こんばんは。
本日はタイトル通りですが、8月16日にEBSスナップショットのライフサイクルの自動化:Amazon データライフサイクルマネージャー (DLM) がリリースされたおりましたので、試してみた所感を残してみようと思います。
リリース記事
Amazon データライフサイクルマネージャーのリージョンでの拡充
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2018/08/amazon-data-lifecycle-manager-regional-expansion/
ご覧いただければおわかりいただけますが、すでに定期バックアップと世代管理を実装していらっしゃるユーザにおいては、特筆性がなく、あまり実用性のないものとなっていますが、コーディングに戸惑うユーザ様にとってはかなりありがたいサービスとなっています。
今までは CloudWatch Events やスクリプトで実装しなければならなかった仕組みを完全に GUI のみで簡易的に実装できることとなりました。
さて、ではどのように設定するかは以下の通りです。
設定項目
Description:ライフサイクルポリシーの説明
Target volumes with tags:ターゲットボリュームのタグ指定
Schedule name:スケジュール名
Create snapshots every:スナップショットの取得頻度
Snapshot creation start time:スナップショット取得開始時刻
Retention rule:保管世代数
Tag created snapshots:スナップショットへの付与タグ
IAM role:実行権限をデフォルトとカスタムのどちらで実行するか選択
Policy status after creation:スナップショット作成後のポリシーの状態を選択
早速設定完了し、実行してみました。
この結果、確かにスナップショットが取得できました。
これはかなり便利ではないかと思います。
しかしながら、タグ付けルールは一元的にしか付けられないので、AWS の機能拡張を待つなり、自身で自動タグ付けの実装をするしかないかなと感じ、
その辺りの実装をできているお客様には現段階では移行の必要はなさそうでした。
また、同時取得スナップショット数についてもEBS側の上限に依存しそうなため、最大1時間の遅延を許容して自動取得を行えるのですが、利用台数の多いユーザは、やはりその辺りの制限には注意しながら運用していく必要がありそうです。
本日はこれくらいで。