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第2章「マーケッターとUIUXの電撃採用」

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Last updated at Posted at 2026-06-03

第2章「マーケッターとUIUXの電撃採用」― プロンプトで専門家のペルソナを与えると何が変わるか

この記事は、個人開発サービス CheckMe(checkme.run) の開発物語です。

問題:アクセスはあるのに「何をすべきか」が分からない

公開直後、アクセスはポツポツ来ていた。でも何をすべきか、何が刺さっているか、全くわからなかった。Nginxのアクセスログはある。でもそれが「何を意味するか」を読み解く視点がなかった。

解決策:LLMにペルソナを与える

「世界補正クラスのトップマーケッター」 というペルソナをプロンプトで定義した。

あなたはWebサービスのグロースを専門とするトップマーケッターです。
以下のNginxアクセスログを分析し、
- ユーザーの課題仮説
- 今すぐ強化すべき機能
- 優先度の根拠
を提示してください。

[Nginxアクセスログ貼り付け]

普通のChatAIに「ログ分析して」と投げるのと、ペルソナを明確に定義して投げるのは全く違う。後者は「このキーワードで来ているユーザーは受験前の切迫感を持っている。今すぐここにフォーカスすべき」という判断付きの提案が返ってくる。

UIUXディレクターの採用

マーケッターが「何を作るか」を定義した後、UIUXトップディレクターを採用した。

彼女の診断結果(抜粋):

問題点 修正方針
入力フォームが不親切 h1直下にシーン別即実行カードを配置
ローディングアニメーションがない 送信後は必ずスピナーを出す
フォームが常時展開されている <details>タグで折りたたむ
1ページ離脱が多い 関連ツールへの動線(チップUI)を追加

これらは技術の話ではない。設計の話だ。 技術的に実装可能かどうかを考えるより先に、「ユーザー体験として正しいか」を定義できる人(ペルソナ)が必要だった。

ペルソナ設計の実践的ポイント

LLMにペルソナを与えるときに効果的だったこと:

  1. 役職・専門性を具体的に定義する(「マーケッター」より「グロースハック専門のトップマーケッター」)
  2. コンテキストを全部渡す(ログ・URL・ターゲット層・現在の状況)
  3. アウトプット形式を指定する(優先度付きリスト、根拠付き)
  4. 同じセッションに複数ペルソナを呼ばない(役割が混ざる)

この章のエンジニア向けポイント

  • LLMのペルソナ設計は「どんな専門家に相談したいか」をそのまま定義すれば良い
  • データ(ログ)を渡して「意味の解釈」をさせるのが一番コスパが良い
  • UIUXとロジック実装は分業できる。先にUIUXを固めてから実装するだけで品質が上がる

次章では、テストコードゼロ・STGなしのままで本番が崩壊した夜の話になる。

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