AWS 認定ソリューションアーキテクト- アソシエイト(SAA)を新卒やこれからAWSを始める人でも,できるだけ合格できるような勉強法を自分が実験体となって検証してみたという話です
他にも2020年5月からAWSの資格取得で始まった『自宅受験』の感想とかを書いてみました.
よかったら覗いてみていってください !
対象となる人
- AWSの勉強したいけど,どこから手をつければいいかわからない人向け
- AWS 認定ソリューションアーキテクトを取りたい人向け
- 自宅受験に興味があるけど,手を出すのをためらっている人向け
#目次
- なぜAWSソリューションアーキテクトを受けようと考えたか
- 教材選び,実験の条件,勉強法・勉強スケジュール
- 自宅受験(ピアソンVUE [OnVue]はどうだったか)
- 感想
#1. なぜAWSソリューションアーキテクトを受けようと考えたか
僕はAWSを触り始めて1年が経ちますが,AWSを特殊な使い方?AIサービスに特化した使い方?をしていため,基礎知識が抜けている部分が多くあるだろうなと感じていました.
また,AWS自体,お金がかかるし確立した勉強法がないため,初心者にはハードルが高いサービスになっているなと感じていました.
そこで,自分が実験体となって,AWSの資格の勉強法などの検証してみて効果がでたら,
自分の役にも立つし,多くの人の助けにもなるのではないかと思ったのがきっかけです.
#2. 教材選び,実験の条件,勉強法・勉強スケジュール
2-1. Qiitaの合格・不合格記事などをほとんど全て読んだ所…
- Udemy最強説が浮上
- よし,Udemyだけで合格してみようとなる(錯乱).
- Udemyだけで合格できれば,勉強法の説得力はあがるかなという謎の使命感
- そして,自分が実験体となり,以下の条件を決めました.
2-2. 実験の条件
- 10日以内に勉強を終わらせること(長い期間勉強を行うと,サービスを使ったことで身についた効果と混ざるため)
- Udemy 縛り(ググるのはセーフ)
- 新卒のときの気分で1から勉強すること(自分が新人だと思いこむ(狂気))
- せっかくだし合格しよう
2-3. 勉強法・勉強スケジュール
10日間と決めましたが,勉強時間としては割とやったほうな気がします.
業務が終わったあと,寝落ちするまで勉強していました.
そのため,実際に初めてAWSを使う人や,時間に余裕がある人は,ゆっくりじっくり取り組んだ方がいいと思います.
勉強については,以下のUdemyの講座3つだけに絞りました.
いろいろとみてみましたが,最終的に以下のコースがいいのでは?という結論に至りました.
セールだとどれも2000円くらい.Udemyはアカウント登録時にセール行うらしいです.
Udemy講座1. AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services.手を動かしながらインフラの基礎を習得
https://www.udemy.com/course/aws-and-infra/
講座時間:13時間
検証時間:1.5倍速 (8.7時間)2日間の勉強
内容:
すごくわかりやすいです.
AWSをよく使う人からしたら簡単すぎると思われるかもしれないですが,何も知らない人はここから始めるくらいでいいと思います.
こういった基礎部分を身につけることで,他のサービスを理解する上での手助けになると思います.
また,ハンズオンと一緒に行われ,解説も丁寧にわかりやすく説明してくれるため,
例え何もしらなくても,なぜかできそうな気持ちになります.
全体的なレビューも高く,まったく触ったことのない人からのレビューも高かったです.
Udemy講座2. これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
https://www.udemy.com/course/aws-associate/
講座時間:26時間
検証時間:1.5倍速 (17.4時間)4日間の勉強
内容:
AWS SAAのためにいろいろなサービスをハンズオンで学ぶことができます.
正直,あまりわかりやすいわけではなかったですが,
ボリュームがあり,試験範囲をある程度は網羅できました.
情報量がすごく多く,あまり面白くはなかったです.
ただ,この講座で知っておいた方が良いサービスを身に付けることができたと思います.
SAAを対策するなら,これをやっておいた方が良いと思いました.
動画の最後に,模擬試験(簡単)も3回分ついています,
この範囲がでるからこういうサービスを重点的にやったほうがいいなど,SAAに特化した内容になっている所がよかったです.
レビューに『これだけでOKではない!』というコメントが多かったです.www
Udemy講座3. 【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
https://www.udemy.com/course/aws-knan/
講座時間:動画なし(6回分模擬試験)
検証時間:4日間の勉強
内容:
6回分模擬試験を受けることができるという内容です.
1回目は講座2の模擬試験とかぶっています,2~5回目は高難易度問題集.6回目は,SAA-C02版に対応したものでした.
全ての試験で初見で50〜%以上取れていれば,合格が見えてくると思います.
本番より難しいですが,本番で出ないような新しいサービスに触れられて勉強になりました.
2周しましたが,やはり1周目が大事(初見でどのくらいとれるか)です
ボリュームがあり復習がするのが結構しんどかったです.苦手な分野を講座2で復習するとよいと思います.
390問遊べる!!
しんどかったけど,これをやってよかったと本当に思います.
これらの3つの講座をしっかりやり込んでしっかり理解すれば,
AWSソリューションアーキテクトを合格できる知識を身につけることができると思います.
ただ,レビューとかにもありましたが,舐めているとガンガン試験に落ちるので,しっかりと復習が必要です.
#3. 自宅受験(ピアソンVUE [OnVue]はどうだったか)
コロナの影響もあって,2020年5月あたりからAWSの資格取得を自宅でできるようになりました.
自宅受験でも試験内容は以下の通りで同じです.
制限時間:130分
問題数:65問
試験料:16,500円(税込)
合格点:720 ~ (1000点)
まだ始まったばかりなため,自宅受験したことがある人は少ないのかなと思っています.
特に以下の3つの点で挑戦できている人が少ないのではないかなと思います.
1. OnVUEのセッティング
2. 自宅の整備
3. 試験監督とのやりとりが英語のみ
それぞれ,僕が受けた印象を話していきたいと思います.
3-1. OnVUEのセッティング
先に結論を言うと,そんなに環境設定は難しくなかったです.
自宅受験ですが,OnVUE(Pearson VUE社が提供するオンライン監督試験)で受験できます.
まず,OnVUEの環境を自分のPCに作るために,
以下の画像の3つのステップの順に進んでいき,試験準備を進めていきます.
どうやっていくかについては,以下の記事を参考にしました.
https://dev.classmethod.jp/articles/aws-exam-at-home/
基本的に,上記の記事かOnVUEの言うとおりに進んでいけば,問題なくセッティングが終わります.
強いて,つまった点を言うと,
上記の記事だと環境を作る際(試験より前)にパスポートor免許書の画像を送信する必要があるように見えますが,実際は**試験直前(上の画像の3番目)**に言われた通りに写真をとるということくらいです(勘違いしたのは自分だけかもしれないです).
あと,補足として,
一般的な受験の『会場指定』の方は,当日とかの受験はできなかったのですが,
今回紹介した**『自宅受験』**であれば,当日受験とかもできました.
ただ,当日の場合は,試験候補日時をだされたあと,すぐ埋まったり,
時間をおいてリロードしたら,また候補日時が更新されたりと,割とスピード勝負でした.
いかにクレジットカード情報を速く入力するかみたいな勝負になっていました.
僕の場合は,当日夜の9時くらいから受けました.30分前からチェックインできます.
チェックインするときに,パスポートor免許書を写真で撮り,受験部屋の4方向の写真をとり,送信しました.
3-2. 自宅の整備
結論:部屋が綺麗であれば大体大丈夫!!
(※もちろん,手の届く範囲に電子機器があったりしてはいけないです)
正面にテレビとかがありましたが,全然大丈夫でした.
3-3. 試験監督とのやりとりが英語のみ
結構英語でしゃべらないといけないのかな?と思っていましたが,
だいたいはチャットでやりとりして,マイクテストの時に『Can you hear me?』とか聞かれたくらいでした.
チャットでは『腕見せて』とか,『カメラをデスクに向けて』ぐらいで,やりとりはほとんどありませんでした.
試験中に話しかけられることもなく,無事終了して合格しました.
3-4.自宅受験の感想
セッティングやら英語でしかやりとりできないやら,
いろいろ大変そうだなと思っていましたが,
とりあえず何事も挑戦ということでやってみたら,意外と簡単に受けられました.
実際に自宅で受験してみて,明らかに自宅の方が楽だなーという印象を受けたので
今後も使えるなら使いたいと思いました.
ちょっと迷っている人も挑戦してみてもいいんじゃないかなと思います.
以上の検証の結論
-
短い期間でUdemyの勉強のみでAWSソリューションアーキテクトを合格できた.
→ Udemyの効果を検証できた.
もちろん主観も入っていると思いますし,ベストではないかもしれませんが,
上記の3講座をしっかりやっておけば,最低限の知識はを学べるかなと思いました. -
自宅受験はすばらしい
#4. 感想
最初は,『新人やAWSを基礎から学びたい人におすすめの講座がないかな?』
と思って検証していましたが,
学習していくうちに自分の力にもなっていった実感がありました.
僕はあるあるだと思っているのですが,
だんだんAWSのサービスに触れていくと(AWSに限らず),
知らなかったことが自分自身のなかで当たり前となってしまい,
その当たり前のことを共有するのが難しくなっていくものだと思っています.
だからこそ,今回は初心者になりきって(初心者の気持ちになれたかは怪しいですが),
初めから勉強し,新人やAWSを基礎から学びたい人向けの記事を共有できてよかったと思っています.
今回の記事が少しでも多くの人の助けになれば嬉しいです!