Azureの利用料金を節約するための方法はいくつかありますが、名前が似ていたり、違いがよくわからなかったので整理してみました。
比較サマリ
| Azure予約 | 節約プラン | 容量予約(※) | スポットVM | |
|---|---|---|---|---|
| 割引率 | 中~高 | 低~中 | 割引なし | 最高 |
| 対象 | VM DB系PaaS Blobなど |
VM DB系PaaS コンテナPaaSなど |
VMのみ | VMのみ |
| コミット期間 | 1年/3年 | 1年/3年 | なし | なし |
| コミットするもの | 対象サービス、リージョン、SKU | 1時間あたりの利用量 | リージョン、可用性ゾーン、VMのサイズ | - |
| キャンセル | 条件付きで可能 | 不可 | 可能 | 可能 |
| 起動保証 | なし | なし | あり | なし |
| 利用用途 | 24/365で動作、リージョン・SKUが固定 | ほぼ常時稼働、全体で見たら常に一定の利用料がかかっている、リージョン・SKUが不定 | 絶対にVMを起動したい(高優先度VMやBCP発動時等) | VMがいきなり停止される制約を許容できてVM料金を限界まで抑えたい |
(※) オンデマンド容量予約はコストを節約する方法ではないですが、名前が似ていて勘違いしていたので整理対象に加えました。
Azure予約
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1年間か3年間のプランにコミットすることで割引が受けられる。月払い、前払いが選択できるがどちらも同じ金額になる。
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対象は仮想マシンに限らない。仮想マシン向けの予約はよく聞くリザーブドインスタンス(RI)と言われる。
予約の対象となる料金 -
対象サービス、適用スコープ、リージョン、SKUを指定して購入。適用対象のリソースは自動的に選択され、明示的に指定することはできない。適用対象が存在しなくても課金はされているので、常時起動するような用途でないと損をする。
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後述の節約プランが提供されているものは2027年2月1日以降交換できなくなる予定(交換は別の予約に変更すること)
Azure 予約交換ポリシーの変更 -
予約のキャンセルは2026年9月現在、手数料なしで可能。ただし、12か月間のローリングウィンドウにおいて 50,000米国ドルを超えることはできないという制限はある。将来的には12%の解約料が発生する可能性あり。
キャンセル、交換、払戻ポリシー -
Azure予約は利用料の割引だけであり、起動保証はない(リソース予約ではない)
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CSP契約の場合は自分で予約を購入できないので、CSPプロバイダーへ所定の申請をおこなうことになる。
節約プラン
- 1年間か3年間の時間単位あたりの利用料金をコミットすることで割引が受けられる。月払い、前払いが選択できるがどちらも同じ金額になる。
- 対象は仮想マシンに限らない。Azure Container Appsなど予約では対応していないサービスもある。
利用可能な節約プラン - 指定するものは時間単位のコミットメントのみ。対象サービスやリージョン、SKUに縛られず、指定した金額分が対象リソースに自動的に割り当てられる。超過した分は通常の従量課金となる。指定した単位時間あたりの利用料金に満たない場合は使われず損をする形になる。
- 予約と違ってキャンセルができない
- 予約と同じく課金分の起動保証がされるわけではない(リソース予約ではない)
- CSP契約の場合は自分で節約プランを購入できないので、CSPプロバイダーへ所定の申請をおこなうことになる。
オンデマンド容量予約
- 予約と名前についているが、コストを節約するためのものではなく、VMの起動を保証するためのもの。Azureリソースの一時的な枯渇でVMの起動に失敗することがあるが、それを防止するためのもの。VMの起動に対してSLAが付くようになる。
- 1年や3年といった期間の制約はない。いつでも作成、キャンセル可能。
- 対象とするリージョン、可用性ゾーン、VMのSKUを指定して容量予約を作成。
- RIや節約プランとは異なり、割り当てるVMは明示的に指定する。
- 可用性セットや近接配置グループが使えないなどの制約あり
制限事項と制約事項 - 容量予約は従量課金でずっと起動した状態の金額がかかる。RIや節約プランと組み合わせて利用料を割り引くことが可能。
スポットVM
- 利用が高騰すると問答無用で停止させられるリスクを負う代わりに8割近い割引を受けられる。強制停止しても問題ないような用途でのみ利用可能。リージョン、SKUごとに価格がリアルタイムで変動する。
- VM専用の割引プラン
- VMを作成する時にのみ指定できる。後から変更不可。
参考にしたもの
公式ドキュメント
ブログ記事等