Efw Skeleton Engineは、エスコ・ジャパン株式会社が自社のフレームワーク「Efw」を利用して開発したローコードツールです。
このツールは、WEBシステムの骨組みを数種類の部品を組み合わせて簡単に構築できる特徴があります。
略称のSKE💀
骨組みの意味を表したいからSkeleton頭3文字のSKEを略称としてツール名にしたりクラス名の頭文字につけたりなどいろいろ利用した後、この略称は有名なアイドルグループに利用されているとわかって、自分はすでに流行りをしらない準年寄りだと自覚しました。
このことでGoogle検索で見つからないのではないかと心配していますが、プログラムを作り直すのも嫌なので、このままSKEの略称を利用させていただきます。※会社の営業さんはどう思うか知らないけれど。
環境を準備
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| jdk | jdk11以上。 |
| tomcat | バージョン7,8,9のいずれ。10はまだ対応していない。 |
| DB | postgreSql9.3以上。SQLServer2022以上。Oracle 21c以上。MySQL 9.2以上。 |
GitHubからwarファイル
上記SKEのリポジトリのリリースページからwarファイルをダウンロードします。

warファイルをリネーム
ダウンロードされたske.warをそのまま利用してもよいですが、アプリ名でリネームしたほうがよろしいです。
# myApp.warの場合、以下のURLになる
http://localhost:8080/myApp/
warファイルを配備
warファイルを直接tomcat/webappsフォルダにいれるか、「Tomcat Webアプリケーションマネージャ」ページでアップロードするか、配備方法はどちらでも大丈夫です。

DBとメールを設定
配置後、webappsにアプリフォルダが自動的に作成されます。
アプリフォルダ/META-INF/context.xmlを開いて、DBとメールを設定します。

詳細内容について、以下の記事をご参考ください。
ご利用のDBアカウントはテーブル作成権限を持つようにしてください。
ライセンスを登録
以下のURLにて、トライアルライセンスを作ります。

システム名、コピーライトと送信メールを登録し送信ボタンを押して、以下のメールを受信します。

ライセンスキーをコピーして、アプリフォルダ/WEB-INF/classes/efw.propertiesに登録します。

再起動
上記の準備ができたらtomcatを再起動します。
アプリフォルダ/WEB-INF/efw/storageフォルダが作成されて、その中に多数のフォルダとファイルが配置されています。これらはローコード開発の設定情報なので、これからの開発とともに適時にバックアップしてください。

| 項目 | 説明 |
|---|---|
| attach | 添付ファイルフォルダ。 |
| menu | メニュー定義フォルダ。 |
| repositories | リポジトリ定義フォルダ。 |
| roles | ロール定義フォルダ。 |
| templates | 出力Excelテンプレートフォルダ。 |
| upload | アップロードファイルフォルダ。 |
リポジトリ定義フォルダには自動的にUSER.jsファイルが作成されます。これはユーザリポジトリの定義ファイルです。該当定義ファイルに設定されたDDLにより接続するデータベースに自動的にユーザマスタが作成されて、adminユーザも登録されています。

初回ログイン
ユーザの初期パスワードはユーザIDと同じです。admin/adminでログインして、パスワード変更のガイダンスにより新しいパスワードを登録します。


メインメニューの右上の歯車アイコンで開発用の管理者メニュー画面が表示できます。

以上、環境構築は完了です。

