タイトルですが、どこで句読点を入れるべきか悩んだのですが最終的にはどこにも入れないほうが一番良さそうという結論に至りました。
それでは本題に入ります。
新人さんとかの話を聞いてると、
「よく、『わからないことがあったら聞いてください』って言われるけど何がわからないのかわからないんだよね〜」
「それな〜!!」
「「あっはっは!!」」
っていうことめっちゃ聞きます。
新人さんと言いましたが僕も新しい案件についたときに、
「わからないことがあったらなんでも聞いてください。といっても何がわからないのかがわからない状態とは思いますけど^^:」
というふうに言われます。
「なにがわからないのかがわからない」というのは誰しも経験があることだと思います。もちろん僕もありました。人一倍あった自信すらあります。プロ級です。
つまり「なにがわからないのかがわからない」という状態は多くの現場で起こり得てることだと思います。
とはいえ僕はあまり「なにがわからないのかがわからない」という状態は好ましくないと思ってます。
この状態って当事者としてはすごく辛いですよね。鬱にもなりますよ。
「なにがわからないのかがわからない」という状態がダメだ!っていうわけではなくて、「できればそんな状態誰しもなりたくないよね。」っていう意図でこの記事を書いてます。
それはそうなんだけどじゃあどうしてそういう状態になってしまうのか。そしてどうすればそうならないのかについて今日は僕なりに書いてみたいと思った次第です。
そしてこれは、「何がわからないのかがわからない本人」宛だけではなく、新人を受け入れてる先輩方に対してのメッセージでもあります。
よく、
- スキルが足りない
- 経験が浅い
- プロジェクトの全体像がわかっていない(これがわかるとなんとかなるケースは多いのですが)
- 用語が難しすぎる
いろいろ挙がると思いますが、どれも違うと思います。もっと誰でも 「これさえわかれば」 というのがあります。
結論:「自分がその職場で『何をすればいいか』がわかっていない」
これに尽きると思います。
つまり、自分がなぜそこにいるのかがわかっていない。ということです。
究極、それがわかれば「何がわからないのかがわからない」という状態は脱却できます。
そしてそれがわかるための質問はこうです。
「わたしは、ここでなにをすればいいですか」
あるいは、
「わたしに期待してることはなんですか」
前者は新人向け、後者はそれ以外です。
※新人とは。というツッコミはありそうですが、それは自身の判断におまかせします。
- 「 周りの人と同じことをしてくれ」と言われたら
- 周りの人に、「なにをしてるんですか」と聞けばOK
- 「○○をやってくれ」と言われたら
- 「 やりかたがわからないので教えて下さい」と聞けばOK(わかるなら聞くまでもない)
- 「『DX』」を進めてほしい」と言われたら
- 「そもそも何が課題でDXをしたいのか」を聞く
- 「そもそもDXってなんですか」と聞く
こんな具合でなんとかなるはずです。
つまり
なにがわからないのかがわからなくて困ってる人は「自分はここで何をすればいいのか聞く」
そういう不幸な人を生みたくない人は「きちんとその人に期待してることを示す(説明する)」
かなと思います。
今日言いたいのは、
- 新しく参画した人→自分がなにをすべきなのかを聞く
- 既存の人→相手に何をしてほしいのか、期待してることはなにかをきちんと伝える
です。
この問題、突き詰めていくと「既存の人」が「何がわからないのかがわからない人は、何がわかればわからないことがわかるのか」を真剣に考えることが大事なんだと思います。
ただ、「何がわからないのかわからない」っていう仲間がたくさんいるからといって平然と「なにがわからないのかがわからないしww」って言う人は僕は苦手です。
当然、「『何がわからないかがわからない』っていう部下がいて困るよ」っていう上司っぽい人はもっと苦手です。