はじめに
この記事はこれからAWS Certified Solutions Architect – Associateを受験しようとされている方、受験するために情報収集をされている方に向けて、私が勉強を始めて合格するまでの体験を書いたものです。
AWSのハンズオンなど実践的なスキルを身に付けること以上に「合格すること」に重きを置いた対策となっています。
「AWSの主要サービスについて知りたい」「Cloud Practitionerに受かったから次もチャレンジしたい」という方にオススメの記事です!
AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)とは
AWSの資格は(2023/06/18現在)12種類あり、AWS Certified Solutions Architect – AssociateはASSOCIATEに分類されます。
AWS の知識とスキルを証明し、AWS クラウドのプロフェッショナルとしての信頼性を構築するロールベースの認定です。クラウドおよび/または豊富なオンプレミスでの IT 経験があることが望ましいです。
とAWS認定のサイトにもありますので、初心者向けというよりは実務経験が求められるような資格であることが分かります。
とはいえ、実務経験がなくても「自宅で無料でできるレベルのハンズオン」と「過去問対策」を行えば十分合格できます。
↓AWS Certified Solutions Architect – Associateの立ち位置(AWS認定からの引用)
FOUNDATIONAL
- Cloud Practitioner ← 筆者取得済み
ASSOCIATE
- Solutions Architect(Associate)← 現在地
- SysOps Administrator
- Developer
プロフェッショナル
- Solutions Architect(Professional)
- DevOps Engineer
専門知識
- Security
- Database
- Machine Learning
- Advanced Networking
- Data Analytics
- SAP on AWS
1000満点中720点獲得できれば合格となります。
参考サイト:AWS 認定受験者に役立つ情報と関連ポリシー
筆者のITスキルについて
私がAWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)にチャレンジしたのは入社5か月目です。入社3か月目でAWS Certified Cloud Practitionerに合格(体験談はこちら)したので、このままの勢いでとった方が今後楽だと考えて受験を決意しました。
AWS Certified Cloud Practitioner受験時にハンズオンはほぼやらなかったため、クラウドの知識はあるものの動かすことはできない状態でした。
- クラウドに触った経験若干あり(チュートリアル程度)
- クラウド資格 AWS Certified Cloud Practitionerのみ
- 実務経験なし
勉強方法
合計で45時間ほど勉強しました。
移動時間など平日の空いた時間に知識系の部分を勉強し、土日にまとまった時間でハンズオンなどを実施するようにしていと思います。
使用教材(学習した順番で書いてあります。)
Udemyは有料の学習コンテンツですが、解説や過去問が充実しています。タイムセールで安くなっているときなどあるので、そこを狙って申し込んでみてください。
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Udemy① これだけでOK!AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト試験突破講座
⇒ハンズオンをすべて実施しました。知識系については、最後についている演習テスト2つと小テストを90%程度とれるまで繰り返しました。 -
Udemy② 【SAA-C03】 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集
⇒正答率が90%程度になるまでやりました。
受験について
※こちらはAWS Cloud Practitioner(CLF-C01)と同じ内容です。
勉強を満足いくまでやったら、AWS認定からサインインして受験を申し込みました。
テストセンターで受けるか、オンライン受験をするか選べるのですが、テストセンターで受験する方が圧倒的にオススメです!!
理由1.PCや通信環境を心配しなくていい
⇒会社のPCで受験しようとしたのですが、セキュリティの観点からオンライン受験用のソフトウェアが起動できなかったり、通信環境が周辺工事の影響で乱れてうまくテストに接続できないなどトラブルが多発しました。
接続テストの事前準備が不要ですし、当日の環境への不安もないので私はテストセンター受験派です。
理由2.オンライン受験の方が試験拘束時間が長い
オンライン受験の方が移動しなくていいし楽でしょと最初は思っていましたが、オンライン受験の際は受験前にPC周りや部屋のチェックが入ります。
机の上のものを全部どかしたり、部屋を片付ける時間が事前に必要になってきますし、受験する際に受験時間の約40分前くらいにはチェックインし、試験官によるチェックを待たなければなりません。
その点、テストセンター受験は試験時間10分前までに行けばよいだけなので受験直前まで勉強ができます。
受験した感想
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試験について
Certified Cloud Practitionerよりも出る範囲は狭いものの、2倍くらい深い知識が求められたと思います。主要サービスについては細かいところまで問われました。Udemyの問題と同じような問題はほぼ出ませんでしたが、見たことない問題が多いというよりは、ユースケースの内容が変わっていても結局問われていることはUdemyの問題と同じ、という感覚でした。 -
受験して良かったこと
AWSの主要なサービスについての理解を深めることができるので、AWSの他のひとのブログやプロダクトを見た際にどこで何をやっているのかが分かるようになりました。また、ハンズオンをすることで、実際のUIやサービスの具体的な仕様を理解できたと思います。
SAAはCertified Cloud Practitionerと比較して難しいと言われることが多く(実際難易度は上がります)敬遠されがちな印象がありますが、基本的なハンズオンを実施して、コツコツ過去問を解けば実務経験がなくても合格することができました。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございます!
Certified Solutions Architect – Associateを持っていると、「AWSが分かる人なんだな」と思われるようになり、勉強方法やAWSのサービス自体について周囲から聞かれることが増えました。
少し専門性がついた気がして、自分に自信を持てるようになったと思います。
IT初心者の方でもコツコツ頑張ればSAAに合格できるので、この記事がご参考になっていたら嬉しいです。