はじめに
こんにちは、フロントエンドエンジニアのちゃったまです。
ウェブサイトのトラフィックやユーザー行動を分析するためのツールとして、Google Analytics (GA) と Google Tag Manager (GTM) が広く利用されています。
今回当方が携わっているWEBシステムで、GAとGTMの組み込み機能を拡張する予定です。
GAについてはある程度理解はあるつもりですが、GTMとの違いがいまいちよく掴めていませんでした。
そこで、それぞれの違いをAIに聞いて、備忘録的にまとめていきたいと思います。
Google Analytics (GA) とは
目的
Google Analytics (GA) は、ウェブサイトのトラフィックやユーザー行動を詳細に分析するためのツールです。GAを使用することで、ウェブサイトのパフォーマンスを理解し、改善点を見つけることができます。
主な機能
- 基本的なメトリクスの提供: ユーザー数、セッション数、ページビュー数など。
- 詳細なデータ収集: ユーザーの地理情報、デバイス情報、参照元など。
-
コンバージョン追跡: コンバージョン率やエンゲージメント指標のトラッキング。
- コンバーションとは、ウェブサイトにおける目標達成のことを指します。
具体的には、ユーザーがウェブサイト上で望ましいアクションを取ったときに「コンバージョン」が発生します。
例えば、100人がサイトを訪問し、そのうち5人が商品を購入した場合、コンバージョン率は5%になります。 - エンゲージメント指標とは、ユーザーがウェブサイトやコンテンツとどの程度関わりを持っているかを示す指標のことです。
- コンバーションとは、ウェブサイトにおける目標達成のことを指します。
- カスタムレポートの作成: 特定のユーザー行動を追跡し、カスタムレポートを作成可能。
インストール方法
GAのトラッキングコードをウェブサイトに直接埋め込みます。
例: G-XXXXXXXXXX部分にGAのトラッキングコードをセット
<!-- GA4のグローバルサイトタグ -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-XXXXXXXXXX"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
</script>
Google Tag Manager (GTM) とは
目的
Google Tag Manager (GTM) は、ウェブサイトのタグ管理を簡素化し、コードの知識がなくてもタグを管理・更新できるようにするツールです。
主な機能
-
タグの一元管理: 各種マーケティングタグ(GAタグ、広告タグ、カスタムタグなど)を一元管理。
- ウェブサイトに必要なさまざまなタグ(JavaScriptコード)を個別に管理する手間が省け、効率的な運用が可能になります。
-
トリガー設定: 特定のタイミングや条件でタグを発火させるためのトリガーを設定。
- 例えば、次のようなトリガーがあります。
- ページビュー: ユーザーが特定のページを訪れたとき。
- クリック: ユーザーが特定のリンクやボタンをクリックしたとき。
- フォーム送信: ユーザーがフォームを送信したとき。
- タイムアウト: ユーザーが特定の時間以上ページに滞在したとき。
- カスタムイベント: JavaScriptによって発火されるカスタムイベント。
- 例えば、次のようなトリガーがあります。
-
タグの追加・更新が簡単: 開発者の手を煩わせずにタグを追加・更新可能。
- 管理画面上から操作できるため、エンジニア作業が不要となる。
- デバッグモード: タグの動作確認ができるデバッグモードを提供。
インストール方法
GTMのコンテナスニペットをウェブサイトに埋め込み、管理画面からタグを設定します。
例: GTM-XXXXXX部分にコンテナIDをセット
<!-- Google Tag Manager -->
<script>(function(w,d,s,l,i){w[l]=w[l]||[];w[l].push({'gtm.start':
new Date().getTime(),event:'gtm.js'});var f=d.getElementsByTagName(s)[0],
j=d.createElement(s),dl=l!='dataLayer'?'&l='+l:'';j.async=true;j.src=
'https://www.googletagmanager.com/gtm.js?id='+i+dl;f.parentNode.insertBefore(j,f);
})(window,document,'script','dataLayer','GTM-XXXXXX');</script>
<!-- End Google Tag Manager -->
GAとGTMの主な違い
-
目的:
- GA: ウェブサイトのデータ分析に特化。
- GTM: タグの管理と実装を効率化。
-
機能:
- GA: 分析データの収集とレポート作成。
- GTM: 各種タグの一元管理と運用。
-
インストール方法:
- GA: トラッキングコードを直接埋め込む。
- GTM: コンテナスニペットを埋め込み、タグの管理をウェブベースで行う。
まとめ
GAは分析ツール、
GTMは、GAと、その他のタグ(Google Adsタグ、Facebookピクセル、LinkedInインサイトタグなど)を管理するツール。
この記事がGAとGTMの違いを理解する助けになれば幸いです。