はじめに 🙋
最近「Jiffcy(ジフシー)」ってアプリ、見聞きしませんか?📲
2023年リリースの「テキスト通話アプリ」です。Z世代・α世代を中心にぐんぐん伸びています。
特徴はシンプルです。
- 電話みたいに相手を呼び出す
- 応答があったらテキストでリアルタイムに会話する
この独特なUXが話題を呼んでいます。
話題性もかなりのものです。
- 日経トレンディ「未来をつくるスタートアップ大賞2024」大賞受賞
- シリーズAで豪華VC陣から資金調達
- SNSやメディアで「LINEを脅かす存在」「次世代のコミュニケーションインフラ」と評される
というわけで本記事では、公開情報だけをベースに整理してみました🔍
- 公式サイト
- プレスリリース
- 投資家インタビュー
- 報道記事
整理する項目はこちらです。
- Jiffcyの特徴
- 成長の軌跡
- ビジネスモデル
- 開発体制
- 競合状況
そのうえで「本当に次のLINEやInstagramになれるのか?」を考察します。
なお、非公開の技術スタックなど推測でしか語れない部分は断定を避けます。ソースが確認できる事実ベースで構成しています。
Jiffcyとは何か 🏢
Jiffcyは、株式会社Jiffcy(旧社名:株式会社穴熊、英語社名:Anaguma Inc.)が開発・運営するコミュニケーションアプリです。
- 設立:2018年1月26日
- 代表取締役CEO:西村成城氏
- 本社:東京都新宿区
- 2025年9月1日:「株式会社穴熊」から「株式会社Jiffcy」へ社名変更
CEOの西村氏について、わかっている事実はこちらです。
- 大学在学中から独学でプログラミングを学ぶ
- 学生時代から数々の自社サービスを立ち上げる
- 学生向け情報集約サービス、家政婦マッチング、クラウドファンディングなど複数事業に挑戦
- いずれも撤退を経験
- コロナ禍の「友人と気軽に話せない孤独感」がJiffcy着想のきっかけ
西村氏自身がnoteで振り返っているとおり、Jiffcyに至るまでの道のりは失敗の連続だったそうです😅
最初のプロトタイプについても、興味深い事実があります。
- ノーコードツールを使用
- 制作期間はわずか3日間
そこから開発体制を整えて、正式リリースに至りました。
リリースの経緯 📅
- 2023年4月:完全招待制のリアルタイムトークアプリとしてリリース(iOS版のみ)
- 2024年7月:招待制を終了し、一般公開スタート
- 2025年7月30日:Android版を公開(基本機能のみ、グループ機能は未実装)
- 2026年3月12日:Android版にグループテキスト通話機能を追加
一般公開までは招待コード制でした。この「限定感」が、初期の口コミ拡散に一役買った可能性があります。
アプリの特徴 ✨
Jiffcyが他のメッセージングアプリと一線を画す最大の特徴。それが「テキスト通話」というコンセプトです。
- 呼び出し型のUX📞:電話みたいに相手を呼び出す。相手が応答して初めてトークルームが開く。LINEのようにいつでもメッセージを送れるわけではない
- リアルタイム文字表示⌨️:入力中の文字が1文字ずつ、変換前の段階からリアルタイムで相手の画面に表示される。特許取得済み。STARTUP DBの企業情報によれば特許出願件数は3件
- 既読機能がない👀❌:LINEにある「既読」表示が存在しない。相手がオンラインであることを前提にリアルタイムでやり取りするので、既読スルー・未読スルーのストレスが生まれにくい
- トーク履歴が残らない🫥:通話が終了すると会話内容は保存されない
- グループDots(写真機能)📸:仲の良いグループで1日1枚自撮りを送り合うと自動でコラージュが生成される。純粋なテキスト通話とは違い、Instagramやyopeに近い「写真共有」の要素を取り入れたアップデート
- AIチャット相手「Jiffcy Bot」🤖:登録案内や、会話相手がいないときの話し相手としてAIボットが用意されている
想定されている利用シーンはこちらです。
- 電車内
- 図書館
- 深夜
いずれも「声を出しづらい状況」です。
ユーザー層についても、報道からわかることがあります。
- 90%以上が学生
- Z世代・α世代の女性ユーザーに支持
言葉だけだとイメージしづらいので、一般的なチャットアプリ(LINEなど)との違いを図にしてみました👇
図:一般的なチャットの「送信ボタンを押して初めて相手に届く」モデルに対し、Jiffcyは「応答後にリアルタイム接続し、入力中の文字がそのまま見える」モデルを採用しています(公式サイト・報道の説明をもとに筆者作成)
成長の軌跡:数字で見るJiffcy 📈
公開されている定量的な成長指標を時系列で整理してみます。
| 時期 | 指標 | 出典 |
|---|---|---|
| 2024年7月一般公開〜4カ月後 | テキスト通話の発信者数が770%増加 | 弁護士ねっとコラム、New Venture Voice |
| 2025年1月時点 | トーク回数が累計1,000万回超、150カ国以上で利用 | ベンチャー.jp CEOインタビュー |
| 2025年9月1日(社名変更時点) | 直近2カ月でアクティブユーザー数が3倍に増加 | 株式会社Jiffcyプレスリリース |
| 2025年11月頃の報道 | 月間アクティブユーザー数が前年比15倍以上に増加 | 日経クロストレンド |
数字を並べるだけでも勢いが伝わりますが、グラフにするともっとわかりやすいです👇
図:各報道・プレスリリースで言及された成長率を倍率換算したもの。計測期間・対象指標(発信者数/アクティブユーザー数/MAU)が異なるため、連続した1本の推移グラフではない点にご注意ください🙏 Jiffcyは絶対的なユーザー数そのものは公表していません。
App Storeの評価にも注目です。
- 評価:4.8
- レビュー数:1万件超
Jiffcy自身の採用ページ(Wantedly)で紹介されている数字です。ユーザー満足度もかなり高そうです。
サービス開始からのマイルストーンも時系列でまとめてみました👇
図:公式発表・報道をもとにした主要イベントのタイムライン
受賞・メディア掲載歴もなかなか豪華です🏆
- 日経トレンディ「未来をつくるスタートアップ大賞2024」大賞受賞
- 日経トレンディ「2025年ヒット商品ベスト30」選出
- 「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'25/第31回AMD Award」優秀賞受賞
- 日経BP『未来をつくる100の技術』2026年最新版に選出
これだけ見ると伝わってくることがあります。単なる若年層の一過性バズではありません。業界内でもちゃんと評価されているプロダクトです。
ビジネスモデルと資金調達 💰
資金調達
Jiffcyの資金調達の歴史はこちらです。
- シード期:サイバーエージェント・キャピタル、ジェネシア・ベンチャーズなどから出資
- 2025年7月:シリーズAラウンドの資金調達完了を発表
シリーズAの引受先は、そうそうたる顔ぶれです。
- 朝日メディアラボベンチャーズ
- NTTドコモ・ベンチャーズ
- サイバーエージェント・キャピタル
- サムライインキュベート
- Genesia Venture Fund3号投資事業有限責任組合
- スタートアップファクトリー1号投資事業有限責任組合
- W ventures投資事業有限責任組合
- DBJキャピタル
- 南都キャピタルパートナーズ
- ビッグブル
- みずほキャピタル
気になるポイントが2つあります👀
- 調達金額は非公表。ただし11もの投資主体が参画
- 通信キャリア系VC(NTTドコモ・ベンチャーズ)も参画。通信インフラとの連携可能性も
会社概要ページによると、2025年9月1日時点の資本金は1億円です。
調達資金の使い道はこちらです。
- Android版のリリース
- 法人向けソリューションの開発
- 海外展開の強化
- マーケティング施策の実行
- 開発・組織体制の拡充
CEOの西村氏は「IPOを見据えた次の資金調達も計画中」と発言しています。けっこう本気で上場を目指しているようです。
収益化の状況
とはいえ正直なところ、明確な収益化手段を示す公開情報は見当たりません。
- 広告:確認できず
- 課金:確認できず
- サブスクリプション:確認できず
アプリは基本無料です。通話料もかからず、データ通信料のみで利用できます。
手がかりになる発言もあります。
- 2023年インタビュー:CEO西村氏「ビジネス版のリリースも検討」
- シリーズAの資金使途:法人向け(B2B)ソリューションの開発が明記
つまり今は、VC資金でユーザー基盤の拡大を優先するグロースフェーズ。マネタイズは今後の宿題、というのが実情に近そうです。
実はこれ、西村氏が過去に何度も直面してきた「収益化の壁」でもあります💦
- 家政婦マッチングサービス:決済を経由しない直接契約が横行し、収益化に失敗
- クラウドファンディング事業:手数料徴収の倫理性に悩んで撤退
氏自身が過去のnoteでかなり赤裸々に語っている内容です。Jiffcyがこの壁をどう乗り越えるのか。今後の重要な観察ポイントになりそうです。
開発体制について 👩💻
Jiffcyの技術スタック(使用言語・フレームワーク・インフラ構成など)について、具体的に公開されている一次情報は見つけられませんでした🙏 わかっている事実は以下の通りです。
- 創業初期のプロトタイプはノーコードツールを使って3日間で作られた
- STARTUP DBの企業データベースによれば従業員数は約10名(2026年4月時点の情報更新)
- 経営陣にはCTOとして飯島靖成氏、COOとして小嶋佳那恵氏の名前が確認できる
- 特許出願は3件(リアルタイム文字表示の仕組みを含むとみられる)
- シリーズAの資金使途に「開発・組織体制の拡充」が明記。エンジニア採用を継続的に実施中(Wantedly等の採用ページで募集あり)
技術的にチャレンジングそうな点はこちらです。
- 1文字ずつリアルタイムに送受信する仕組み
- 通話状態を維持したままのセッション管理
ただ、具体的な実装方式(WebSocketの利用有無やサーバー構成など)を裏付ける公開情報はありません。本記事では推測での言及は控えます。技術的な詳細が気になる方は、同社の採用ページや今後のテックブログ公開を待つのが確実かなと思います。
競合・類似アプリとの比較 ⚔️
Jiffcyが属しているのは「界隈系SNS」と呼ばれる市場です。
- Z世代中心
- クローズドなコミュニケーション
背景にあるとされるのが、若年層のSNS疲れです。
- フォロワー数や「いいね」を競うオープンなSNSに疲れる
- 少人数の信頼できる友人とだけつながる場を求める
主な競合・類似アプリ
| アプリ | 特徴 | 主な指標 |
|---|---|---|
| yope(ヨープ) | 米Salo App, Inc.が2024年9月にリリース。友人グループ内で写真を共有し、AIが自動でコラージュを作成。広告なし、フォロワー/いいねなし | 2025年2月時点でMAU 220万人、DAU 80万人、DL数500万 |
| BeReal(ビーリアル) | ランダムな通知から2分以内に前後カメラで無加工写真を撮影・投稿するSNS | 2025年サイバーエージェント調査でZ世代利用率79.4%、同世代内で唯一利用率が伸びたSNS |
| whoo(フー) | 位置情報共有アプリ。Zenlyの後継的な位置づけで人気化 | 2025年調査でZ世代利用率39.9%、上世代との差は約30ポイント |
| Jiffcy | 呼び出し型のリアルタイムテキスト通話 | MAU前年比15倍以上(2025年報道)、150カ国以上で利用 |
各アプリの立ち位置を「テキスト中心⇄写真・動画中心」「オープン⇄クローズド」の2軸で整理すると、こんなイメージになります👇
図:各記事で描写されている特徴をもとに筆者が整理したポジショニングマップです。正確な統計に基づく座標ではなく、あくまで位置づけの目安としてご覧ください🙏
さらに、主要な機能面を一覧表にするとこんな感じです(○=該当、×=非該当、△=一部該当・限定的)。
| 機能・特性 | Jiffcy | LINE | yope | BeReal | whoo | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 既読機能 | × | ○ | △(DMのみ) | × | × | ー |
| 会話・投稿履歴の保存 | ×(通話終了で消える) | ○ | ○ | ○ | ○ | ー |
| フォロー/フォロワー概念 | × | △(LINE VOOM等) | ○ | ×(友人グループのみ) | ×(友人のみ) | ×(友人のみ) |
| 現在の招待制 | ×(2024年7月終了) | × | × | ○(招待制グループ) | × | × |
| 主なコンテンツ形式 | リアルタイムテキスト | テキスト全般+スタンプ等 | 写真・動画 | 写真(自動コラージュ) | 写真(無加工) | 位置情報 |
| Android対応 | ○(2025年7月〜) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 公表されている広告収益モデル | ×(非公表) | ○ | ○ | ×(非公表) | △ | ー |
※各項目は本記事で参照した公式サイト・報道記事の記述に基づく整理で、仕様は随時変更される可能性があります。
LINE・Instagramとの構造的な違い
「次のLINEやInstagramになれるか」を考えるうえで大事なこと。それは、この2つがすでに世代を超えたインフラになっているという事実だと思います。
サイバーエージェント次世代生活研究所の2025年調査(Z世代SNS利用率)から見えることはこちらです。
- LINE:Z世代85.8%、上世代85.6%。世代間ギャップほぼなし。「国民的SNS」
- YouTube:LINEと同様の傾向
- Instagram:Z世代71.6%、上世代54.6%。17.0ポイントの差あり
Instagramはより強くZ世代に支持されています。ただし、LINEほどの世代横断的な普及には至っていません。
対してJiffcyはこちらです。
- 利用者の90%以上が学生(報道ベース)
- 現時点では明確に若年層特化のプロダクト
LINEは東日本大震災を契機に既読機能を搭載しました。そこから幅広い世代のインフラとして定着していった経緯があります。この経緯と比べると、Jiffcyはまだ「特定の世代の中で急成長しているアプリ」という段階にありそうです。
ビジネスモデルの観点でも差があります。
- LINE:スタンプ、LINE Pay、広告、ミニアプリなど複合的な収益源
- Instagram:広告とクリエイターエコノミーが収益の軸
Jiffcyは前述の通り、これらに相当する収益モデルをまだ確立できていません。
将来性:ロードマップから見えること 🚀
CEOの西村氏がAndroid版リリース時のインタビューで語った今後の展望として、以下のような機能追加が予定されています(2025年8月時点のインタビュー情報)。
- 2025年下期:Android版グループ通話機能(→2026年3月12日に実現済み✅)
- テキスト入力時の感情表現を補助するスタンプ機能
- 画像・動画を用いた新機能
- 2026年:音声通話機能の追加、音声通話とテキスト通話を組み合わせたクロスコミュニケーション機能
Android版のリリースは、海外展開でも重要な意味を持つとされています。西村氏の発言のポイントはこちらです。
- 海外は日本よりAndroidユーザー比率が高い
- Google PlayはApp Storeより対応言語が多い
- Android対応がより多くの国・言語への展開を後押しする
法人向けソリューションの開発も進行中です。B2C中心のプロダクトから、B2B領域への展開も視野に入れていることがうかがえます。
課題・リスク ⚠️
ここからは、公開情報から読み取れるJiffcyの課題を正直に整理していきます。
1. マネタイズモデルの未確立
現時点でわかっていることはこちらです。
- 広告や課金など明確な収益源は確認できない
- VC資金を原資にユーザー拡大を優先するフェーズが継続中
持続的な事業として自走できるか。今後の焦点になりそうです。
2. Android版展開の遅れによる機会損失
事実関係を整理するとこちらです。
- 2023年4月リリース〜2025年7月末Android版公開まで、2年以上iOS版のみ
- CEO自身の証言:友人グループに1人でもAndroidユーザーがいると、iPhoneユーザー側も利用を避ける傾向
「みんなが使える状態」でなければ利用が広がりません。メッセージングアプリ特有のネットワーク効果の壁に直面していたことがわかります。
この間、注意喚起されていたリスクもあります。
- 非公式ダウンロードリンク
- 偽アプリによるフィッシング・ウイルス
3. トーク履歴が残らない仕様のトレードオフ
トーク履歴が残らない仕様には、メリットとデメリットの両面があります。
- メリット:プライバシー保護
- デメリット:トラブル時に会話の証拠が残らない、重要なやり取りを後から確認できない
スクールガーディアン(学校非公式サイト対策の専門サイト)の記事でも指摘があります。
- 保護者や教師にアプリの存在や使い方があまり認知されていない
- トラブルが起きても周囲が気づきにくい状況になりうる
4. 「界隈系SNS」市場における競争の激しさ
同じ「クローズドな交流」ニーズを狙うアプリが、同時多発的に台頭しています。
- yope
- BeReal
- whoo
Z��代のSNS利用には特徴があります。複数アプリを目的別に使い分ける傾向が強いんです。Jiffcyが単独で「必須アプリ」の地位を確立できるか。正直まだ不透明です。
この種の若年層向けSNSには、歴史的に指摘されている傾向もあります。トレンドの移り変わりが早いんです。一時的なブームで終わるリスクも、念頭に置いておく必要がありそうです。
5. バッテリー消費・セキュリティ面の実利用課題
実利用面での指摘もあります。
- バッテリー消費:リアルタイム接続を維持する仕様上、通常のメッセージアプリより大きい傾向(複数の解説記事で指摘)
- 個人情報:電話番号認証や連絡先同期を利用する設計。取り扱いには一定の注意が必要
考察:Jiffcyは次のLINEやInstagramになれるか 🤔
ここまで整理してきた事実を踏まえると、「次のLINEやInstagramになれるか」という問いに対しては、現時点では白黒つけがたい、というのが実態に近いと思います。
強みとして挙げられる点👍:
- 770%増、MAU15倍増という成長率は、単なる一過性のバズではなく複数の独立した報道・投資家発表で裏付けられている
- NTTドコモ・ベンチャーズ、サイバーエージェント・キャピタルなど事業会社系VCを含む11社規模のシリーズAを実施していて、業界からの評価も高い
- リアルタイム文字表示という体験は特許取得済みで、単純な模倣が難しい差別化要素になっている
- 150カ国以上で利用されているという海外展開の広がりも、国内限定のサービスとは異なるポテンシャルを感じさせる
懐疑的に見るべき点👎:
- LINEやInstagramが持つ「世代を超えた普及」には至っておらず、現状は学生中心の若年層特化サービス
- 明確な収益モデルが確認できず、VC資金への依存度が高いグロース段階にある
- 「界隈系SNS」というカテゴリ自体が競争過多かつトレンドの移り変わりが早い領域で、Jiffcy単体の優位性が長期的に持続する保証はない
- Android版展開の遅れが示すように、プラットフォーム横断的なネットワーク効果の構築には時間がかかる
LINEが国民的インフラになった背景はこちらです。
- 震災という社会的契機
- 既読機能という、当時としては革新的な安否確認ニーズへの対応
- 全世代へのなだらかな浸透
Instagramの背景もあります。
- 写真共有という普遍的なニーズ
- Facebook(現Meta)の広告プラットフォームとの統合による収益基盤の確立
Jiffcyが同じ規模のプラットフォームになるには、3つのハードルがありそうです。
- 学生層から社会人・上の世代への浸透
- 持続可能な収益モデルの確立
- Android版・海外展開を含むグローバルなネットワーク効果の構築
2026年に予定されている音声通話機能や法人向けソリューションの展開。まさにこれらの課題に対する布石と読み取れます。
現段階のJiffcyは「次世代を担う有力候補の一つ」です。ただ「次のLINE・Instagram」と断定するには、まだ時期尚早かなというのが正直な感想です。
評価を左右しそうなポイントは2つです。
- 今後1〜2年の収益化動向
- プラットフォーム横断的な普及度合い👀
まとめ 📝
- Jiffcyは2023年リリースの「テキスト通話アプリ」で、リアルタイム文字表示という特許取得済みの独自体験を武器にZ世代・α世代の間で急成長中
- シリーズAで11社規模のVCから資金調達を実施し、日経トレンディ大賞受賞など業界評価も高い
- 一方で明確な収益モデルは未確立で、Android版展開の遅れや「界隈系SNS」市場の競争激化など、成長を持続させる上での課題も少なくない
- LINE・Instagramが持つ「世代を超えたインフラ性」と「確立された収益基盤」に到達できるかどうかが、今後Jiffcyの真価が問われるポイントになりそう
最後まで読んでいただきありがとうございました🙏 Jiffcyがこの先どんな進化を遂げるのか、個人的にも注目していきたいと思います!
参考リンク一覧
- Jiffcy 公式サイト
- 株式会社穴熊、シリーズAの資金調達を実施(PR TIMES)
- 株式会社穴熊、社名を「株式会社Jiffcy」に変更(PR TIMES)
- Android版グループテキスト通話機能追加(PR TIMES)
- 【徹底解説】Jiffcy Android版ついに登場(アプリブ、CEOインタビュー)
- テキスト通話SNSアプリ「Jiffcy」が口コミで急成長(東洋経済オンライン)
- 通話とLINEのいいとこ取り?「Jiffcy」が大人にも利用が広まった理由(日経クロストレンド)
- 僕がつくって失敗したサービスのまとめ(西村成城note)
- 株式会社Jiffcy(STARTUP DB)
- Z世代が《界隈系SNS》を愛する理由(東洋経済オンライン)
- サイバーエージェント次世代生活研究所「2025年Z世代のSNS利用率」
- 今知っておきたい!中高生に人気の「Jiffcy」って何?(スクールガーディアン)



