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脳内将棋トレーニングアプリを作った話

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はじめに

脳内将棋盤を鍛えるアプリを Android アプリで作りました。以下でリリースしています。


脳内将棋盤とは

頭の中に将棋盤を思い浮かべて、その盤の上で駒を自由自在に動かせるような状態を、脳内将棋盤があるとよく呼ばれています(ここら辺は色々定義がありそう)。
対局中、盤面を見ながら指すのは当然ですが、強くなるには「盤を見ないで数手先を読む」力が必要です。

  • 読みの深さ:何手先まで正確に計算できるか
  • 局面の保持:駒の配置を頭の中で正確に維持する
  • 候補手の探索:有望な手を素早く絞り込む

プロ棋士はこれを極限まで鍛えていますが、アマチュアでも意識的に訓練することで棋力向上が見込めます。


作ろうと思ったきっかけ

私自身、将棋ウォーズで五段として指していますが、それでも脳内将棋盤をうまく描けず苦労することがあります。読みを入れているつもりでも、頭の中の盤面がぼやけて正確な局面を保持できない——この悩みは初心者のころからずっと続いています。

「頭の中に将棋盤を浮かべる」「棋譜で読みを鍛える」といった練習方法は知っていても、手軽にトレーニングできるツールがなかなか見つかりませんでした。棋力に関わらず多くの人が同じ壁にぶつかっているはずで、どの棋力層でも脳内将棋盤を楽に作れるようになってほしい——そんな思いからアプリを作ることにしました。


アプリの概要

脳内将棋トレーニング は、以下の機能を持つシンプルなトレーニングアプリです。

機能 内容
局面提示 テキスト(KIF/CSA形式)で問題を出題
脳内回答 盤面を表示せず、頭の中で手を考える
答え合わせ 回答後に盤面と正解手を表示
記録 正解率・回答時間を記録

開発で工夫したこと

アプリ化の難しさと解決策

まず考えたのが「そもそも盤が見えないのにどうアプリにするんだ」という問題です。盤面を出したら脳内将棋にならないし、何も見せなかったら問題にならない。

いろいろ考えて、マルバツ形式 に落ち着きました。棋譜を手順だけ読み上げて、「この局面は合ってる?」と正誤を答えさせるシンプルな作りです(まだ工夫の余地はたくさんあると思っています)。

クイズの出題方式

たとえば5手目まで棋譜を進めたとき、2手目・3手目の局面や最終局面を正解・不正解の選択肢として提示します。

途中の局面を出題に含めたのには2つの意図があります。

  • 読みを戻す力を鍛える:対局中も「さっきの局面はどうだったか」と頭の中で局面を巻き戻す力は重要で、それを同時に鍛えられる
  • 問題の難度を上げる:最終局面だけだと単純になりすぎるため、途中局面を混ぜることで難しくなる

棋譜について

問題に使う棋譜は、将棋 AI 同士の対局サイト floodgate の棋譜を使用しています(管理者の方に許可をとりました)。


今後の展望

レーティングを導入できないかなと思っています。あとクイズだけじゃなくてもっと実践的に目隠し将棋で対局できたりしたら面白そうだと思っています。あと UI も改善したいです。


おわりに

「見ないで読む」という地味な訓練ですが、継続することで確実に棋力が上がると信じています。同じ課題を感じている将棋ファンに使ってもらえたら嬉しいです。ぜひアプリをダウンロードしてみてください!

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