Dockerfileを作成するときのコマンド

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説明
Dockerfileを作成するときによく使うDocker instructionについて解説します。

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FROMについて・・・

Dockerfile

FROM <docker image>
#exaple
FROM ubuntu:latest

　Dockerイメージを作成するときに、元にするDockerイメージを指定します。
　例では、ubuntuのlatest（最新版）のDockerイメージを元にするように指定しています。

　DockerfileはFROMから始めるようにします。

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RUNについて・・・

Dockerfile

RUN <command>
#example
FROM ubuntu:latest
RUN mkdir sample_folder

　RUNの後にを指定することで、そのを実行できます。
　例では、Dockerコンテナ作成時にsample_folderという名前のフォルダを作成します。

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COPYについて・・・

Dockerfile

COPY　<src> <dest>
#example
FROM ubuntu:latest
RUN mkdir new_dir
COPY sample.txt /new_dir

　ローカルに存在するファイルをDockerコンテナにコピーしたいときに使用します。
　
　例では、ubuntuのosを作成し、"new_dir"という名前のフォルダを作成します。
　その後、ローカルにあるsample.txtファイルをDockerコンテナのnew_dirフォルダ内にコピーするためにCOPYを使用しています。
　COPYを使用することで、ローカルにあるsample.txtファイルと全くおなじsample.txtファイルがDockerコンテナ内のnew_dirフォルダ内に作成されます。

＊COPYはフォルダもコピーできます。

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ADDについて

Dockerfile

ADD <src> <dest>
#example
FROM ubuntu:latest
ADD sample.tar /

　tarの圧縮ファイルをコピーして解凍したいときに使用します。
　サイズの大きなファイルをDockerコンテナに追加したいときに使います。
　COPYととても似ていますが、ファイルサイズによって使い分けます。

例では、sample.tarファイルをroot直下にコピーして解凍するように指定しています。

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CMDについて

Dockerfile

CMD ["command","引数", ...]
#example
FROM ubuntu:latest
CMD ["ls", "--help"]

　CMDはDockerコンテナ作成時に実行するコマンドを指定することができます。

　例では、lsコマンドをhelpオプションで指定しています。

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ENVについて

Dockerfile

ENV <key> <value>
#example
FROM ubuntu:latest
ENV sample_key value
ENV sample_key1=value1

ENVはDockerコンテナ内で使える環境変数を指定することができます。

例では、sample_keyという環境変数にvalueという値を割り当てています。

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WORKDIRについて

Dockerfile

WORKDIR <絶対path>
#example
FROM ubuntu:latest
RUN mkdir new_dir
WORKDIR /new_dir
RUN touch new_file

Docker instruction(RUNやCOPYなど)の実行ディレクトリを変更することができる

例では、new_dirというフォルダを作成し、WORKDIRでnew_dirフォルダでRUN touch new_fileが実行されるようにしています。
つまりnew_dirフォルダ内にnew_fileファイルを作成しています。