Qiitaに記事を投稿してみて、Markdown記法が気に入ったのでMarkdown記法に対応したCMSを探してみました。
色々調べたところ日本語にも対応しているGravを使ってみることにしました。
GravをUbuntu16.04にインストールしたときのまとめです。
#PHPのインストール
##apt-getでインストールできるもののインストール
apt-get install php7.0 php7.0-fpm php7.0-cli php7.0-gd php7.0-mbstring php-pear php7.0-curl php7.0-dev php7.0-opcache php7.0-xml
apt-get install php-zip
##apcu PHP extensionのインストール
peclでインストールします。
pecl install apcu
apcu.iniを/etc/php/7.0/mods-availableに作成します。
extension=apcu.so
/etc/php/7.0/fpm/conf.d/にシンボリックリンクを張ります。
ln -s /etc/php/7.0/mods-available/apcu.ini /etc/php/7.0/fpm/conf.d/20-apcu.ini
##Yaml PHP extensionのインストール
依存関係のあるlibyaml-devをapt-getで先にインストールしてから
peclでインストールします。
apt-get install libyaml-dev
pecl install yaml-2.0.0
yaml.iniを/etc/php/7.0/mods-availableに作成します。
extension=yaml.so
/etc/php/7.0/fpm/conf.d/にシンボリックリンクを張ります。
ln -s /etc/php/7.0/mods-available/yaml.ini /etc/php/7.0/fpm/conf.d/20-yaml.ini
#www.confの修正
Nginxの実行ユーザーがnginxなので該当部分を修正、アクセス権を修正します。
vi /etc/php/7.0/fpm/pool.d/www.conf
・
・
user = nginx
group = nginx
・
・
listen.owner = nginx
listen.group = nginx
listen.mode = 0660
#Composerのインストール
ComposerはPHPの依存関係マネージャです。
必要なすべてのライブラリと依存関係を解決します。
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
mv composer.phar /usr/local/bin/composer
#Nginxのインストール
標準でインストールされるNginxは少し古いので公式nginxをリポジトリに追加してインストールします。
リポジトリリストにnginx.listを追加します。
vi /etc/apt/sources.list.d/nginx.list
deb http://nginx.org/packages/ubuntu/ xenial nginx
deb-src http://nginx.org/packages/ubuntu/ xenial nginx
Nginxサイトが配布するPGPキーを追加後、Nginxをインストールします。
curl http://nginx.org/keys/nginx_signing.key | sudo apt-key add -
apt-get update
apt-get install nginx
#Gravのインストール
VirtualHostでサービスするのでディレクトリを作成します。
所有者をnginxに変更します。
※www.sample.localは実際のURLに変更してください。
mkdir -p /virtual/public/www.sample.local
chown -R nginx.nginx /virtual/public/www.sample.local
gitをインストールしてgitでGravをダウンロードします。
apt-get install git
cd /virtual/public/
git clone https://github.com/getgrav/grav.git
Gravをインストールします。
cd grav
composer install --no-dev -o
./bin/grav instal
./bin/gpm install admin
VirtualHostのディレクトリにコピーします。
cp -R grav/* www.sample.local/
Nginxの設定ファイルをコピーし、修正します。
cp webserver-configs/nginx.conf /etc/nginx/conf.d/grav-admin.conf
vi /etc/nginx/conf.d/grav-admin.conf
- #listen 80;のコメントを外します。
- rootディレクトリを修正します。
- serverを修正します。
- fastcgi_passを修正します。
server {
listen 80;
index index.html index.php;
## Begin - Server Info
root /virtual/public/www.sample.local;
server_name www.sample.local;
## End - Server Info
・
・
## Begin - PHP
location ~ \.php$ {
# Choose either a socket or TCP/IP address
fastcgi_pass unix:/var/run/php/php7.0-fpm.sock;
# fastcgi_pass 127.0.0.1:9000;
fastcgi_split_path_info ^(.+\.php)(/.+)$;
fastcgi_index index.php;
include fastcgi_params;
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root/$fastcgi_script_name;
}
## End - PHP
}
#php-fpmとNginxを再起動する。
service php7.0-fpm restart
service nginx restart
#Gravのサイトにアクセスします。
ブラウザで閲覧すると自動的にadminディレクトリに移動します。
各項目を入力してCreate Userをクリックします。
- Username → 小文字のみでユーザ名を決める
- Email → メールアドレス
- Password →パスワード(英大文字、英小文字、数字を含める)
- Confirm Password →パスワード確認
- Full name → サイトに表示される名称
- Title → 肩書
左側のメニューのユーザー(ここではサイト管理者)をクリックするとユーザー設定画面に移動します。
Languageを日本語に変更してSaveをクリックすると日本語に切り替わります。
それでは、Gravをお楽しみください。
#参考にさせて頂いたサイト
- [Qitta](http://qiita.com/Ogaaaan/items/44cd5da146e38881613b,"俺のGrav - 1.1セットアップ")
- [HostPresto](https://hostpresto.com/community/tutorials/install-and-configure-grav-cms-on-ubuntu-16-04/,"Install and Configure Grav CMS on Ubuntu 16.04")
- Qitta
- 俺にはまだ二次元がある。