"Title": "ツーリストファミリー",
"Body": "映画の冒頭、「不法移民を推奨も容認もしません」というテロップが流れますが、国と国の政治的、社会的な軋轢には直接触れず、人と人の温かな交流を描いたハートウォーミングな作品でした。スリランカの経済破綻に見切りをつけて隣国インドに密入国した四人家族が主人公。長男はいつもスマホの音楽を一人イヤホンで聴いているイマドキの若者ですが、お父さんはお人好しの正直者、お母さんはおしゃべり好きのお節介焼き、弟は口から先に生まれたようなヤンチャ坊主。そんな家族が密入国がバレてはいけない異国で近所付き合いを広げて巻き起こす幸せな奇跡でした。物語の中で仕事探しに行き詰まった父親が「根を断ち切って国を出たんだ」と口にする場面があります。これだけ人好きのする家族だから、故郷の知人や親戚との関係を全て断ち切って異国の地に移り住むという決断は大変なんだろうと苦しくなりました。もっとも長男が故郷に残した結婚を約束していた恋人が、あっさりと次の幸せを掴んでいたエピソードで全て回収されてしまいましたが…😅排外主義、国籍差別が吹き荒れる昨今ですが、人は交わることで変わっていけるし、変わっていくことは不安も伴うけれどもワクワクも待っている。そんなポジティブな気持ちにさせてくれる映画でした。😀"
},
{
"Date": "20260320",
"Title": "プロジェクト・ヘイル・メアリー",
"Body": "人類の危機を回避しようと奮闘する人々の活躍を描いたSFスペクタクル作品。政府や軍、エリート層への皮肉を交えつつ、しかし根底は性善説に根差した人類讃歌でした。適度に知的好奇心を満たしてくれる科学的設定に、映画を観ていて飽きさせないサスペンスを加え、最後に感動を誘うファンタジーをまぶして、絶妙な塩梅のエンターテインメント映画でした。人類を危機から救うために片道切符の宇宙船に乗せられた元生物学者の中学校教師の主人公がミッションの末に辿り着く思いもよらぬ結末。\"人間到る所青山あり\"映画の結末に共感できたので、私はこの映画に満点をつけます。💯"
},
{
"Date": "20260503",
"Title": "打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?",
"Body": "上田映劇で『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を観てきました。ファミコンやJリーグ、セーラームーンといった当時の社会現象もノスタルジーを誘うキーワードになりましたね。当時、オムニバスドラマの一番組としてテレビで見たときの衝撃が蘇りました。そしてREMEDIOS作曲の音楽、REMEDIOS(麗美)が歌う\"Forever Friends\"は色褪せることなく素敵でした。"
},
{
"Date": "20260529",
"Title": "ザッケン!",
"Body": "顧問教師の定年退職で廃部になった雑草研究部の復活にひたむきに取り組む高校生のお話。昭和感溢れる熱血野球部員に対しても、令和のYouTuber高校生に対しても全方位に肯定する優しい作品でした。自分の好きなものを大切にしている人は、他人の好きなものも大切にできる、そんな物語でした。上田映劇での上映後には上村奈帆監督と雑草監修ののんさんによる舞台挨拶がありました。舞台挨拶では映画の撮影期間に合わせて雑草監修ののんさんが旬の雑草を自ら調達して映画に登場する天ぷらやクッキーを作ったエピソードをお話いただきました。登場人物はちょっと漫画的なぶっ飛んだキャラクターなのですが、主役の雑草がフィクションの物語に説得力を与えているのだと納得しました。"
},
{
"Date": "20260613",
"Title": "箱の中の羊",
"Body": "是枝裕和監督の最新作を14日のTOHOシネマズデイで見てきました。7歳の息子を亡くした夫婦のもとに息子にそっくりのヒューマノイドがやってくるお話です。綾瀬はるかさんが演じる建築士は周囲の森や木の建材といった自然を生かした空間でありながら、どこか無機質で冷たさを感じる自宅を仕事場にしています。その建築士の仕事はスタイリッシュでスマートな生き方の体現であるように見えます。しかし野呂佳代さんと角田晃広さんが演じる注文住宅の施主の要望に真摯に正面から向き合う中で人間らしい非合理性や矛盾が浮き彫りになっていくところが面白かったです。映画の冒頭のUNIQLOのCMに登場するような澄まし顔の綾瀬はるかさんと夫や母親と衝突する中で広島弁丸出しの喜怒哀楽がダダ漏れになる綾瀬はるかさんが違和感なく同居している演技が素敵だなと見ていて思いました。義理と人情と感性と直感だけでは、この高度に文明が発達した社会を渡っていくには難しく、しかし、論理と合理性だけで進む道を選んでいては虚しい。そんな難しい時代を生きる私たちに何かのヒントを与えてくれるのかな?とちょっぴり希望が残された結末でした。"
},
{
"Date": "20260704",
"Title": "時をかける少女 4K リバイバル上映",
"Body": "上田映劇で細田守監督版『時をかける少女』4K リバイバル上映を見てきました。20年前に東京の単館系映画館で見て以来、私もそれなりに変わっているはずなのですが感想はブレない素敵な作品でした。私の記憶の方が映画に上書きされて、高校時代への郷愁が強化されているかもしれません。私が通った高校はテニスコートを2面取ったら一杯の狭い敷地だったし、校舎に渡り廊下はなかったし、敢えて共通点を探しても山のような提出ノートを運んでいたことと昼食に惣菜パンを食べていたことくらいですが、共通点はないはずなのに映画を見るたびに共感しています。上映後に主人公の真琴の同級生、功介を演じた板倉光隆さんを迎えた舞台挨拶がありました。『サマーウォーズ』にも板倉さんが陣内家の一員として登場されているのは知っていたのですが、あらためてのオーディションで選ばれたとは驚きました。しかし『時をかける少女』で主役の真琴を演じた仲里依紗さんの「由美さん」と夫婦の設定だから狙ったと思います。😅上田映劇のお客さんはいつも比較的年齢層が高いのですが、この日は高校生くらいのお客さんもちらほらいて嬉しかったです。七月は『サマーウォーズ』の無料上映会もあるし、さまざまな世代の人に上田映劇の素敵な空間で色々な映画を見てほしいですね。👍"
},
{
"Date": "20260725",
"Title": "偶然と想像",
"Body": "上田映劇で濱⼝⻯介監督の短編オムニバス作品『偶然と想像』を涼みがてら見てきました。古川琴音さんが演じる主人公と親友のタクシーの車中でのたわいのない恋ばなし。大学教授に仕掛けたハニートラップが思わぬ方向に転がっていく物語。数十年ぶりに再開した高校時代の親友との記憶のすれ違い。どれも偶然を起点に展開していく物語でした。この偶然をどう解釈するのか?今の必然をどう飲み込んでいくのか?経験と想像を豊かにしていくことで現実って意外に映画より面白いのかな?と思わせてくれる映画でした。 😅去年の12月に上田東高校の近くに開店した \"BUGER KING\" に行ってきました。価格帯は他のハンバーガーチェーン店よりお高めでしたが、肉感にあふれてずっしりとした食べ応えでした。店内も駐車場も広々していて、ちょっとした時間潰しにはいいなと思いました。"
},
{
"Date": "20260726",
"Title": "急に具合が悪くなる",
"Body": "濱口竜介監督の最新作。やはりどうしても見たくなり車を1時間走らせて長野県山形村のシネコンまで足を延ばしてきました。原作は哲学者の宮野真生子さんと文化人類学者の磯野真穂さんの往復書簡。映画では日本人の舞台演出家とフランス人の高齢者介護施設のマネージャーの会話劇に置き換えられています。会話劇を単調にしないために、パリの川べり、中世を思わせる洋館と中庭、京都の街中から離れた寂村、と舞台を移動しながら物語が進みます。映画の感想はまだ一言も出てきません。感想が湧いてくるのは一週間後か、一ヶ月後か、一年後か、…。長塚京三さんが演じる劇中劇は圧巻でした。映像作品として徹底的に計算し尽くされたプロットのはずですが即興にしか見えない演出と演技に引き込まれました。"
},
{
"Date": "20260801",
"Title": "ヌーヴェルヴァーグ勝手にしやがれ",
"Body": "映画の日で一般 1,300円。 『ヌーヴェルヴァーグ』と『勝手にしやがれ』を続けて映画館で鑑賞しました。写真は『ヌーヴェルヴァーグ』の入場者特典のマッチと上田映劇手帳。そして上田映劇の床です。😅2025年米仏合作、2026年7月日本公開の『ヌーヴェルヴァーグ』。若き28歳のジャン=リュック・ゴダールが初めて長編作品を監督した『勝手にしやがれ』の製作の舞台裏を描いたフィクション。映画の中で描かれるゴダールは控えめに言ってろくでなし。友人でも仕事仲間でも彼のような人物が一人混じっていたら大変な目に遭わされる人物だけれども、映画が監督一人では作れないことだけは知っています。そんなゴダールが俳優を煽てて、カメラマンのチャレンジ精神を擽り、時にプロデューサと大喧嘩して撮影現場から遠ざけて撮影の邪魔をさせないようにします。稀代の智略家か? 天性のペテン師なのか? どこか「勝手にしやがれ」に登場する主人公の自動車窃盗常習犯と重なるキャラクターとして描かれていました。\n\n\n\n\n盗んだ高級自動車を乗り回して金持ちを気取るフランス男と「私、記者になって輝きたいの!」と上昇気流に乗りたい若いアメリカ人女性のカップル。この恋はどう転んでも上手くいきそうにはないし感情移入もできないのだけれど…\n事前に予習した成果ではありますが、カメラがブレることなど気にせずに俳優の至近距離からアップで撮影した構図がかっこいいし、アフレコで吹き込まれたセリフのテンポ感が心地よい。極彩色の鮮明な画像よりも薄暗い部屋の中で撮影されたモノクロームのフィルムのほうが味わいがある。そんな映画通ぶることができる感想が次々に湧き出る作品でした。"
},
{
"Date": "20260921",
"Title": "ルックバック",
"Body": "青春や友情の後悔のようなエモいストーリーかと思っていたら、人の業を描いた作品でした。『業火ごうか』といったおどろおどろしい言葉もありますが、それとは対極の無機質で単結晶の業ごう、人の行為、人の営みを淡々と白鳥の北帰行を撮るようにスクリーンに映し出していました。創作に対する情熱ではなく創作という行為そのものにピントを合わせた物語は刹那な高揚感はありませんがエンドロールの後に長く濃い余韻が残る作品でした。台風25号は自転車並みのゆっくりした速度で日本列島に接近したため、この日も雨。朝風呂目指して戸倉上山田温泉の万葉超音波温泉へ。敷地内に古いJR車両が展示されているちょっと面白い温泉です。映画を見て書店を見て家電量販店やアウトドアショップを見て回っただけですがイオンモール須坂で1万歩を超えました。同じようなことを考えた人は多かったようでショッピングモールの中は家族連れやその他で大混雑でした。"
}
]
カテゴリー分けのルールは次の通りです。私の独断と偏見による分類ですが、私の感想はおおよそこの分類のどこかに当てはまっているはずです。そんなつもりで映画を見て感想を書いているので。ホラーがないのは私がホラー映画を見ないからです。
{
"cinema_category": {
"type": "choice",
"instructions": "bodyに記載されている感想だけを読んで映画作品のカテゴリーを選びなさい。",
"criteria": {
"Mistery": "ミステリー、推理",
"Suspence": "サスペンス、ハラハラドキドキ",
"SF": "SF、サイエンスフィクション、空想科学",
"Romance": "ラブストーリー、恋愛、ロマンス",
"Comedy": "コメディー、喜劇",
"Teen film": "青春もの、成長物語",
"Non-Fiction": "ノンフィクション、ドキュメンタリー",
"misc": "上記のいずれのカテゴリにも明確に当てはまらないもの"
}
}
}
ループを回して一件一件、映画の感想から判定させたPythonのスクリプトが次の通りです。typesafe SDKをインストールして呼び出す方法を取りました。
import csv
import json
import sys
from pathlib import Path
from typesafe_sdk import Choice, TypeSafeClient
BASE_DIR = Path(__file__).parent
def load_questions(path: str | Path = BASE_DIR / "questions.json") -> dict[str, Choice]:
with Path(path).open(encoding="utf-8") as question_file:
definitions = json.load(question_file)
questions = {}
for name, definition in definitions.items():
if definition["type"] != "choice":
raise ValueError(f"Unsupported question type for {name}: {definition['type']}")
questions[name] = Choice(
criteria=definition["criteria"],
instructions=definition.get("instructions"),
)
return questions
def load_entries(path: str | Path = BASE_DIR / "cinema-entries.json") -> list[dict[str, str]]:
with Path(path).open(encoding="utf-8") as entry_file:
return json.load(entry_file)
def main() -> None:
client = TypeSafeClient()
questions = load_questions()
entries = load_entries()
writer = csv.writer(sys.stdout)
writer.writerow(["title", "category"])
for entry in entries:
body = entry["Body"].strip()
if not body:
continue
response = client.system_one(state=body, questions=questions)
category = response.choices["cinema_category"].choice
writer.writerow([entry["Title"], category])
if __name__ == "__main__":
main()
そして Jev が吐き出した映画の分類がこんな感じです。
ひとつの机、ふたつの制服,Teen film
Black Box Diaries,Non-Fiction
ストレイト・ストーリー,misc
ツーリストファミリー,Comedy
プロジェクト・ヘイル・メアリー,SF
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?,Teen film
ザッケン!,Teen film
箱の中の羊,SF
時をかける少女 4K リバイバル上映,Teen film
偶然と想像,misc
急に具合が悪くなる,misc
ヌーヴェルヴァーグ勝手にしやがれ,misc
ルックバック,misc
かなり当たっていると思われます。 miscで分類不能になった作品は映画をみた本人も「はて?」といった内容だったのでこんなものだと思います。
私の映画の好みが "Teen film (青春映画)" に偏っていることが可視化されて、ちょっと恥ずかしい結果になりました。![]()