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PHPで簡易なログイン機能の実装方法

Last updated at Posted at 2019-02-20

#何をするか
PHPでログイン機能を実装する。
(簡易的なもの)
なお、本記事はmysqlを使用している。
また、ローカル環境内で使用するために
$link= mysqli_connect("localhost","root","root","app")
としている。
memberappは今回の作業ファイルの名前である。

#注意点
なお、今回はパスワードなどのセキュリティについては考えていないため、本格的な実装をする際には注意が必要である。
あくまでも、「こんなことができる」レベルだと思ってください。

今回使用している環境は、PHP7です。

#実行手順
1.Eメールとパスワードの入力フォーム、「登録」ボタンの設置
2.データが入力されているかどうかのチェック
3.メールアドレスがすでに使用されているかのチェック
4.重複がなければユーザー登録をする
5.ユーザー登録に成功しました、というメッセージを表示する

#1.登録ボタンの設置

まずはHTMLに以下を記述する。

<form method="post">
  <p>メールアドレスを入力してください</p>
  <input name="email" type="text" placeholder="Eメール">
  <p>パスワードを入力してください</p>
  <input name="password" type="text" placeholder="パスワード">
  <input type="submit" value="登録する!">
</form>

するとこのような画面になる。

#2.データが入力されているかどうかのチェック

次は、PHPでの記述となる。

  if(array_key_exists('email', $_POST) OR array_key_exists('password',$_POST)){
    if($_POST['email'] == ''){
      echo "Eメールアドレスを入力してください";
    }elseif($_POST['password'] == ''){
      echo "パスワードを入力してください";
    }
  }

array_key_exists()の部分で、指定したキーまたは文字が配列にあるかどうかを調べている。

今回の場合、
'email'というキーが$_POST すなわち このフォームによって送信されたものに存在するかどうか、を調べていることになる。

※参考資料
http://php.net/manual/ja/function.array-key-exists.php

#3.メールアドレスがすでに使用されているかのチェック

else{
      $query = "SELECT `id` FROM `users` WHERE email ='".mysqli_real_escape_string($link,$_POST['email'])."'";
      $result = mysqli_query($link,$query);
    }

mysqli_real_escape_stringは、SQLで使用する特殊文字を回避するために使用している。

*参考資料
http://php.net/manual/ja/mysqli.real-escape-string.php

つまり、先ほどのコードとつなぎ合わせると、以下のようになる。

  if(array_key_exists('email', $_POST) OR array_key_exists('password',$_POST)){
    if($_POST['email'] == ''){
      echo "Eメールアドレスを入力してください";
    }elseif($_POST['password'] == ''){
      echo "パスワードを入力してください";
    }else{
      $query = "SELECT `id` FROM `users` WHERE email ='".mysqli_real_escape_string($link,$_POST['email'])."'";
      $result = mysqli_query($link,$query);
    }
  }

#4.重複がなければユーザー登録をする

まずは重複がある場合のエラー文を作る。


if(mysqli_num_rows($result) > 0){
        echo "そのメールアドレスは既に使用されています";
      }

mysqli_num_rows リザルトの結果を返すことになる。

*参考資料
http://php.net/manual/ja/mysqli-result.num-rows.php

この場合、3番でチェックしたもの(つまり$result)が1つでもあれば
「そのメールアドレスは既に使用されています」というエラー文を出している。

次に、重複がなかった場合(つまりユーザー登録ができる場合)の記述をする。

else {
        $query = "INSERT INTO `users` (`email`,`password`) VALUES
        ('".mysqli_real_escape_string($link,$_POST['email'])."','".mysqli_real_escape_string($link,$_POST['password'])."')";

INSERT INTOでユーザーテーブルに追加する旨を記述する。

その際に、VALUEには mysqli_real_escape_string()としたemailとpasswordを追加すると記述する。

#5.ユーザー登録に成功しました、というメッセージを表示する

if(mysqli_query($link,$query)){
   echo "おめでとうございます、登録されました";
} else {
   echo "登録に失敗しました";
  }

無事、登録の成否次第で文を表示するようにした。

#完成ソースコード

<?php
  $link=
  mysqli_connect("localhost","root","root","app");

  if(array_key_exists('email', $_POST) OR array_key_exists('password',$_POST)){
    if($_POST['email'] == ''){
      echo "Eメールアドレスを入力してください";
    }elseif($_POST['password'] == ''){
      echo "パスワードを入力してください";
    }else{
      $query = "SELECT `id` FROM `users` WHERE email ='".mysqli_real_escape_string($link,$_POST['email'])."'";
      $result = mysqli_query($link,$query);
      $query = "SET GLOBAL sql_mode=NO_ENGINE_SUBSTITUTION";
      mysqli_query($link,$query);
      if(mysqli_num_rows($result) > 0){
        echo "そのメールアドレスは既に使用されています";
      }else {
        $query = "INSERT INTO `users` (`email`,`password`) VALUES
        ('".mysqli_real_escape_string($link,$_POST['email'])."','".mysqli_real_escape_string($link,$_POST['password'])."')";
        if(mysqli_query($link,$query)){
          echo "おめでとうございます、登録されました";
        } else {
          echo "登録に失敗しました";
        }
      }
    }
  }

?>

<form method="post">
  <p>メールアドレスを入力してください</p>
  <input name="email" type="text" placeholder="Eメール">
  <p>パスワードを入力してください</p>
  <input name="password" type="text" placeholder="パスワード">
  <input type="submit" value="登録する!">
</form>

(もし、INSERTがうまくいかず、登録に失敗しました となる場合)
$query = "SET GLOBAL sql_mode=NO_ENGINE_SUBSTITUTION";

mysqli_query($link,$query)
をINSERT文の前に記述してください

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